2019-11-20(Wed)
NO DEMOCRACY -ラディカルということ-
ひと月前くらいでしょうか 梅田の地下街をぷらぷら歩いていたら、こんな光景が目に飛び込んできてぶったまげました。

グレイというバンドのメンバーが、以前から政治的な発言を臆せずにしているということは、横目でなんとなく知っていましたが、ここまでストレートに、しかも大々的にやらかしていることに、ホントにびっくりしました。
ただ、ファンというわけではなく、しかもあまりにも忙しかったので、曲は聴かずにひと月が経ってしまいました。
数日前にふと思い出して、ネットで検索してみると公式youtubeがあがっていました。
このアルバムには NO DEMOCRACY というタイトル曲はありません。(それもまた意味深ですが)
最後の14曲目はこの曲です。
歌詞はこちらにあがっているので、興味ある方は見てみて下さい
→ https://www.glay.co.jp/nodemocracy/lyric/m14.php
■
タイトルが NO DEMOCRACY ではなくて SAVE DEMOCRACY だったら、私は「ふーん」て流していたと思います。
もともと無いものを、守れ!というのはゴマカシだと 常々思っているからです。
「民主主義を壊すな-」というデモコールとか聞く度に 「民主主義なんて、日本にあるんですか?」と思ってきました。
そこに、グレイという超メジャーバンドが 「民主主義なんて無い!」というアルバムを出したのですから、びっくりしたわけです。
しかも、グレイ党の旗らしきものまでひらめかしてるし・・・
そのものズバリの「元号」だけでなく、他の曲でも元号はよく登場します。
ゴリゴリの左派の人は、たぶんこの一点で「ナンセ~ンス」と言うかもしれません。
私も、元号はできるだけ使わない派ですが、でも、ありもしない民主主義を後生大事に護りながら元号反対を唱える人と、元号は受け入れながら民主主義は無いということを看破する人 どっちが信用できるかと言えば、私は迷いなく後者です。
あるものはある ないものはない それを見せかけに誤魔化されずに見抜いて表現すること。
表層ではなく、根っこを見る力のことを、私は ラディカル と呼びます。

ラディカル(RADICAL)は「過激な」とか「急進的な」などと訳されますが、もともとは 二十日大根(RADISH)と同じ語源。
ラテン語の「根」という意味の RADIX だそうです。
つまり、ラディカルは 根っこから深く という意味なのです。
私が好きなのは、保守とか革新とかは関係なく、ラディカルであるかどうかです。
それでもまだ 「元号ナンセンス~」と言われる方は、この曲も聴いてみてはいかがでしょうか。
気に入った方は、アルバム購入してあげて下さい。
とは言え 音楽ですから、歌っている内容と好き嫌いは別物だと思います。
私も、これでグッときたからといって、購入まではしませんでしたし(有料でレンタルはしました)、これからグレイを毎日聞き続けることもたぶんありません。
ただ、こういう音楽がメジャーの世界に登場し、しかも一週間で4万枚と売上も絶好調という現象には注目です。
山本太郎現象も同様ですが、「キレイゴトじゃない、根っこの部分」の表現は、イマドキの日本の人たちの心を打つんですね。
ひるがえって、野党の演説が響かないのは、「民主主義を守れ」的な、表層をなぞっているだけだからですよ。
自戒を込めて言うのですが。
ラディカルに行きましょう
■ お知らせ
こんな企画があるそうです。
私は主催ではないですが、ちょっとだけ関わっています。
私流にイジワルな解説をちょっとすると、「革新系の人たちが、保守派の白井さんに学んでみようと思い立った、異文化交流会」です。
チラシを見てもガッツリ革新系ですが、こういうことを思い立ったことが画期的です。
これまでは、革新系がいわゆる保守リベラルの人たちの講演会をやっても、自分たちに都合のいい部分だけをつまみ食いしているような感じがありましたが、今度はちゃんと「違う部分」をかみ合わせられるか、注目したいと思っています。
ご興味のある方は御参加下さい



にほんブログ村
応援お願いします

グレイというバンドのメンバーが、以前から政治的な発言を臆せずにしているということは、横目でなんとなく知っていましたが、ここまでストレートに、しかも大々的にやらかしていることに、ホントにびっくりしました。
ただ、ファンというわけではなく、しかもあまりにも忙しかったので、曲は聴かずにひと月が経ってしまいました。
数日前にふと思い出して、ネットで検索してみると公式youtubeがあがっていました。
このアルバムには NO DEMOCRACY というタイトル曲はありません。(それもまた意味深ですが)
最後の14曲目はこの曲です。
歌詞はこちらにあがっているので、興味ある方は見てみて下さい
→ https://www.glay.co.jp/nodemocracy/lyric/m14.php
■
タイトルが NO DEMOCRACY ではなくて SAVE DEMOCRACY だったら、私は「ふーん」て流していたと思います。
もともと無いものを、守れ!というのはゴマカシだと 常々思っているからです。
「民主主義を壊すな-」というデモコールとか聞く度に 「民主主義なんて、日本にあるんですか?」と思ってきました。
そこに、グレイという超メジャーバンドが 「民主主義なんて無い!」というアルバムを出したのですから、びっくりしたわけです。
しかも、グレイ党の旗らしきものまでひらめかしてるし・・・
そのものズバリの「元号」だけでなく、他の曲でも元号はよく登場します。
ゴリゴリの左派の人は、たぶんこの一点で「ナンセ~ンス」と言うかもしれません。
私も、元号はできるだけ使わない派ですが、でも、ありもしない民主主義を後生大事に護りながら元号反対を唱える人と、元号は受け入れながら民主主義は無いということを看破する人 どっちが信用できるかと言えば、私は迷いなく後者です。
あるものはある ないものはない それを見せかけに誤魔化されずに見抜いて表現すること。
表層ではなく、根っこを見る力のことを、私は ラディカル と呼びます。

ラディカル(RADICAL)は「過激な」とか「急進的な」などと訳されますが、もともとは 二十日大根(RADISH)と同じ語源。
ラテン語の「根」という意味の RADIX だそうです。
つまり、ラディカルは 根っこから深く という意味なのです。
私が好きなのは、保守とか革新とかは関係なく、ラディカルであるかどうかです。
それでもまだ 「元号ナンセンス~」と言われる方は、この曲も聴いてみてはいかがでしょうか。
気に入った方は、アルバム購入してあげて下さい。
とは言え 音楽ですから、歌っている内容と好き嫌いは別物だと思います。
私も、これでグッときたからといって、購入まではしませんでしたし(有料でレンタルはしました)、これからグレイを毎日聞き続けることもたぶんありません。
ただ、こういう音楽がメジャーの世界に登場し、しかも一週間で4万枚と売上も絶好調という現象には注目です。
山本太郎現象も同様ですが、「キレイゴトじゃない、根っこの部分」の表現は、イマドキの日本の人たちの心を打つんですね。
ひるがえって、野党の演説が響かないのは、「民主主義を守れ」的な、表層をなぞっているだけだからですよ。
自戒を込めて言うのですが。
ラディカルに行きましょう
■ お知らせ
こんな企画があるそうです。
私は主催ではないですが、ちょっとだけ関わっています。
私流にイジワルな解説をちょっとすると、「革新系の人たちが、保守派の白井さんに学んでみようと思い立った、異文化交流会」です。
チラシを見てもガッツリ革新系ですが、こういうことを思い立ったことが画期的です。
これまでは、革新系がいわゆる保守リベラルの人たちの講演会をやっても、自分たちに都合のいい部分だけをつまみ食いしているような感じがありましたが、今度はちゃんと「違う部分」をかみ合わせられるか、注目したいと思っています。
ご興味のある方は御参加下さい



にほんブログ村

- 関連記事
-
- 名も無きものたちの声 (2020/05/09)
- 「新型コロナが終息するまで黙ってろ」は地獄への道 (2020/04/23)
- そもそも新型コロナに収束なんてあるのか? (2020/04/15)
- コロナをめぐる混乱は、すべて政治の無能のせいです (2020/04/01)
- 【新型コロナ】すでに日本は 感染率 致死率 ともに中国よりも高い (2020/02/29)
- 【妄想】エダクンとタマクンの会話 (2020/01/22)
- 新年 (2020/01/01)
- NO DEMOCRACY -ラディカルということ- (2019/11/20)
- 腐敗や裏切りを乗り越える方法 (2019/10/31)
- 忖度やめました (2019/10/10)
- 敗戦の日に「組織」について考える (2019/08/15)
- 激闘の4月にのんびり過去記事を読んでみた (2019/04/05)
- 年頭に (2019/01/02)
- 声なき声 (2019/01/01)
- 秋篠宮の発言を支持します (2018/11/30)