2017-03-14(Tue)
【森友疑獄事件】 8億円のゴミはやっぱり無い 図解その3
ずっと探していた 2009年に大阪航空局が現地を調査したという資料の断片を見ることができた。
共産党の大河原としたか氏が2/24の時点でアップしていたようだ。
ただし、説明が少ししかないので、詳しい状況はよくわからない。
書かれている範囲では、
白地 レーダー探査で3mまで異常なし
桃色 3m以深にゴミがあってもおかしくない
緑と橙と黄色 最大でも3.3m以深にゴミ無し
と理解できる。
地山というのは、埋め立てた土じゃない、もともとの地層のことであり、この書き方だと「地山」と「粘土層」を同等の意味で使っていると思われるからだ。
実際に、ゴミ混じりで埋め立てた箇所が、粘土層という密な地層になることはあり得ないので、そう理解して間違いないだろう。
これを見ただけでも、あれ、ホントにゴミなんてあるのか?と疑問に思える。
ここに、二つの図面を重ねてみる。
一つは、玉木雄一郎議員が偽造写真ではないかと暴露した、2015年3月30日の写真をとった位置である。
この図面の矢印の先を、2009年の図面に赤丸でプロットしてみたい。
さらに、この写真を元にして、2015年4月に大阪航空局が8.2億円の処分費用を算出したのだが、その時に「平面的な範囲」を示している。 この5190㎡の範囲内だけで、19500トン、8.2億のゴミがありますよ と大阪航空局は言っているわけだ。
その範囲を、茶色の枠で書き入れてみる。すると、下記のような図面ができあがる。クリックするとかなり大きくなるので、お試しいただきたい。

約2万トンのゴミというのは、少なくとも4万立方メートルほどの容積になる。
したがって、それが5190㎡にミッチリ埋まっていたとしても平均深さ7.7メートルになる。かつ、3mまでの分は、先に払った1.3億の処分費のほうに入っているから、8.2億のほうは、深さ3mから始まって、プラス7.7m。つまり、地面から見たら10.7mの深さと言うことになる。
もうこの時点で、9.9mまでのゴミという話は崩れている。
さらに、緑、橙、黄色の箇所は、2009年の調査で最大でも3.3m以深は地山だった箇所なので、ここは除かなければならない。
超能力を使って、将来試掘する箇所を予測して、ギリギリそこだけを外して埋めたのでないかぎり、芸術的にまだら模様に埋まっているとは考えられない。
となると、中央に昔の川のような絵が描いてあるあたりと、敷地の右上の端くらいしか3m以深にギッチリ埋まっている可能性がある場所はない。
どんなに大きめに見ても 対象面積の半分 つまり2600㎡というところだろう。
2600㎡の地下3m~9.9mに、19500トンのゴミを、さて、どうやって埋めるのか。
2600㎡x6.9m=17940立方メートル で19500トンと言うことは、なんと比重が1を超えている。
圧縮機で念入りに押しつぶしてから埋めたのだろうか?
そもそも、白地の箇所は、技術士などの専門家がレーダーで3mまでを探査し、異常が無いから試掘はしなくても良いだろうと判断した場所だ。
そんな場所だけに、よりによって、その場所だけに、集中的にゴミがみっっっっっちり詰まっているということが、ありうるのか?
このときのモノではないが、2013年に関西エアポートが地中埋設物の調査の入札を行った際の仕様書が公開されている
2013/06/27 大阪国際空港場外用地地下埋設物調査業務
2016年の大阪航空局の自前の見積もりような偽造写真が入り交じったいい加減なモノではない。2009年の調査はかなり信用がおけるものだと考えられる。
2009年調査の報告書が、全部公開されれば、より詳細に検証できるのだが、今のところわかるのはここまで。
それでも、19500トン 8.2億円のゴミはなかった ということは十分に証明できるはずだ。
国交省大阪航空局を、証人喚問せよ!!
■■
予定されている市民集会等
●3月14日(火) 10:30~
「売買契約書の非公開部分の公開を求める行政訴訟
大阪地裁202号にて
●3月14日(火) 16:00~豊中駅、16:40~曽根駅、17:30~庄内駅にて
野党共同街宣(ミナセン大阪主催)
もちろん木村市議もアピール
● 「瑞穂の国小学院」と「日本会議」
日時:3月19日(日)午後2時~4時
場所:豊中市立中央公民館視聴覚室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
協力金:300円
お問い合わせ:瑞穂の国小学院問題を考える市民の会
TEL/FAX 06-6844-2280


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共産党の大河原としたか氏が2/24の時点でアップしていたようだ。
#森友学園 の敷地について国交省大阪航空局作成の「平成21年度大阪国際空港豊中市場外用地(野田地区)地下構造物状況調査業務報告書(OA301)」より
— 大河原としたか (@kyoto_justice) 2017年2月24日
桃:「地山確認できず」
緑:地中3.2~3.3mで粘土層に到達
橙:地中3mまでに粘土層に到達
黄:廃材・ゴミの層は認められず pic.twitter.com/Wvy3dWaals
ただし、説明が少ししかないので、詳しい状況はよくわからない。
書かれている範囲では、
白地 レーダー探査で3mまで異常なし
桃色 3m以深にゴミがあってもおかしくない
緑と橙と黄色 最大でも3.3m以深にゴミ無し
と理解できる。
地山というのは、埋め立てた土じゃない、もともとの地層のことであり、この書き方だと「地山」と「粘土層」を同等の意味で使っていると思われるからだ。
実際に、ゴミ混じりで埋め立てた箇所が、粘土層という密な地層になることはあり得ないので、そう理解して間違いないだろう。
これを見ただけでも、あれ、ホントにゴミなんてあるのか?と疑問に思える。
ここに、二つの図面を重ねてみる。
一つは、玉木雄一郎議員が偽造写真ではないかと暴露した、2015年3月30日の写真をとった位置である。
画像解析の能力を持っている方にお願いしたいのですが、私には同じ場所を違う角度から撮った写真にしか見えません。もしそうだとしたら、国有地の8億円減額の根拠として政府から提出された資料に偽りがあることになります。 pic.twitter.com/DOounGBfXo
— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) 2017年3月11日
この図面の矢印の先を、2009年の図面に赤丸でプロットしてみたい。
さらに、この写真を元にして、2015年4月に大阪航空局が8.2億円の処分費用を算出したのだが、その時に「平面的な範囲」を示している。 この5190㎡の範囲内だけで、19500トン、8.2億のゴミがありますよ と大阪航空局は言っているわけだ。
その範囲を、茶色の枠で書き入れてみる。すると、下記のような図面ができあがる。クリックするとかなり大きくなるので、お試しいただきたい。

約2万トンのゴミというのは、少なくとも4万立方メートルほどの容積になる。
したがって、それが5190㎡にミッチリ埋まっていたとしても平均深さ7.7メートルになる。かつ、3mまでの分は、先に払った1.3億の処分費のほうに入っているから、8.2億のほうは、深さ3mから始まって、プラス7.7m。つまり、地面から見たら10.7mの深さと言うことになる。
もうこの時点で、9.9mまでのゴミという話は崩れている。
さらに、緑、橙、黄色の箇所は、2009年の調査で最大でも3.3m以深は地山だった箇所なので、ここは除かなければならない。
超能力を使って、将来試掘する箇所を予測して、ギリギリそこだけを外して埋めたのでないかぎり、芸術的にまだら模様に埋まっているとは考えられない。
となると、中央に昔の川のような絵が描いてあるあたりと、敷地の右上の端くらいしか3m以深にギッチリ埋まっている可能性がある場所はない。
どんなに大きめに見ても 対象面積の半分 つまり2600㎡というところだろう。
2600㎡の地下3m~9.9mに、19500トンのゴミを、さて、どうやって埋めるのか。
2600㎡x6.9m=17940立方メートル で19500トンと言うことは、なんと比重が1を超えている。
圧縮機で念入りに押しつぶしてから埋めたのだろうか?
そもそも、白地の箇所は、技術士などの専門家がレーダーで3mまでを探査し、異常が無いから試掘はしなくても良いだろうと判断した場所だ。
そんな場所だけに、よりによって、その場所だけに、集中的にゴミがみっっっっっちり詰まっているということが、ありうるのか?
このときのモノではないが、2013年に関西エアポートが地中埋設物の調査の入札を行った際の仕様書が公開されている
2013/06/27 大阪国際空港場外用地地下埋設物調査業務
2016年の大阪航空局の自前の見積もりような偽造写真が入り交じったいい加減なモノではない。2009年の調査はかなり信用がおけるものだと考えられる。
2009年調査の報告書が、全部公開されれば、より詳細に検証できるのだが、今のところわかるのはここまで。
それでも、19500トン 8.2億円のゴミはなかった ということは十分に証明できるはずだ。
国交省大阪航空局を、証人喚問せよ!!
■■
予定されている市民集会等
●3月14日(火) 10:30~
「売買契約書の非公開部分の公開を求める行政訴訟
大阪地裁202号にて
●3月14日(火) 16:00~豊中駅、16:40~曽根駅、17:30~庄内駅にて
野党共同街宣(ミナセン大阪主催)
もちろん木村市議もアピール
● 「瑞穂の国小学院」と「日本会議」
日時:3月19日(日)午後2時~4時
場所:豊中市立中央公民館視聴覚室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
協力金:300円
お問い合わせ:瑞穂の国小学院問題を考える市民の会
TEL/FAX 06-6844-2280


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