2017-02-23(Thu)
安倍晋三記念小学校事件 : そもそもゴミは本当に埋まっていたのか
安倍晋三小学校こと 森友学園・瑞穂の國小學院のホームページから、なんと、名誉校長が削除されてしまったらしい。
いきなり削除では、安倍昭恵名誉校長がお気の毒なので、ありし日の姿をここにもう一度掲示しておきたい。

さて、今日のテーマは、そもそも かの土地に大量のゴミは埋まっていたのか。
毎度おなじみ「よどきかく」さんの年表によると、飛行機の騒音対策で、彼の地に建っていた住宅が買収・解体されて更地になっていったのは1990年代だという。もちろん、事業主体は国交省航空局であろう。
1990年と言えば、産業廃棄物に関するマニフェスト制度ができた年だ。義務化されたのは98年であるが、国の事業なのだから かの地での解体処分には当然1990年からマニフェスト制度は実行されていたはずだ。
マニフェスト制度というのは、家の解体処分などの産業廃棄物を、正規の処分場に処理したことを確認するための制度だ。
だいたい こんな風な流れになっている。

したがって、彼の地に建っていた住宅の解体ゴミを、その場に埋めていたと言うことは、まずアリエナイ。
莫大な税金を投入した買収・解体事業だったと言う意味でも、そんなところで誤魔化していたということは考えにくい。
だいたい、一斉に解体したわけではなく虫食い状に解体したのだから、そんな家一軒分の小さい区画の中でごっつい穴を掘って埋めるなんてできるわけがない。
まあその上で、もし万が一、当時の国交省の役人が、解体した家を一軒分づつ丸ごと全部その場に埋めていたらどうなるか。
木造住宅のおおよその重量は、総二階建てで0.6トン/㎡ と言われている。
8770㎡の敷地の60%に総二階の家が建ち並んでいたとすると、8770㎡x60%x0.6トン=3157トン ということになる
では、航空局が撤去に8億2千万円かかると見積もった埋設物の量は何トンかというと、1万9500トンだ。
差し引き 1万6000トンのゴミは、一体どこから持ってきたのか???
誰かが国有地に、これだけ大量のゴミを不法投棄したのか?
重機を持ってきて不法ゴミを埋め続けるのを、航空局は黙っていたのか?
いくらなんでも、そんなことはアリエナイ。
■
それでもなお、1万歩譲って 1万9500トンが埋まっていたとしよう。
ゴミは比重がそんなに重くないから、容積にするとだいたい倍くらいになる。
つまり、1万9500トンは 4万立方メートルほどになる。
航空局いわく、この4万立方メートルが、5190㎡に埋まっていたというのである。
ということは、小学生でもわかる問題だが、隅から隅まで、隙間なく埋まっていたとして、深さ7.7メートルである。
こんな状態が深さ7.7mまで続いているというのだ。

なんぼなんでも、1990年代以降の日本の住宅街で、これはないだろう。
以上
・そもそも マニフェスト制度もあり、国の事業で解体ゴミを埋めているわけがない
・埋めたくても一軒ずつ大穴掘って埋めるのは相当困難
・万が一解体ゴミを全部埋めていても、3000トン程度で ぜんぜん少ない
・どっかから持ってきて埋めていたとすると 豊中の街中に夢の島状態
ということで、航空局の見積もりよりは、桁違いに少ないゴミしか埋まっていなかったと考えられる。
ではなぜ 1万9500トンなど見積もったのか。
それは、土地値を1億3400万に 辻褄合わせさせるためだ。
この不正土地取引の主犯は、籠池総裁というよりは、財務省や国交省であり、そんなバレたら自分の老後がフイになるようなことに役人が手を染めたのは、バックに安倍晋三がついているから大丈夫という思い込みであろうし、そう思い込ませたのは、日本会議という組織や、安倍昭恵名誉校長の存在だ。
籠池総裁は、今や安倍晋三に捨てられ、安倍昭恵にも見捨てられてホームページからも削除を余儀なくされ、盟友・稲田朋美にも表彰取り消すとか言われ、維新の松井にも学校認可しないかもとにおわされ、財務省からも国交省からも切り捨てられ、日本会議からまで一種の絶縁宣言を出され、全ての悪を背負って一人で地獄へ突き落とされようとしている。
お国のためと思って、園児虐待だけでなく自分の子どもを自殺に追い込んでまで尽くしてきたのに、ちょっと悪だくみがバレたら、こうやって使い捨てである。
自業自得ではあるけれども、その陰で逃げおおせた巨悪がほくそ笑んでいることを思うと、籠池総裁が可哀相にすらなってくる。
生徒もほとんど集まっていないようで、この騒ぎで辞退する人も多くなるだろうし、瑞穂の國小學院は認可されずに没るのだろう。
しかし、そんな幕引きで終わらせてはいけない。
<追記>
今朝(24日)のモーニングショーで 籠池総裁から業者に処分を依頼したのが3500トン。うち場外に搬出処分したのが2500トンという報道があった。
おそらくこれは、ゴミだけでなく通常の土の処分も含まれている。この記事で私が書いた「建っていた住宅の解体ゴミが全部で約3000トン」というのとは、中身が違う。
土の処分は、建物を建てる時に必ず必要になる。そんなものまで税金で面倒を見る=値引きする必要はない。せいぜい、土だけの処分費と、ゴミ混じり土の処分費の差額 が正当な根引きの対象であり、8億どころか、多くても数千万だろう。
また、処分業者がこうした聞き取りに正直に答えているということは、やはり業者側と籠池総裁はうまくいっていない、もしかしたら私の見立て通り支払いがなされていない、ということも考えられる。


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いきなり削除では、安倍昭恵名誉校長がお気の毒なので、ありし日の姿をここにもう一度掲示しておきたい。

さて、今日のテーマは、そもそも かの土地に大量のゴミは埋まっていたのか。
毎度おなじみ「よどきかく」さんの年表によると、飛行機の騒音対策で、彼の地に建っていた住宅が買収・解体されて更地になっていったのは1990年代だという。もちろん、事業主体は国交省航空局であろう。
1990年と言えば、産業廃棄物に関するマニフェスト制度ができた年だ。義務化されたのは98年であるが、国の事業なのだから かの地での解体処分には当然1990年からマニフェスト制度は実行されていたはずだ。
マニフェスト制度というのは、家の解体処分などの産業廃棄物を、正規の処分場に処理したことを確認するための制度だ。
だいたい こんな風な流れになっている。

したがって、彼の地に建っていた住宅の解体ゴミを、その場に埋めていたと言うことは、まずアリエナイ。
莫大な税金を投入した買収・解体事業だったと言う意味でも、そんなところで誤魔化していたということは考えにくい。
だいたい、一斉に解体したわけではなく虫食い状に解体したのだから、そんな家一軒分の小さい区画の中でごっつい穴を掘って埋めるなんてできるわけがない。
まあその上で、もし万が一、当時の国交省の役人が、解体した家を一軒分づつ丸ごと全部その場に埋めていたらどうなるか。
木造住宅のおおよその重量は、総二階建てで0.6トン/㎡ と言われている。
8770㎡の敷地の60%に総二階の家が建ち並んでいたとすると、8770㎡x60%x0.6トン=3157トン ということになる
では、航空局が撤去に8億2千万円かかると見積もった埋設物の量は何トンかというと、1万9500トンだ。
差し引き 1万6000トンのゴミは、一体どこから持ってきたのか???
誰かが国有地に、これだけ大量のゴミを不法投棄したのか?
重機を持ってきて不法ゴミを埋め続けるのを、航空局は黙っていたのか?
いくらなんでも、そんなことはアリエナイ。
■
それでもなお、1万歩譲って 1万9500トンが埋まっていたとしよう。
ゴミは比重がそんなに重くないから、容積にするとだいたい倍くらいになる。
つまり、1万9500トンは 4万立方メートルほどになる。
航空局いわく、この4万立方メートルが、5190㎡に埋まっていたというのである。
ということは、小学生でもわかる問題だが、隅から隅まで、隙間なく埋まっていたとして、深さ7.7メートルである。
こんな状態が深さ7.7mまで続いているというのだ。

なんぼなんでも、1990年代以降の日本の住宅街で、これはないだろう。
以上
・そもそも マニフェスト制度もあり、国の事業で解体ゴミを埋めているわけがない
・埋めたくても一軒ずつ大穴掘って埋めるのは相当困難
・万が一解体ゴミを全部埋めていても、3000トン程度で ぜんぜん少ない
・どっかから持ってきて埋めていたとすると 豊中の街中に夢の島状態
ということで、航空局の見積もりよりは、桁違いに少ないゴミしか埋まっていなかったと考えられる。
ではなぜ 1万9500トンなど見積もったのか。
それは、土地値を1億3400万に 辻褄合わせさせるためだ。
この不正土地取引の主犯は、籠池総裁というよりは、財務省や国交省であり、そんなバレたら自分の老後がフイになるようなことに役人が手を染めたのは、バックに安倍晋三がついているから大丈夫という思い込みであろうし、そう思い込ませたのは、日本会議という組織や、安倍昭恵名誉校長の存在だ。
籠池総裁は、今や安倍晋三に捨てられ、安倍昭恵にも見捨てられてホームページからも削除を余儀なくされ、盟友・稲田朋美にも表彰取り消すとか言われ、維新の松井にも学校認可しないかもとにおわされ、財務省からも国交省からも切り捨てられ、日本会議からまで一種の絶縁宣言を出され、全ての悪を背負って一人で地獄へ突き落とされようとしている。
お国のためと思って、園児虐待だけでなく自分の子どもを自殺に追い込んでまで尽くしてきたのに、ちょっと悪だくみがバレたら、こうやって使い捨てである。
自業自得ではあるけれども、その陰で逃げおおせた巨悪がほくそ笑んでいることを思うと、籠池総裁が可哀相にすらなってくる。
生徒もほとんど集まっていないようで、この騒ぎで辞退する人も多くなるだろうし、瑞穂の國小學院は認可されずに没るのだろう。
しかし、そんな幕引きで終わらせてはいけない。
<追記>
今朝(24日)のモーニングショーで 籠池総裁から業者に処分を依頼したのが3500トン。うち場外に搬出処分したのが2500トンという報道があった。
おそらくこれは、ゴミだけでなく通常の土の処分も含まれている。この記事で私が書いた「建っていた住宅の解体ゴミが全部で約3000トン」というのとは、中身が違う。
土の処分は、建物を建てる時に必ず必要になる。そんなものまで税金で面倒を見る=値引きする必要はない。せいぜい、土だけの処分費と、ゴミ混じり土の処分費の差額 が正当な根引きの対象であり、8億どころか、多くても数千万だろう。
また、処分業者がこうした聞き取りに正直に答えているということは、やはり業者側と籠池総裁はうまくいっていない、もしかしたら私の見立て通り支払いがなされていない、ということも考えられる。


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