2005-10-16(Sun)
無知であることの責任

魚住昭さんの本を読んでいる。斉藤貴男さんとの対談「いったいこの国はどうなってしまったのか!」は、2003年にNHK出版から出ている。今だったらNHK出版は出さないだろうね。
さて、これはいい本です。というのは、現在の改革ファシズムの全容が分かるようになっています。2005.9.11から始まったんじゃない、ということがよく分かります。コイズミ総統の能力ではとてもこんな準備はできるはずがない。ネオコンinJAPANの皆さんが、中曽根型の保守反動の後を受けて、10年越しで準備してきた法律や体制が、今、花開いているのであります・・・
このところ、私は何か偉そうなことを書いていますが、じつのところ、この15年間、もの言わぬ民として組合すらない中小企業でモクモクと働いてきたのです。
どうせ見れば腹が立つからと、新聞さえマトモに読まず、いろんな法案の名前くらい聞いていても、どんな法律なのかもきちんと知らずに来てしまった。
9.11総選挙で、ようやく目が覚めたのだから、ある意味コイズミ総統には感謝しなければならない。あのアホなパフォーマンスがなければ、今でも下を向いて日々を暮らしていたかもしれない。無知であることの責任を感じることもなく。
総統は6日で郵政法案を通してゴキゲンだけれど、あんがい寝た子を起こしたのかも知れないよ。これでやっと目が覚めたのは、私だけではないはず。
とにかく、もう、議論している段階は過ぎてしまった、という気はする。やはり、少々寝過ごした。トースト口にくわえてバス停に走る、あの状態だね。
まずはブログ。個人情報保護法が規制したい本命は、ネットだそうだから、なおさらブログはやめられない。
けれど、やはりリアルワールドでも実感が必要。あの、ホワイトリボンは、あまりにもファッション化されてしまった。そうなるような対立軸のない提案だったとも言える。貧困を無くそう、では、中流日本が貧しい国に哀れみを垂れましょう、という差別意識にすらなりかねない。
もちろん、発端はそんな浅ましい心ではないと思う。ただ、対立軸が明白でないと、どんどんそういうふうにネジ曲げられることに抵抗できない。
そこで、「戦争反対・ファシズム反対」で何かできないかと考えたのだが、リボンは出尽くしている。色とりどり、どの色もすべて何かの運動になっている。ピンクは乳ガン、レッドはエイズとか。
もう少し考えてみて、ブロガー同盟の方々に提案してみよう。
- 関連記事
-
- 与謝野経財大臣の秘書が痴漢? (2008/08/26)
- 橋下徹の突撃ラッパ (2008/08/25)
- 出た! 安倍晋三!! (2006/01/18)
- 耐震偽造について 民主党議員の皆様へ (2006/01/14)
- 耐震偽装は抗議ではなく戦いだ (2005/12/24)
- 耐震偽造問題の震源地 (2005/12/22)
- 巷にあふれるプチ小泉政権 (2005/11/19)
- 無知であることの責任 (2005/10/16)
- 平原綾香・ジュピターに思う (2005/10/13)
- 何故こうなってしまったのか (2005/10/10)
- 再び報道の問題 とくに朝日について (2005/10/09)
- マガ9ブログに良い記事が (2005/10/06)
- NHK VS 朝日 (2005/10/05)
- ぱっぱっぱっぱっ ぱれーど (2005/10/04)
- マガジン9条について (2005/10/03)