2020-04-14(Tue)

小中学校の超長期休校は、パンドラの箱を開けてしまうかもしれない

学校の超長期休暇は、パンドラの箱を開けてしまうかもしれない。

ルーチンで学校があるときは、学校の効能は客観的に評価しにくい。比較対象があまりないからだ。

しかし、あるとき~ と ないとき~ の対比が見えてしまうとそうはいかない。

私の勝手な予測だが、むしろ子どもの学力は上がるのではないだろうか。

学校があっても、やる子はやるし やらない子はやらないという二分化されてしまった子どもたちの学習環境を、変えることができていない。

つまり、やらない子をやる気にさせることができているのは例外的な成功例であり、やる子にとっては学校の授業は退屈な時間に過ぎない。

どっっちの役にもたたない、決められたカリキュラムをこなす授業。その正体が、超長期休暇によって暴かれてしまうかも知れない。

もっとも。授業以外の何でも屋を押しつけられ、ブラック企業並みのサービスス残業が続く教師も、犠牲者と言える。

子どもたちの本音に迫る教育を学ぶ機会も時間も与えられていない。

そんな退屈な授業よりは、今どきは優れた参考書や動画授業があふれている。

そうしたコンテンツを活用して学習する子たちは、授業で時間を潰されないだけ、力をつけていくだろう。

一方で、勉強をやりたくない子たちは、ゲームや趣味に、いつもよりは罪の意識無く没頭することができる。

あれ、学校なんていらないんじゃないの? と気がついてしまう、そんな瞬間が増えていく。



もちろん、コロナで強制的に休校の現状は、、誰にとっても幸せではない。

友達とも遊べないし、運動不足も甚だしい。

低学年の学童保育はもう限界だ。

休みに無理な価値を与えんがために、ゆがんだ内申点評価が横行するのではないかという心配もある。

ただ、日本の義務教育史上、はじめて、 あるときとないときの比較が、全国的な規模で目に見えることになるのは間違いない。

見えてきた事態を謙虚に受け止め、教師叩きに血道を上げたり、逆に教師の保身で子どもを犠牲にしたりせず、よりマシな学校にするためのきっかけになればいいなあ と切に願う。

義務教育の「義務」は、児童労働をさせずに教育を受けさせる親の義務と、社会格差に左右されない教育機会を保証する国の義務なのであって、子どもにとってはあくまでも「権利」なのだから。

大人が「子どもを支配する権利」を行使して、「子どもが大人の言うことをきく義務」にしばられる、きわめて異常な社会=学校は解体されるべきだ。

授業、スポーツ、文化、社会生活、それらを伝えるプロが集い、子どもたちがその成果を享受できる高度な専門機関に、小中学校がなっていってもらいたい。



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