2005-10-10(Mon)
何故こうなってしまったのか
今日は高熱が出て、とても書ける状態ではない。けど、ちょっと書いておかないと落ち着かないので、一つだけ。
なぜ、この改革ファシズムになってしまったのか。これは、ここ数年の話ではないはずだ。コイズミ総統登場とか、1999年問題とか色々言われているが、もっと根は深い。1948年憲法制定、1952年日米講和条約、このころから一貫して現在の状況は準備されてきた、と見るべきだろう。
そして、浅間山荘の時に、羽仁五郎師は「真理は少数にあり」と言ったが、70年安保で敗北感に浸っていた全共闘世代諸氏は、反テロリズムに絡め取られていく。
もちろん、浅間山荘が正しかったと言っているのではなく、反テロリズムというのは、思考停止の証拠だということだ。
なぜテロになるのか、なぜ暴力沙汰になるのか、その「なぜ」を一切切り捨てるのが 反テロリズムの論理だ。そして、自らのテロには何の反省もない。
本来ならば、戦争責任を問われて絶滅しているはずの連中が、反共アメリカと結託したりケンカしたりしつつ、連綿と準備してきたのだ。
べつの言い方をすれば、60年安保、70年安保で敗北したことが、今日の原因であるとも言える。もっと言えば、敗北したことそのものではなく、敗北感に打ちひしがれたことが原因だ。
私は、団塊の世代と、団塊ジュニアのちょうど真ん中に位置している。だから、両方の世代と接することが多いが、団塊の世代の屈折度はやはり大きい。どこかで良心の呵責を感じながらも、それゆえに社会に目を向けない。
そして、なにより団塊ジュニアのテイタラクである。こう言っては申し訳ないが、ちゃんと教育しろよ! と言いたい。親の屈折した背中を見て育ったジュニア君達は、政治にかかわるのを毛嫌いする。
改革ファシズムは、なにもコイズミに始まったのではない。JRの分割民営化、つまり国労解体あたりで、ほぼ決着は付いていた。あとは、ファシスト側のブレとか、都合とかで右往左往しているが、着々と進められてきた。
私が生まれたころは、三矢作戦という有事研究が明らかになり、防衛庁の事務次官が更迭されたりした。
私が大学に入ったころでも、その三矢作戦が継続されていたとか言って、防衛庁が大騒ぎになっていた。ところが、今は、何食わぬ顔で海外出兵である。
この25年間の変化というのは、まるで別の国になってしまったかのようである。その位の変化、悪化を目の当たりにしても、仕方がないと思うより他ない というのが今生きる人々だ。
要するに、改革ファシズムを許しているのは、諦めている国民のせいだ、とも言えるのである。せめて、ブログをキッカケに、諦めるな!と檄を飛ばしたい。
とくに、団塊の世代の皆さん!! あなた達の敗北感を払拭して、再び声を上げて欲しい。 あなた達の孫の世代は、これからの日本で育ってゆくんです。
マガジン9ブログに、国民投票法反対の院内集会のレポートあり。院内集会も良いが、院外で10万人くらい集められないのだろうか。アメリカのように。
マガ9で呼びかけて、ブロガーのネットワークで広げてゆくことはできないだろうか。
もっとも、赤旗用の写真を撮るための集会はもうゴメンなので、社民党、共産党は分をわきまえていただきたいが。
さて、今日はこの辺で。この戦後の流れは、もう一度詳しく調べて考えよう。
なぜ、この改革ファシズムになってしまったのか。これは、ここ数年の話ではないはずだ。コイズミ総統登場とか、1999年問題とか色々言われているが、もっと根は深い。1948年憲法制定、1952年日米講和条約、このころから一貫して現在の状況は準備されてきた、と見るべきだろう。
そして、浅間山荘の時に、羽仁五郎師は「真理は少数にあり」と言ったが、70年安保で敗北感に浸っていた全共闘世代諸氏は、反テロリズムに絡め取られていく。
もちろん、浅間山荘が正しかったと言っているのではなく、反テロリズムというのは、思考停止の証拠だということだ。
なぜテロになるのか、なぜ暴力沙汰になるのか、その「なぜ」を一切切り捨てるのが 反テロリズムの論理だ。そして、自らのテロには何の反省もない。
本来ならば、戦争責任を問われて絶滅しているはずの連中が、反共アメリカと結託したりケンカしたりしつつ、連綿と準備してきたのだ。
べつの言い方をすれば、60年安保、70年安保で敗北したことが、今日の原因であるとも言える。もっと言えば、敗北したことそのものではなく、敗北感に打ちひしがれたことが原因だ。
私は、団塊の世代と、団塊ジュニアのちょうど真ん中に位置している。だから、両方の世代と接することが多いが、団塊の世代の屈折度はやはり大きい。どこかで良心の呵責を感じながらも、それゆえに社会に目を向けない。
そして、なにより団塊ジュニアのテイタラクである。こう言っては申し訳ないが、ちゃんと教育しろよ! と言いたい。親の屈折した背中を見て育ったジュニア君達は、政治にかかわるのを毛嫌いする。
改革ファシズムは、なにもコイズミに始まったのではない。JRの分割民営化、つまり国労解体あたりで、ほぼ決着は付いていた。あとは、ファシスト側のブレとか、都合とかで右往左往しているが、着々と進められてきた。
私が生まれたころは、三矢作戦という有事研究が明らかになり、防衛庁の事務次官が更迭されたりした。
私が大学に入ったころでも、その三矢作戦が継続されていたとか言って、防衛庁が大騒ぎになっていた。ところが、今は、何食わぬ顔で海外出兵である。
この25年間の変化というのは、まるで別の国になってしまったかのようである。その位の変化、悪化を目の当たりにしても、仕方がないと思うより他ない というのが今生きる人々だ。
要するに、改革ファシズムを許しているのは、諦めている国民のせいだ、とも言えるのである。せめて、ブログをキッカケに、諦めるな!と檄を飛ばしたい。
とくに、団塊の世代の皆さん!! あなた達の敗北感を払拭して、再び声を上げて欲しい。 あなた達の孫の世代は、これからの日本で育ってゆくんです。
マガジン9ブログに、国民投票法反対の院内集会のレポートあり。院内集会も良いが、院外で10万人くらい集められないのだろうか。アメリカのように。
マガ9で呼びかけて、ブロガーのネットワークで広げてゆくことはできないだろうか。
もっとも、赤旗用の写真を撮るための集会はもうゴメンなので、社民党、共産党は分をわきまえていただきたいが。
さて、今日はこの辺で。この戦後の流れは、もう一度詳しく調べて考えよう。
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