2019-01-02(Wed)

年頭に

本年の目標 なんていうものを立てたことはないのですが、今年は少し考えてみたいと思っています。

反戦な家づくり ですから、反戦と家づくり ふたつの目標です。


家づくりについては 昨年から少しずつ考えていたことです。
ここ10数年は木の家づくりに専念してきましたが、おこがましい言い方をするとやり尽くした感があるのです。
もちろん、理想の木の家には到達していないし、デザインもまだまだ詰める余地は大いにあります。

ただ、私は経済的に普通の人には手が届かないような高価な家や、住みにくさを我慢しなければならないようなカッコイイ家は作りたくないと思っています。
経済的な条件や、使いやすさは、建築物としての理想を追求するときには相反してしまうものですから、常にどこで折り合いをつけるのかを悩むことになります。建築家としての感覚と、住宅屋としての矜恃を両立させる とも言えます。
そういう意味で、ほぼほぼ行くとこまで行ったかな と感じるのです。

では、次の一歩はどうしたらいいのかを考えていて、思い立ったことがあるのです。
専門的に言うと 「46条2項ルート」というのですが、こんな言い方では建築士ですら分かる人は少ないですね。

木造の家の構造は、四角い箱の組み合わせです。各階の床の高さをほぼそろえて、大小様々な四角い箱を組み合わせる。これが、木造建築の大原則です。
2階建ての家はほとんどが構造計算をしていませんので、ときどきこの大原則を踏み外している家があるようですが、本来はやってはいけない(少なくとも安全性は保証されていない)設計になってしまいます。

(こっからは、建築に興味の無い方は飛ばしてください)
建物がなぜ倒れないのかというと、建物の重さという上から下への力と、地震や台風の揺れという横向きの力に耐えられるように作ってあるからです。
数学のグラフでいうと、XYZの3方向にかかる力に耐えられるように作ります。本当に耐えられるのかどうか、簡単に確認するためには、それぞれの向きに対応した壁や柱や床が必要になります。そして、それぞれの向きに対応した壁や柱や床を組み合わせると、四角い箱になります。

普通に家を設計するには、この方法で十分です。四角い箱の組み合わせではない家なんて 思いつきませんよね。
でも実際には、変形敷地や高低差があったりして、四角じゃない部屋やスキップフロアーにしたくなることがあります。四角じゃない部屋は、四角い箱に置き換えて「みなし」で計算するのですが、実際には「みなし」では拾いきれない複雑な動きがあるために、壁に亀裂が入ったりする事例を見かけることがあります。

スキップフロアーも、格好はいいのですがあまり大胆なことをすると、大地震の時に柱が折れる危険があります。3階建ては回避策をとっていますが、構造計算をしていない2階建ては要注意です。

(ここまで)

そういう複雑な形の木造建築の構造計算をすることを「46条2項ルート」というのです。これまでは鉄骨やコンクリートで作っていた建物を木造で作る事例が増えていますが、そのためにはこの技をもった技術者が不足しています。
ソフトを導入したり勉強し直したりしなければなりませんが、趣味と実益を兼ねて、ことしはこれにチャレンジしてみようと思っています。


反戦については、なかなか手詰まり感がぬぐえません。
大原則ははっきりしています。小沢さんが年頭に言っている通りです。

小沢一郎氏が語る 「政権交代をもう一度実現するために」
2019/01/01 日刊ゲンダイ


 まず「権力」というものへの意識を変えることだ。政権イコール権力。これが何のためにあるのか。憲法でも認められた権力は、国民の生活や命を守るための手段として国民から与えられたもの。だから権力を望まない野党は、国民の生活や命を守る気のない政党ということになる。そこの認識がなさすぎる。

 権力とは悪いもので、執着しないことが現代的でスマートだと思っている。それは政治家としては意味がない人たちだ。国民のために働きたいなら、国民から権力を預からなければできないわけだから、その権力を持ちたいというのは当たり前のこと。権力を持たないで念仏を唱えていたって、国民は何も得るものはない。

(略)
ただ1人区の候補者を一本化するだけではダメ。前回参院選でそれをやったけれど、1人区は11議席しか取れず、自公に3分の2の議席を許してしまった。

 候補者を一本化するだけではなく、選挙区と比例区の政党名を一致させないと最大限の効果が出ない。今、野党がひとつの政党になるのは難しいかもしれないが、最低でも「オリーブの木」方式で参院選の届け出政党をつくって、ひとつの党としてやらないと。比例は比例、選挙区は選挙区でそれぞれが戦うと、自分の政党の候補者は熱心に応援するけれど、他党の候補者は応援しなくなる。比例もバラバラで戦えば、大政党に有利になる。前回参院選だって野党の比例票を合算すれば、自民党より多かった。

(引用以上)

問題は、「最低でも「オリーブの木」方式で参院選の届け出政党をつくって、ひとつの党として」やることができるかどうかです。
はっきり言えば、最大野党の立憲民主党が、それに応じるのか です。

小沢さんの言う大原則をあくまで主張すべきだというのはわかった上で、でもそうならなかったときのことも考えておく必要があると思うのです。とくに、関西にいると、参院選で大阪と京都で共産党の現職に刺客を送るかのような候補擁立を、問答無用でやる態度には失望以上のものを感じます。

刺客を送って立憲が入れ替わりで当選するのならばまだいいですが、過去の数字を見る限りでは、共倒れの可能性がはるかに大きいわけで、「自党の比例票をあつめるためには、野党全体がどうなろうが知ったことじゃない」としか理解のしようがありません。べつに立憲をディスっているのではなく、他の理解ができないということです。

繰り返しますが、立憲を打倒しようとか、敵だとか、そんなことは露ほども思っていません。何とかして、力を合わせてほしいと切望するからこそ、無念の思いが募ってしまうのです。
仮に今の執行部が頑迷なのであれば、下からの民主主義を標榜する立憲さんなのですから、党の改革を含めて「国民のために」という原点に立ち戻っていただきたいと切に思います。

その上で、やはり現実的には今のまま参院選を迎えてしまうという最悪のシナリオも考えておかねばなりません。
今のまま、野党がバラバラであれば、ほぼ間違いなく、衆参ダブル選にうってくるでしょう。そうなれば、2017年以上の野党大敗は避けられません。
いくら野党に投票する人が自公に投票する人より多くても、野党がバラバラなら大敗するというのは、何度も何度も何度も経験してきたことです。まして今度は、立憲民主、国民民主、共産 という三つ巴です。もう国民に愛想を尽かされるんじゃないでしょうか。

そうならないように、できるだけの努力はすべきですが、そのような最悪の事態になったときにどうするのか、何も考えないわけに行きません。2012年の総選挙の時のように、大敗の後に茫然自失となって敵が陣容を整えるのを無為に眺めているようなことは繰り返してはいけません。

そのためには、立憲民主 国民民主 共産 という三つ巴の外で大原則を掲げて踏ん張る勢力が生き残ることです。
国政政党としては社民党と自由党、それに「野党共闘で政権交代してほしい」と熱望している市民団体などなどが集まってひとつの核を作る必要があるでしょう。

今年の選挙でいうならば、象徴的なのは、4月の衆院沖縄3区の補選・屋良朝博さんと、7月の参院東京選挙区・山本太郎さんです。

屋良氏が出馬表明「辺野古の合理性問う」 衆院沖縄3区補選
2018年12月30日 沖縄タイムス


山本太郎氏が与党に「保守と名乗るな」と怒り絶叫
2018年12月8日 日刊スポーツ


この二つの選挙に、絶対勝たなければ、最後のロウソクの火すら消えかねません。
大阪からは遠いですが、何らかの方法でできるかぎりのことをしたいと思います。


建築業界も御他聞に漏れず 「デフレ況」で安い仕事がたくさんあってこなしきれない状況です。
私のような末端の技術者にとっては、忙しいけど儲からないということです。
日常の業務をこなしながら、二つの目標に取り組むのは、なかなかハードル高いですが、なんとかやってみたいと思います。

2月16日には、久しぶりに小沢一郎さんを大阪に招いての懇親会があります。

自由党・小沢一郎代表を囲む会
2019年2月16日(土)
大阪キャッスルホテル(天満橋)

第1部 講演会 12:30~ ホテル7階
 参加費無料
 ただし、党員・サポータ、生活フォーラム関西会員、第2部参加者のみ。当日の入会も可能です。

第2部 懇親会 14:00~ ホテル3階
 参加費 1万円 (政治資金パーティー)

いずれも申込が必要ですが、まだ諸々準備中ですので、早めに予約したい方は info@mei-getsu.com山岸までご連絡ください。


「県民投票まで辺野古の埋立を止めて」とホワイトハウスに直接請願する署名 まだの方はぜひ!
1月7日までです。下の画像をクリックすると ホワイトハウスの署名するページに飛びます

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