2021-04-20(Tue)
大阪府のコロナ対策の無能無策ぶり
大阪がパニクっています。
大阪だけが突出しているのはなぜなのでしょうか。
普段暮らしていて、大阪人もマスクはちゃんとしてるし、人口は東京のほうが多いし、人流のデータを見ても、そんな極端な違いは見当たらない。
大阪駅、横浜駅、広島駅 の人流データはこんな感じ



たしかに、2月末で早々に緊急事態宣言をやめちゃったので、3月の人の出は少し多いけれども、こんなに極端な感染数になるほどの違いではないように見える。
では、何が違うのかと思って府庁や県庁のホームページを見ると、これはかなりの違いがある。
広島県は、緊急事態宣言もマンボウも出さなかったけれども、「新型コロナ感染拡大防止集中対策」というのを3度にわたってやってきている。
時短要請などは、マンボウなどと同じだけれども、広島県は画期的な試みをやっている。
それが、「PCR検査の集中実施」だ。
人口の集中している地域などにしぼって、積極的にPCR検査を行い、早期発見、早期隔離を実施している。
現在も4月25日まで「春のPCR検査集中実施」受検無料!とか、5月31日まで「近くの薬局でPCR受けられます」無料!とか、バンバンやっている。
県のホームページを見てみてほしい。実に詳しく書かれており、効果とリスクについての図など、本気で説明しようとする姿勢がホームページからあふれ出ている。

また、飲食店のアクリル板補助金も昨年末から10万円出している。
大阪府も4月から始めたようだが、大流行してしまってからやっても遅すぎる。
広島県が、コロナに対して攻めの姿勢で戦っていることがわかる。
大阪とほぼ同じ人口の神奈川県。
よくテレビに出てくる黒岩知事の発言を聞いていると、大丈夫か?と思ってしまうけれども、ホームページを見ると、いろいろやってるのがわかる。
大阪よりはずいぶんマシだ。
「検査の神奈川モデル」は、1時間に24検体検査できる簡易キットを理研と共同開発して、保健所ではなく医療機関で検査できる態勢を作っている。
イソジン吉村とは大違いだ。
「緊急的な酸素投与施設」を県立競技場に作って、救急の受け入れが間に合わないときの応急施設にする準備を整えている。
準備するのが使い古しの雨合羽という松井さんとはこれまた大違いである。

では満を持して大阪府のホームページを見てみよう
「感染拡大防止に向けた取組み(府民の皆様へのお願い、イベントの開催、施設について等)」というタイトルに、すでに不安が。。。
中身を見ると、やはり案の定、「お願い」しか書いていない。こんなことなら、誰でも言える。
府庁として自主的に何かやってることと言えば、飲食店への「見回り隊」だけである。
こんなことに、貴重な府職員のマンパワーをあててる時点で、もう吉村の無能が大爆発だ。
吉村大阪府知事の「見回り隊」に非難ゴウゴウ アルバイト大量動員、警察同行など「強権過ぎる」
2021.4.19 AERA
これまでの無能無策はともかくも、ことここに至った以上は、緊急の資金を調達して、なんとかコロナ受け入れ病院や療養施設を確保するしかない。
大阪府には入院ベッドは10万床あって、そのうちコロナ病床は2千床程度だ。職員への十分な危険手当と、病院の経営補償がないから、これ以上増えないのである。
とにかく今は、借金してでも資金調達して湯水のように医療に注ぐのが、政治の仕事、府知事の仕事のはずだ。
連日テレビに出て、ニヤケタ顔をさらしている暇があったら、国と必死で掛け合い、府債を発行しまくり、コロナ医療にカネを持ってこい。
■
ところがどっこい、なんとなんと 吉村の頭の中は、コロナではなくこっちのことで一杯なのだ。

4月8日という日付、去年ではない。
今年の4月8日は、大阪府の新たな感染者数が905人となり、府が医療非常事態宣言を出した日だ。
非常事態とか言いながら、何のことはない、やってることは万博(=カジノ)の準備なのである。
しかもこれ、無理くり通した「広域一元化条例」という大阪都構想の焼き直し条例によって、府市一元化の名目で開かれた、一番最初の府と市の合同会議である。
コロナ危機に直面して、府と市が連携してコロナ対策をするのかと思ったらとんでもない、やるのは万博・カジノやで~ という話。
ちなみに、この合同会議のニュースはどんどん削除されているので、あえて画像でコピペさせてもらった次第。
吉村と松井のコロナ対策への無能無策と、頭の中にあるのは「カジノ利権」だけ ということが、これほどよくわかる記事はない。
こうしてみると、大阪のコロナ激発は、自然災害と言うよりは人災、維新災だということがよ~くわかる。
維新大好きな大阪のみなみなさまも、そろそろヤバいと思いませんか。
ホンマ、いくら維新に票を入れても、食い物にされるだけでっせ。

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大阪だけが突出しているのはなぜなのでしょうか。
普段暮らしていて、大阪人もマスクはちゃんとしてるし、人口は東京のほうが多いし、人流のデータを見ても、そんな極端な違いは見当たらない。
大阪駅、横浜駅、広島駅 の人流データはこんな感じ



たしかに、2月末で早々に緊急事態宣言をやめちゃったので、3月の人の出は少し多いけれども、こんなに極端な感染数になるほどの違いではないように見える。
では、何が違うのかと思って府庁や県庁のホームページを見ると、これはかなりの違いがある。
広島県は、緊急事態宣言もマンボウも出さなかったけれども、「新型コロナ感染拡大防止集中対策」というのを3度にわたってやってきている。
時短要請などは、マンボウなどと同じだけれども、広島県は画期的な試みをやっている。
それが、「PCR検査の集中実施」だ。
人口の集中している地域などにしぼって、積極的にPCR検査を行い、早期発見、早期隔離を実施している。
現在も4月25日まで「春のPCR検査集中実施」受検無料!とか、5月31日まで「近くの薬局でPCR受けられます」無料!とか、バンバンやっている。
県のホームページを見てみてほしい。実に詳しく書かれており、効果とリスクについての図など、本気で説明しようとする姿勢がホームページからあふれ出ている。

また、飲食店のアクリル板補助金も昨年末から10万円出している。
大阪府も4月から始めたようだが、大流行してしまってからやっても遅すぎる。
広島県が、コロナに対して攻めの姿勢で戦っていることがわかる。
大阪とほぼ同じ人口の神奈川県。
よくテレビに出てくる黒岩知事の発言を聞いていると、大丈夫か?と思ってしまうけれども、ホームページを見ると、いろいろやってるのがわかる。
大阪よりはずいぶんマシだ。
「検査の神奈川モデル」は、1時間に24検体検査できる簡易キットを理研と共同開発して、保健所ではなく医療機関で検査できる態勢を作っている。
イソジン吉村とは大違いだ。
「緊急的な酸素投与施設」を県立競技場に作って、救急の受け入れが間に合わないときの応急施設にする準備を整えている。
準備するのが使い古しの雨合羽という松井さんとはこれまた大違いである。

では満を持して大阪府のホームページを見てみよう
「感染拡大防止に向けた取組み(府民の皆様へのお願い、イベントの開催、施設について等)」というタイトルに、すでに不安が。。。
中身を見ると、やはり案の定、「お願い」しか書いていない。こんなことなら、誰でも言える。
府庁として自主的に何かやってることと言えば、飲食店への「見回り隊」だけである。
こんなことに、貴重な府職員のマンパワーをあててる時点で、もう吉村の無能が大爆発だ。
吉村大阪府知事の「見回り隊」に非難ゴウゴウ アルバイト大量動員、警察同行など「強権過ぎる」
2021.4.19 AERA
これまでの無能無策はともかくも、ことここに至った以上は、緊急の資金を調達して、なんとかコロナ受け入れ病院や療養施設を確保するしかない。
大阪府には入院ベッドは10万床あって、そのうちコロナ病床は2千床程度だ。職員への十分な危険手当と、病院の経営補償がないから、これ以上増えないのである。
とにかく今は、借金してでも資金調達して湯水のように医療に注ぐのが、政治の仕事、府知事の仕事のはずだ。
連日テレビに出て、ニヤケタ顔をさらしている暇があったら、国と必死で掛け合い、府債を発行しまくり、コロナ医療にカネを持ってこい。
■
ところがどっこい、なんとなんと 吉村の頭の中は、コロナではなくこっちのことで一杯なのだ。

4月8日という日付、去年ではない。
今年の4月8日は、大阪府の新たな感染者数が905人となり、府が医療非常事態宣言を出した日だ。
非常事態とか言いながら、何のことはない、やってることは万博(=カジノ)の準備なのである。
しかもこれ、無理くり通した「広域一元化条例」という大阪都構想の焼き直し条例によって、府市一元化の名目で開かれた、一番最初の府と市の合同会議である。
コロナ危機に直面して、府と市が連携してコロナ対策をするのかと思ったらとんでもない、やるのは万博・カジノやで~ という話。
ちなみに、この合同会議のニュースはどんどん削除されているので、あえて画像でコピペさせてもらった次第。
吉村と松井のコロナ対策への無能無策と、頭の中にあるのは「カジノ利権」だけ ということが、これほどよくわかる記事はない。
こうしてみると、大阪のコロナ激発は、自然災害と言うよりは人災、維新災だということがよ~くわかる。
維新大好きな大阪のみなみなさまも、そろそろヤバいと思いませんか。
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