2020-01-18(Sat)
【政局あれこれ】それでも冒頭解散に要注意
日刊ゲンダイ以外のマスコミは、すべて冒頭解散はないという論調で一致しています。
でも、よくよく思い出してください。
マスコミが解散の予想を言い当てたことがあったでしょうか?
1986年 中曽根康弘の「死んだふり解散」に、みんな騙されたのではなかったですか?
34年たった今、安倍内閣は中曽根時代よりも、はるかに狡猾、インモラル、何でもありです。
油断大敵ではないですか?
解散時期は、主に4つが想定されています
①1/20の冒頭解散
②補正予算を成立させた後
③通常国会終盤で解散して東京都知事選挙と同日
④9/7のパラリンピック閉幕の翌日
②と③は、どう考えても①よりも内閣支持率は落ちます。
いくらやる気のない野党でも、桜やIRや中東派兵や、いくらでも追求ネタがあるからです。
では④はどうか
今度は野党がまとまってしまうリスクがあります。
それに比べて、①の冒頭解散は、
正月休みで内閣も自民党も支持率が回復傾向
国会であれこれ追及される心配がない
野党はバラバラ
安倍メシを食らってるマスコミの見立てよりも、できるだけ客観的な情報を私は信じたいです。
政府提出法案、最少に 通常国会に52本 五輪控え絞り込み
2020.1.18 毎日新聞
政府は17日、衆参両院の議院運営委員会理事会で、20日召集の通常国会に提出する法案が、過去最少の52本となる見通しを伝えた。
(略)
通常国会の政府提出法案数はこれまで、冒頭解散など会期中の早い段階で解散があった場合を除き、2016年の56本が最少だった。
(引用以上)
野党合流は、わざと無理難題をおしつける枝野さんと、それくらいのことを想定できずに後手後手にまわってしまった玉木さんのおかげさまで、当面は実現しそうにありません。
頭脳勝負(悪知恵勝負)では枝野さんに軍配が上がったようです。
ただし、枝野さんが「協議打ち切り!」と、自分が持ちかけた協議を一方的にプッツンしたのは、冒頭解散はないと読んだからに違いありません。
立憲民主党は、単独では次の衆議院選を闘う資金はありませんから、解散があると読んでいれば、もっと妥協していたはずです。
冒頭解散はないと読んだから、玉木さんに飲めない条件をぶつけて、ちょっとでもいいポジションを確保しようとしています。
しかし、立憲に不足してるのは資金です。
解散総選挙までに国民民主の金庫をこじ開けないと、大変なことになります。
ですから、枝野さんが「これ以上協議のしようがない」などと言っているのは、冒頭解散がないと読んだ上でのブラフだと私は見ています。
それにしても、枝野さんの頭の良さは光り輝いていますね。
絶対に合流できない無理難題を、先手をとって国民民主に投げかけることで、あたかも合流を望んでいるように見せかけ、分裂騒ぎを避けようとアタフタする玉木さんが、まるで合流を拒んでいるように見せる。
こんな演出を考えられるのは、天才枝野さんと、悪知恵の権化=安部官邸くらいのものです。
ちなみに、2017年に立憲民主党ができたときの、大スポンサーは、自然エネルギー政策研究所という太陽光発電のご商売をされている橘民義さんと、通販生活の斎藤駿さんです。
立党時の資金8億のうちの半分を用立てておられます。
本気で野党合流を目指すのであれば、このお二人を説得するのがいいのではないかと思いますよ、玉木さん。
1月20日の冒頭解散があるかどうか。
安部官邸の奥の院以外は誰にも確実なことはわかりません。
でも、理論的に考えれば確率は低くありません。
「虚を突かれて負けちゃいました」なんていう言い訳を今から準備してはいないですよね、野党の皆さん!
でも、よくよく思い出してください。
マスコミが解散の予想を言い当てたことがあったでしょうか?
1986年 中曽根康弘の「死んだふり解散」に、みんな騙されたのではなかったですか?
34年たった今、安倍内閣は中曽根時代よりも、はるかに狡猾、インモラル、何でもありです。
油断大敵ではないですか?
解散時期は、主に4つが想定されています
①1/20の冒頭解散
②補正予算を成立させた後
③通常国会終盤で解散して東京都知事選挙と同日
④9/7のパラリンピック閉幕の翌日
②と③は、どう考えても①よりも内閣支持率は落ちます。
いくらやる気のない野党でも、桜やIRや中東派兵や、いくらでも追求ネタがあるからです。
では④はどうか
今度は野党がまとまってしまうリスクがあります。
それに比べて、①の冒頭解散は、
正月休みで内閣も自民党も支持率が回復傾向
国会であれこれ追及される心配がない
野党はバラバラ
安倍メシを食らってるマスコミの見立てよりも、できるだけ客観的な情報を私は信じたいです。
政府提出法案、最少に 通常国会に52本 五輪控え絞り込み
2020.1.18 毎日新聞
政府は17日、衆参両院の議院運営委員会理事会で、20日召集の通常国会に提出する法案が、過去最少の52本となる見通しを伝えた。
(略)
通常国会の政府提出法案数はこれまで、冒頭解散など会期中の早い段階で解散があった場合を除き、2016年の56本が最少だった。
(引用以上)
野党合流は、わざと無理難題をおしつける枝野さんと、それくらいのことを想定できずに後手後手にまわってしまった玉木さんのおかげさまで、当面は実現しそうにありません。
頭脳勝負(悪知恵勝負)では枝野さんに軍配が上がったようです。
ただし、枝野さんが「協議打ち切り!」と、自分が持ちかけた協議を一方的にプッツンしたのは、冒頭解散はないと読んだからに違いありません。
立憲民主党は、単独では次の衆議院選を闘う資金はありませんから、解散があると読んでいれば、もっと妥協していたはずです。
冒頭解散はないと読んだから、玉木さんに飲めない条件をぶつけて、ちょっとでもいいポジションを確保しようとしています。
しかし、立憲に不足してるのは資金です。
解散総選挙までに国民民主の金庫をこじ開けないと、大変なことになります。
ですから、枝野さんが「これ以上協議のしようがない」などと言っているのは、冒頭解散がないと読んだ上でのブラフだと私は見ています。
それにしても、枝野さんの頭の良さは光り輝いていますね。
絶対に合流できない無理難題を、先手をとって国民民主に投げかけることで、あたかも合流を望んでいるように見せかけ、分裂騒ぎを避けようとアタフタする玉木さんが、まるで合流を拒んでいるように見せる。
こんな演出を考えられるのは、天才枝野さんと、悪知恵の権化=安部官邸くらいのものです。
ちなみに、2017年に立憲民主党ができたときの、大スポンサーは、自然エネルギー政策研究所という太陽光発電のご商売をされている橘民義さんと、通販生活の斎藤駿さんです。
立党時の資金8億のうちの半分を用立てておられます。
本気で野党合流を目指すのであれば、このお二人を説得するのがいいのではないかと思いますよ、玉木さん。
1月20日の冒頭解散があるかどうか。
安部官邸の奥の院以外は誰にも確実なことはわかりません。
でも、理論的に考えれば確率は低くありません。
「虚を突かれて負けちゃいました」なんていう言い訳を今から準備してはいないですよね、野党の皆さん!
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