2017-05-31(Wed)

籠池、前川、詩織 各氏が人生を賭けてるときに、粛々と国会進める民進党

フツウならば表に出てこない政権の暗部が、次々と明らかにされている。

いずれも、当事者による捨て身の暴露・告発である。

籠池氏は切り捨てられたという理由があるにせよ、あれだけのネタを持っているのだから、水面下で救済を求めることだってできたはずだ。しかしそれをせずに、証人喚問に出向いたというのは、彼の意地だったのだろう。
とにかく、あの証人喚問によって森友問題が大阪だけの問題ではなく、安倍官邸の権力犯罪へと世の認識を大きく変えたことは間違いない。

前川前事務次官はなおさらだ。
いくら引責辞任だったとはいえ、5600万円の退職金についてはかなり報道を賑わしたし、一般人よりはよほど悠々自適の老後ライフを満喫できるはずだった。
げんにその時間を使って、NPOの手伝いなどをしていたという話も、広く知られるようになった。

「あったものをなかったものにできない。」からもらった勇気
キッズドア 渡辺由美子 オフィシャルブログ 2017.5.27


そんな平穏な日々をあえて投げ捨てて、これほどリスキーな場に登場するのは、よほど腹に据えかねたからに違いない。
前川氏には案の定、官邸から読売新聞にスキャンダル情報がリークされ、これもまた大騒ぎになった。
ただ、この出会い系バーについて、産経が興味深い記事を書いている。内容は産経なので貶めるつもりで書いているのだが、情報としては見逃せない。

「加計問題」で“反安倍”狼煙か 「またか」の声も…石破氏は前川氏擁護、岸田外相は改憲案に異議 (2/2ページ)
ZAKUZAKU 2017.05.31


 ただ、前川氏は25日の会見で、捜査当局が「管理売春」(売春防止法違反容疑)で内偵していた東京・歌舞伎町の「出会い系バー」(連れ出しバー)通いも追及された。

(引用以上)

やはり前川氏がバーに出入りしているのを確認したのは 捜査当局 なのである。
その捜査当局のつかんだ情報が安倍官邸につつぬけになり、さらに読売新聞にリークされたのである。

もちろん、内定しているところにマンマと前川氏が登場したなどということはできすぎた話しだし、張り込んでいた現場の刑事が文科事務次官の顔を知っていたというのもにわかに信じがたい。
おおかた、ヒラメでない高級官僚には弱みを握るための尾行などをつけていたのだろう。安倍官邸のアイヒマン・北村滋なら考えそうだ。
同じ素行調査なら、自分とこの議員にやった方がいいのだが。

それはともかく、そういうリスクを冒して前川氏が決起したことにより、加計学園問題も森友疑獄を上回る権力犯罪として広く認識されるようになった。

そして、詩織氏の実名会見である。
どんな思いで顔を出して会見に臨んだのだろうか。心中察するに余りある。

安倍官邸御用達記者の山口敬之が詩織氏を強姦し、その逮捕をもみ消したの安倍官邸の官房長官秘書を直前までやっていた中村格刑事局長。報道されて山口が泣きついたのが 安倍官邸の情報官である北村滋。

もはやこの事件は、卑劣な強姦事件であると同時に、私たち全員にかかわる権力犯罪であることがあきらかだ。
詩織氏の怒りと誇りと勇気の会見をうけて、強姦魔山口敬之はもちろん、なんとしても安倍官邸ぐるみの犯罪を許すまじ、と思った人は少なくないはずだ。



こうして3人の人々が、必死の告発をしている一方で、その代表のはずの国会はどうなっているか。
まなじりを決して、前川氏の証人喚問を求めて戦っているか?
なんとしても安倍を権力の座から引きずり下ろすために戦っているか?

何のことはない、衆議院と同じである。
あれこれ追及の真似事はするけれども、安倍やスガに 「知らない」「あたらない」「問題ない」と逃げ回られ、共謀罪の審議時間だけが着々と消化されていく。

今の安倍内閣にむかって、犯罪の証拠になるほどの物証なしにいくら追及しても、すべてしらばっくれて終わりだということは、いい加減野党も学習したらどうなんだ。
審議拒否、委員会室のピケ封鎖、フィリバスター、牛歩、ありとあらゆる手段を使って国会を止める以外に、あの安倍政権に通じる言葉など一言半句もあるはずがない。

いや、むしろそれはわかっていて、人畜無害な「国会の追及ショー」で自分の人気取りだけするつもりなのか。
そして粛々と会期末の6月18日をむかえ、共謀罪の採決には否決されるはずのない反対票を「ハンターイ」とか声を上げながら投じてみせて、チャンチャンというわけだ。

やはり、民進党の議員というのは、2012年に心を亡くしている。
口ではいくらイイコトをいう人でも、辺野古移転に賛成し、原発再稼働に賛成し、消費増税に賛成したときに、心がぽっきりと折れてどこかに落としてきてしまったのだ。
口だけは残っているけれども、心は亡い。

わずかでも心が残っているならば、籠池氏や前川氏や詩織氏の決起に、動かされないわけがない。
温和しく国会運営を続けている民進党は、動かされるべき心が残っていないのである。

このちゃらんぽらんな、真剣味のまったく感じられない国会の姿こそが、国民の「無関心」の原因である。
無党派が40% 選挙に行かない人が50%というこの国の異常な姿は、ちゃらんぽらんでやる気の見えない国会が作っているのである。

戦術的に民進党と共闘することは否定しないが、しかし、民進党を頼ったり、「忖度」したりするのは もうやめよう。
こんなものにいつまでも引きずられているから、本当の野党ができないのだ。

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なんでボクは家を設計るんだろう  明月社のいえづくり 22

21 からつづく

 奇跡的に仕事が続いていた理由の一つは、やはり本を出版したということだったのだろうと思う。ボクのようにまったく知名度がない建築家にとって、わずかな部数でも彰国社から本を出したということは信用力になった。同じような本はたくさんあるけれど、ほとんどが自分の会社やどっかの○○工法の宣伝だったりして、読む人はちょっと眉唾になる。ところが、彰国社はそういう営業本を許してくれないのだ。ちょっとでもそういう書き方のところがあると、削除命令がくる。なにせ明月社の連絡先すら掲載してもらえなかったのだから。でも、そういう会社の方針のおかげで、「彰国社から本を出す」ということが信用力になったわけだ。

 この本をまとめてみてあらためて思ったのは、家づくりは総合力だなということ。何かが突出してすごいことよりも、いろんな要素がバランスよくまとまっていることが、いい家の条件なんだってこと。でもこれ、建築家にとってはとても厳しい話なのだ。
 建築家にしても住宅屋さんにしても、自分の特徴を前面に出した方が営業的には良いに決まっている。デザイン、耐震性、自然素材、省エネ、断熱、バリアフリー、ローコスト、などなど。うまくやっている会社は、だいたい2つくらいの要素をバーンと前面に出して、「ウチはこれです!」という売り方をしている。その手の用語で言うと、差別化とかブランディングとか言うのだろうか。

 それぞれの要素をよく知ってみると、お互いに相矛盾するところもあるので、全部を満足させようなんて考えると、苦労ばかりするわりに目立った特徴がない、というつまらないことになってしまう。おそらくは、皆さんそれが分かっているから、いくつかの要素に絞って得意分野をうち出しているのだろう。
 ところがボクの場合、ここに至るまでにあまりにも多種多様な現場を経験しすぎてしまったのは、ここまで縷々書いてきたとおり。建築とは無縁の経理屋さんから始まって、ゼネコン、ビルやマンションの設計事務所、小さい工務店、店舗デザイン、産直住宅と林業、シックハウスのNPO、またまた工務店でリフォーム営業と耐震診断、と自分でもあきれるくらいの経験をさせてもらった。そして、そのどれもがおろそかにしていいとは思えないのである。

 ああ、いっそ何も知らずにフリきった家を作りたいなあ、と思うこともしばしばある。ボクだってやはり建築家を志した以上は、かっこいい建築作りたいと思わないわけではない。構造をちょっと無理して、長年の耐久性は見ないふりして、法律以上にはシックハウスのことなんて考えなければ、デザインの自由度はバーンと広がる。さぞや楽しいだろうなあと思う。

 しかし、これまでの経験だけでなく、短大の先生から言われた言葉が頭にこびりついている。あの毎晩居酒屋に連れて行ってくれた夜間の短大の先生は、「用・強・美・聖」いつも言っていた。「建築は強・用・美の理が保たれるように」というは古代ローマのウィトルウィウルスという人の「建築書」というのに書かれていて、大学とかで建築を勉強する人は一度は耳する。強度、実用性、美しさのバランスをとるべしと紀元前から言われてきたのに、いまだにそれを兼ね備えた建築は多くないということは、それだけ難しいということだ。
 この三つでも難しいのに、かの先生はそこに「聖」を加えた。宗教的な意味ではない。良い建築は一種の神秘性のような言葉にならない説得力をもつという意味だったのだろうと思う。たしかに、これまで色々見学しに行った建築の中で、ほんの数回そんな「聖」を感じたことがあった。それは、抽象的なものではなく、建築に伴うさまざまな制約や時代性にたいして、立ち向かっていった建築家の執念なのかもしれない、と今は思っている。

 もちろんボクの建築はとてもそんな域には達していないが、でも出発のころにそんな理想を聞かされていたことは、三つ子の魂百までじゃないけど、ずっとボクの心の中に沈殿している。わりきって、ふりきって、かっこいいデザインをしても、その家はきっと「用・強・美の理」は保てないし、まして「聖」は獲得できっこない。そう考えると、どうしても施主が望む以上にあれこれこだわってしまい、やや自縄自縛になりながら唸りつづけている。

(23 につづく)






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