2006-10-31(Tue)
「必修逃れ」騒動の怪
いよいよ,死者が。
「必修逃れ」を苦か、茨城・佐竹高校長が首つり自殺
30日午後4時5分ごろ、茨城県大子町左貫の山林で、必修逃れが判明した県立佐竹高校の高久裕一郎校長が首をつって死んでいるのを、捜していた大子署員が発見した。
近くに「先に行きます」などと書かれた遺書が落ちていたことから、同署は自殺とみて調べている。
(中略)
高久校長は県立大子二高の校長を務めた後、今年4月、同校に着任。県教委によると、高校の各年度の教育課程は前年11月に作成されるため、高久校長は佐竹高のカリキュラムの作成にはかかわっていないが、教員に対しては「管理職である我々が責任を持って対応する」と話していた。
(中略)
高久校長は29日夜、自宅に戻らなかったため、心配した家族が捜索願を出し、同署員が自宅から約1・7キロ離れた山林で発見した。
(2006年10月30日読売新聞)
自宅から1.7キロも離れた山林で首をつっているのを,よく次の日に見つけられたものだ。
カリキュラム作成に関わっていないのに,本当に自殺するだろうか。
もし「必修逃れ」を苦にしたのなら,「先に行きます」なんていう簡単な遺書を落としていくものだろうか。
そんな直接的な疑問から,さらに
これまでず~とやってきたことが,なんで今,安倍晋三が教育基本法の改悪をしようという時になってやり玉に挙げられるのか。
という根本的な疑問に行き着く。
教師のいじめ問題は,明らかに日教組つぶしだ。虐めている教師は確かにいるだろうし,そいつらを庇う気はサラサラ無いが,それとこれとは別問題だ。
これまでも多くの命が散っていったのに,なぜ今になって大騒ぎするのか,と言えば,教育基本法をワヤにするためには,日教組の口を封じる必要があるからだ。
同じ観点で「必修逃れ」の大騒ぎを見ると,虐めと全く同じ理由で,教師を社会的に貶めようという狙いと,世界史を必修からはずそうという狙いがうかがえる。
現行法下での教師の立場を下の下まで落としておいて,信頼回復の為には,生徒を「飼い慣らし」親や社会に「ショック療法」を施すしかない,というところに,教師自体を追い込んでいる。
試しに,今,教師が何か社会的に発言しても,「虐め教師」とか「必修逃れ」とかの罵詈雑言が,マスゴミに満ちあふれるだろう。
(「ウザイ」「死ね」と変わらない)
そうして考えてみると,佐竹高校の高久校長の死は,いよいよ不可思議な印象が深い。
「必修逃れ」に関する教育委員会や文科省の関与をつかんでいたとか,何かありそうな気がして仕方がない。
※森喜朗が,文部科学省を批判されても今の文部科学省は何も権限がないから,教育権を何とかしろ と言ったとか。
実際は権限がないなんてことは全くないが,それにしても,教育権を国家が全面的に取り上げてしまう というのがこの騒ぎの終着点ということを,あからさまに言っているようなものだ。
「必修逃れ」を苦か、茨城・佐竹高校長が首つり自殺
30日午後4時5分ごろ、茨城県大子町左貫の山林で、必修逃れが判明した県立佐竹高校の高久裕一郎校長が首をつって死んでいるのを、捜していた大子署員が発見した。
近くに「先に行きます」などと書かれた遺書が落ちていたことから、同署は自殺とみて調べている。
(中略)
高久校長は県立大子二高の校長を務めた後、今年4月、同校に着任。県教委によると、高校の各年度の教育課程は前年11月に作成されるため、高久校長は佐竹高のカリキュラムの作成にはかかわっていないが、教員に対しては「管理職である我々が責任を持って対応する」と話していた。
(中略)
高久校長は29日夜、自宅に戻らなかったため、心配した家族が捜索願を出し、同署員が自宅から約1・7キロ離れた山林で発見した。
(2006年10月30日読売新聞)
自宅から1.7キロも離れた山林で首をつっているのを,よく次の日に見つけられたものだ。
カリキュラム作成に関わっていないのに,本当に自殺するだろうか。
もし「必修逃れ」を苦にしたのなら,「先に行きます」なんていう簡単な遺書を落としていくものだろうか。
そんな直接的な疑問から,さらに
これまでず~とやってきたことが,なんで今,安倍晋三が教育基本法の改悪をしようという時になってやり玉に挙げられるのか。
という根本的な疑問に行き着く。
教師のいじめ問題は,明らかに日教組つぶしだ。虐めている教師は確かにいるだろうし,そいつらを庇う気はサラサラ無いが,それとこれとは別問題だ。
これまでも多くの命が散っていったのに,なぜ今になって大騒ぎするのか,と言えば,教育基本法をワヤにするためには,日教組の口を封じる必要があるからだ。
同じ観点で「必修逃れ」の大騒ぎを見ると,虐めと全く同じ理由で,教師を社会的に貶めようという狙いと,世界史を必修からはずそうという狙いがうかがえる。
現行法下での教師の立場を下の下まで落としておいて,信頼回復の為には,生徒を「飼い慣らし」親や社会に「ショック療法」を施すしかない,というところに,教師自体を追い込んでいる。
試しに,今,教師が何か社会的に発言しても,「虐め教師」とか「必修逃れ」とかの罵詈雑言が,マスゴミに満ちあふれるだろう。
(「ウザイ」「死ね」と変わらない)
そうして考えてみると,佐竹高校の高久校長の死は,いよいよ不可思議な印象が深い。
「必修逃れ」に関する教育委員会や文科省の関与をつかんでいたとか,何かありそうな気がして仕方がない。
※森喜朗が,文部科学省を批判されても今の文部科学省は何も権限がないから,教育権を何とかしろ と言ったとか。
実際は権限がないなんてことは全くないが,それにしても,教育権を国家が全面的に取り上げてしまう というのがこの騒ぎの終着点ということを,あからさまに言っているようなものだ。
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