2022-08-15(Mon)
あらためて天皇の戦争責任を問う
日本にあるもので、もっとも子どもの教育に悪いものは何かと聞かれれば、迷うことなく「天皇制」と答える。
「1人を殺せば犯罪者だが、100万人を殺せば英雄」を、まさに地で行ってるのが昭和天皇であり、象徴天皇制だ。
究極の無責任の象徴。
自殺したヒットラーのほうが、まだしも潔いといえるかもしれない。
日本の子どもたちは、これを「尊い」とか言われて育つのだから、ひどい話だ。
天皇制には、もうひとつ際だった特徴がある。
「保身」である。
天皇や天皇制には、それ自体の思想性はない。
あるのは存続の意思と、そのためのきわめて柔軟(無節操)な「保身」である。
存続するためならば、どんな勢力とでも手を結ぶ。
処世術の鬼である。
軍部が強ければ軍につき、沖縄を初め国中が焼き尽くされ、自国民が何十万人も黒焦げにされても保身(国体護持)のためには意に介せず、負けたとたんにマッカーサーに擦り寄り、捨て石にした沖縄を、またしても米国に売り渡した。
手を携えて戦争を遂行した戦犯がまつられている靖国神社へも、自分だけは無関係化のように行かないという。
靖国神社は戦犯だけを葬って、戦犯の魂の牢獄にして、負の遺産として末代まで残すべきだと私は思っている。
その意味で、天皇は靖国神社に行くべきなのだが、自分だけはちゃっっかり「戦後民主主義」に乗っかってしまうところが、さすが処世術の鬼である。
これが「清く正しい」生き方だと、子どもたちに刷り込まれる。
私はこのブログでも何回も書いてきたが、「天皇の戦争責任」を曖昧にしたことが、戦後の日本をダメにした、と考えている。他にも要因はあるけれども、なんといってもダントツのナンバーワンである。
8月15日
私たちは、単に不戦の誓いをするだけでなく、戦争をやらかした奴らの責任を忘れない、その思いを新たにしたい。
- 関連記事
-
- 10.28ストップ・ジェノサイド!ガザ緊急アクション(関西) (2023/10/24)
- #ガザ侵攻やめろ #FreePalestine (2023/10/16)
- 暴力国家イスラエルを止めよう (2023/10/14)
- ああ腹が立つ インボイスめ! (2023/09/28)
- カホフカ・ダムを破壊したのは誰か (2023/06/08)
- 韓ドラの隆盛と明るくない日本の未来 (2023/06/02)
- 新年のごあいさつ (2023/01/01)
- あらためて天皇の戦争責任を問う (2022/08/15)
- お悔やみ申し上げま せん (2022/07/09)
- 山本太郎 (2022/07/05)
- 生活フォーラム関西 2022年度総会のお知らせ (2022/04/21)
- 自衛戦争であっても戦争は拒否する (2022/04/20)
- ウクライナ ウクライナ (2022/02/28)
- ウクライナ (2022/02/14)
- 【秘書日記】兎にも角にも始まりました (2022/01/17)