2017-03-28(Tue)
【森友疑獄事件】安倍晋三は嫌いだけど昭恵さんは大好きという方へ
今日はブログお休みする予定だったのだけれど、昨夜から今朝にかけて気が滅入るものを2連チャンで目にしたので、ちょっとだけ書いておく。
まずはたまたま誰かがツイートしていて知ったこれ。
一部だけを引用させてもらうが、誤解を生じないように全文を読まれることをお勧めしておく。
俺が知ってる安倍昭恵さん。
2017-03-24 てんつくマン
(冒頭略)
正直、おいらは自民党のやり方が好きじゃないので安倍さんも好きじゃない。
でも、昭恵さんはめっちゃざっくばらんで愛されキャラやった。
俺は二人が出会うセッティングの場所に遅れて行ったんやけど昭恵さんはお酒で出来上がっていた。
三宅洋平と意気投合してた。
二人とも目指しているところは同じ。
それは
『調和な世界』
(略)
僕が凄いって思ったのはお酒の飲み方で、とにかく飲む。
はじめて出会った人の前で酔うっていうのは人を信じてないと出来ないこと。
だから、俺は昭恵さんめっちゃ凄いって思った。
好きになったし尊敬した。
(以下略 引用以上)
私が三宅氏から聞いた話も、もちろんこんな昭恵絶賛ではぜんぜん無かったけれども、大きな論理は同様だったように記憶している。
総論として私の感想は、以下の通り。
「権力との対峙」という観点をすっ飛ばしたレジスタンスや自己表現活動は、容易にファシズムに絡め取られる。
とくに、何かしら目に見えないものへの依拠がある場合には、その傾向が顕著である。
安倍昭恵は、安倍晋三と二人三脚の極右政治活動家として、こうした傾向のあるグループを担当していた。
ということ。

また酒のことだけ言うならば、泥酔しながら冷静に他人を手玉にとる人は立場や職業を問わずいくらでもいる、ということはオトナだったら、いやイマドキ子どもでも知っている。
酒の話はともかくとして、3.11以降、それまでは単一課題や環境問題の枠から出ないで政治とは距離をおいてきた人たちが、政治を何とかしないとどうにもならないという現実に気が付き、権力をとること≒選挙にも積極的に関わるようになってきた。山本太郎さんはその象徴とも言うべき人だろう。
そして関われば関わるほど、官僚・警察・政治・財界・・・もろもろが一体となった目の前の「権力」と具体的に日々対峙することを余儀なくされてきた。
一方で、そうした権力との対峙よりも、「自分らしさ」とか「生き方」を大事にするレジスタンスもまた多くの人の共感を得ることになった。それが大きな形になったのが、三宅洋平氏の選挙フェスの運動だった、と私は評価している。
もちろんこれ自体は悪いわけではない。これまでの「運動」になかった視点を提示もしている。
しかし、森友事件のお陰で安倍昭恵の正体が明らかになった今、「自分らしさ」運動の危うさも見えてきた。
ここでまた一つ学んで前に進むのか、見て見ぬ振りをして終わらせるのか。そこを注目している。
■
さて、朝になりテレビをつけると、今度は首相官邸挺身隊の山口敬之の姿が。
もうこの顔を見ただけで辟易する。ああ 寝覚めが悪い。
しかし、しばらく見ていると、山口はほとんど晒し者になっており、官邸もかなり追い込まれているな という印象は持った。
最後は大声でわめきちらし、ついに森友コーナーの後半の時間を潰してしまった。
目の前の寺脇氏をトンチンカンと罵倒しながら、なんとしても死守しようとした一線は
「FAXはゼロ回答」 ということだった。
つまり、谷査恵子公務員の行動が公務であるという線はもうやむを得ない。でも、あの回答はゼロ回答であり、「関わった」にはあたらない で逃げ切るというのが首相官邸の方針だ。
谷の上司である 首相政策秘書官・今井尚哉たちの設定した、ギリギリの防衛ライン。
ということは、ここを狙え ということだ。
ゼロ回答ではなく、「口利きの顛末」を報告した文書~安倍夫人付き政府職員発のFAX~
醍醐聰のブログ 2017年3月25日
ゼロ回答ではぜんぜん無いと論証し、野党が「忖度」で攻める無意味さも同時に斬る上記ブログの指摘は重要だ。
ちなみに、醍醐聰さんは東大名誉教授の会計学者で、ブログも超理屈っぽくって読むのが大変だが、それだけ緻密。
「忖度」ではなく、「口利き」だということを、徹底的に証明し、国民にもわかりやすく見えるようにして、安倍晋三と昭恵を追い詰めること。
ここがまさに 権力との対峙点である。


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まずはたまたま誰かがツイートしていて知ったこれ。
一部だけを引用させてもらうが、誤解を生じないように全文を読まれることをお勧めしておく。
俺が知ってる安倍昭恵さん。
2017-03-24 てんつくマン
(冒頭略)
正直、おいらは自民党のやり方が好きじゃないので安倍さんも好きじゃない。
でも、昭恵さんはめっちゃざっくばらんで愛されキャラやった。
俺は二人が出会うセッティングの場所に遅れて行ったんやけど昭恵さんはお酒で出来上がっていた。
三宅洋平と意気投合してた。
二人とも目指しているところは同じ。
それは
『調和な世界』
(略)
僕が凄いって思ったのはお酒の飲み方で、とにかく飲む。
はじめて出会った人の前で酔うっていうのは人を信じてないと出来ないこと。
だから、俺は昭恵さんめっちゃ凄いって思った。
好きになったし尊敬した。
(以下略 引用以上)
私が三宅氏から聞いた話も、もちろんこんな昭恵絶賛ではぜんぜん無かったけれども、大きな論理は同様だったように記憶している。
総論として私の感想は、以下の通り。
「権力との対峙」という観点をすっ飛ばしたレジスタンスや自己表現活動は、容易にファシズムに絡め取られる。
とくに、何かしら目に見えないものへの依拠がある場合には、その傾向が顕著である。
安倍昭恵は、安倍晋三と二人三脚の極右政治活動家として、こうした傾向のあるグループを担当していた。
ということ。

また酒のことだけ言うならば、泥酔しながら冷静に他人を手玉にとる人は立場や職業を問わずいくらでもいる、ということはオトナだったら、いやイマドキ子どもでも知っている。
酒の話はともかくとして、3.11以降、それまでは単一課題や環境問題の枠から出ないで政治とは距離をおいてきた人たちが、政治を何とかしないとどうにもならないという現実に気が付き、権力をとること≒選挙にも積極的に関わるようになってきた。山本太郎さんはその象徴とも言うべき人だろう。
そして関われば関わるほど、官僚・警察・政治・財界・・・もろもろが一体となった目の前の「権力」と具体的に日々対峙することを余儀なくされてきた。
一方で、そうした権力との対峙よりも、「自分らしさ」とか「生き方」を大事にするレジスタンスもまた多くの人の共感を得ることになった。それが大きな形になったのが、三宅洋平氏の選挙フェスの運動だった、と私は評価している。
もちろんこれ自体は悪いわけではない。これまでの「運動」になかった視点を提示もしている。
しかし、森友事件のお陰で安倍昭恵の正体が明らかになった今、「自分らしさ」運動の危うさも見えてきた。
ここでまた一つ学んで前に進むのか、見て見ぬ振りをして終わらせるのか。そこを注目している。
■
さて、朝になりテレビをつけると、今度は首相官邸挺身隊の山口敬之の姿が。
もうこの顔を見ただけで辟易する。ああ 寝覚めが悪い。
しかし、しばらく見ていると、山口はほとんど晒し者になっており、官邸もかなり追い込まれているな という印象は持った。
最後は大声でわめきちらし、ついに森友コーナーの後半の時間を潰してしまった。
目の前の寺脇氏をトンチンカンと罵倒しながら、なんとしても死守しようとした一線は
「FAXはゼロ回答」 ということだった。

谷の上司である 首相政策秘書官・今井尚哉たちの設定した、ギリギリの防衛ライン。
ということは、ここを狙え ということだ。
ゼロ回答ではなく、「口利きの顛末」を報告した文書~安倍夫人付き政府職員発のFAX~
醍醐聰のブログ 2017年3月25日
ゼロ回答ではぜんぜん無いと論証し、野党が「忖度」で攻める無意味さも同時に斬る上記ブログの指摘は重要だ。
ちなみに、醍醐聰さんは東大名誉教授の会計学者で、ブログも超理屈っぽくって読むのが大変だが、それだけ緻密。
「忖度」ではなく、「口利き」だということを、徹底的に証明し、国民にもわかりやすく見えるようにして、安倍晋三と昭恵を追い詰めること。
ここがまさに 権力との対峙点である。


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