2019-04-05(Fri)

激闘の4月にのんびり過去記事を読んでみた

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とにかく忙しい。

そう言うと、「いいですね たくさん稼げて」と返されるのですが、そうはいかないんです。
ここ数年は下請け仕事の比率が高くなっていて、仕事量はあるのですがそれに見合ったお金をもらえないのです。
まさに、アベノミクスここにあり って感じです。

深刻な人手不足なのに実質賃金が下がるという、経済学者が頭を抱えるような摩訶不思議なマジックをやらかしてくれるアベノミクス。

実質賃金、2カ月連続マイナスに 2月は1.1%減
2019/4/5 日経新聞


私らのような個人事業主も例外ではないわけです。

そんなわけで、統一地方選が開幕しているにもかかわらず、ほとんど身動きのできない日々が続いています。
このブログも1ヶ月以上放置してしまい、なんとびっくり、ページに頭に広告が表示されているではないですか。
こんなこと、2005年に書き始めてから初めてです。

さすがにマズいと思って久しぶりにキーボードを叩きはじめる前に、そういえばここ数年なに書いてきたっけな と思って振り返ってみました。
2015年から2016年にかけて書いた こんな記事を読み込んでいました。

僕たちのプライド 2015.12.10

何もかもが切迫している今だからこそ長い目が必要です 2015.12.25

憲法フェスの総括とこれから その1 ~四年間をふり返りながら~ 2016.9.25

次のステップへ (憲法フェスの総括その2) 2016.10.8

少し長い記事ですが、よかったら目を通してみてください。

3年前に憲法フェスを通してやりたかったこと、つまり、政党とはちがうレイヤーで大きな塊(かたまり)をつくりたい、という思いは消えたわけではありません。
ただ、三宅氏がおかしな方向に行ってしまったことで、憲法フェスをきっかけにするという魂胆はくじけてしまいました。私がもっとアドレナリン出まくりの人間だったら突っ切って行けたのでしょうけれど、ちょっとあの時の空気を切り裂く気力がありませんでした。

それからは、自由党という軸足だけで突っ立った状態で、利き足を踏み出すことなく過ごしてきました。
そうこうしているウチに、山本太郎さんの改選が目前に迫ってきてしまいました。
ジワジワと日々の下請け仕事に気力と体力を奪われ、自由党や生活フォーラム関西の活動さえ十分に取り組めません。

たぶん、本当に政治が必要な人は、多かれ少なかれ同じような状況なのでしょう。
仕事や介護や高い学費や、もろもろの日常に追いまくられている人たちほど、政治がなんとか解決しなければならないのに、そういう政治が必要な人ほど政治のことなんて考えている余裕がない。
そういう負のスパイラルに完全にはまり込んでいます。

だからこそ、政党というものが先陣を切る必要があるのですが、肝心の野党第一党が・・・

「枝野ドクトリン」が招く野党の亀裂
2019.4.2 産経


野党共闘どころか、「他党から引き抜くぞ」とわざわざ公然と宣言したというのですから、もはや最後の期待の欠片も吹き飛びました。
立憲の議員さんやらの話を聞いていて「この人たちは自民党より国民民主や小沢さんのほうが嫌いなんだろうな」とは感じていましたが、やはりそういうことらしいです。

そうかと思えば

小沢氏、国民民主に苦言 「月内決着なければ白紙」
2019.4.3 FNN


これまた「自民党よりも小沢一郎が嫌い」という一部の議員が合流を妨害しているわけですが、それだけではなくて、立憲があれだけ強硬に合流を拒否しているために、そもそも野党共闘や合流は無理だという敗北感が国民民主の中に蔓延してしまっていることも、大きな原因でしょう。
枝野さんの思い通りってことです。

こうやって書きながら、何か明るい話題を探そうと思っていたのですが、出てきませんねえ・・・

とにかく、当面は地方選です。

冒頭の桜の写真にもチラッと写ってますけど、大阪府知事は「小西ただかず」さんで、私としてはまったく迷いがありません。
自民党推薦じゃん と大阪以外の人は思うかもしれませんが、ファシスト維新から大阪を解放するためには、自民だろうが公明だろうがOKです。

しかも、小西さんはなかなか気骨があります。


大阪府議選(吹田選挙区)は、もともと共産党の2人の現職のうち一人がいます。もうひとりは高槻市&島本町。
驚くなかれ、大阪府議会は、この2人と国民民主の1人、計3人しか野党がいないのです!!
維新、自民、公明 に反対できる議員は たったの3人。しかも国民の中村氏は今回引退。なんと残る現職は共産の2人だけです。
ところが、よりによって、なけなしの野党現職がいる選挙区である吹田と高槻に、わざわざ候補をぶつけてきたのが、かの枝野ドクトリンで武装した立憲民主党です。

当地吹田にも、どこのどなたか存じませんが立憲の候補が出ています。
もちろん私は共産党の「石川たえ」さんに一票を投じようと思っています。
話をしたこともありませんが、たった二人の現職を落とすわけに行きません。

ちなみに、大阪府議に3人立てている立憲のもう一人は 豊中です。
豊中と言えば森友事件のお膝元。
「木村真」市議とともに森友問題を追究してきた共産党の「山本いっとく」さんにぶつけてきたのです。
共産党のみならず、豊中で森友追究の市民活動をしていた人たちは激怒しています。

そんなわけで、立憲主敵論はやりませんが、でも期待はもうしません。
最初からほとんど期待はしていませんでしたが、なんとか国民の選択肢を作る方向に向いてくれないかと、わずかな希望を持っていましたけど、もうやめ。

そんな中で、ちょっとビックリのニュースも

衆院大阪12区補選 共産出身“野党統一候補”大金星はあるか
2019/04/04 日刊ゲンダイ


室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
落選ならバッジを失う覚悟決めた宮本岳志さんはマジ怖いぞ
2019/04/05  日刊ゲンダイ


 森友問題の鋭い追及のときも思ったが、燻し銀の宮本のおっさん、やべぇ、惚れそうだ。落選したらバッジを失うんだよ。けど、黙ってられないから俺がやる! そう思い立ち上がったんでしょ。なにに黙っていられなかったかというと、たぶんちっとも進まない野党共闘にだね。
(引用以上)

これは室井佑月さんならずとも、私もうたれました。
お聞きしているところでは、党から指示されたのではなくて、自分で決断されたのだそうです。
しかも、共産党の幹部が無所属になるって、たぶん前代未聞じゃないでしょうか。

こちらは後半戦(4/21投開票)ですが、ちょっと手足に血がめくってきました。

野党第1党と第2党がかのような状況ですから、夏の参院選は衆院解散とのダブルになるかもしれません。
安倍晋三は、どんなに悪の限りを尽くしても、なにせ野党が勝手に負けてくれるのですから、もう笑いが止まらないでしょうね。
でも、その中で何を獲得するのか、転んでもただでは起きないくらいのことは考えましょう。

何のまとまりもありませんが、少しずつ書くことも再開していきます。

お付き合いのほどよろしくお願いします。



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