2022-07-05(Tue)
山本太郎
10年前に大阪市で原発市民投票をやっていたとき、天神橋筋商店街の練り歩きで見たのが、生の山本太郎を見た初めだったと思います。
その1年後、なんと参議院議員に当選し、ニコリともしない当選の会見が印象的でした。第2の山宣にしてはいけない、と思いました。1929年3月、治安維持法の改悪に反対し国会で孤軍奮闘していた山本宣治は、右翼に暗殺されました。太郎を殺されてはいけない。その思いは、今日でも変わりません。
自由党の共同代表になり、何度かお話しする機会もあり、大阪での街宣準備のお手伝いなどしていましたが、この数ヶ月は何の因果か、たとえて言うなら支店長代理と本社の社長のような関係でした。
中にいるほうが意外と接点は少なく、太郎さんと話をする機会はありませんでしたが、大変な仕事をしているのだなあ、ということはわかりました。
その山本太郎が、ピンチです
退路を断って衆議院議員を辞職し、東京で参議院選挙に臨んでいるのですが、組織のある候補に追い上げられ、6人の当選枠から押し出されそうです。
ここで落選してしまうと、暗殺されなくても、政治的に抹殺されてしまいます。れいわ新選組という、唯一空気を読まない、大政翼賛会に取り込まれない政党も、存立の危機になります。
私自身は、あまり焦らないようにしています。ウクライナ侵略を、あろうことか、自国の戦争につなげようという自民党や右翼のやり方に、焦らないわけではないです。そんな右翼につられて、ウクライナ国民に「もっと戦え」と平気で言ってしまう野党にも、愕然とします。
それでもやはり、焦ってはいけないと、常に自戒しています。どんなときでも、結果を見て次を考える、絶望せずに少しでも良くする、という保守のやり方を学ぼうと思っています。
その点では、今の太郎さんやれいわ新選組から発散される焦燥感は、必ずしも同調できない部分もあります。
にもかかわらず、それでもなお、
山本太郎を失うわけにいかない
と思います。
東京にお住まいのみなさん、7月10日、参院選の1枚目には「山本太郎」と書いてもらえないですか。
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