2006-11-01(Wed)

六者協議 人民元 安倍晋三

「米国、北朝鮮、中国は三十一日、北京で非公式協議を行い、近く六カ国協議を再開することで合意した。」らしい。わざわざテレビにテロップが流れるほどで,朝刊のトップだから,ほとんどの人が知っているだろう。

さて,興味深いのは,ブッシュがわざわざ

「合意は喜ばしい。中国が協議再開に向けた交渉を進めてくれたことに感謝する」と,中国にスペシャルサンクスを送っていることだ。

そこで,私が以前から主張していたように,人民元の動きを見てみた。

米ドルに対する人民元の基準値が、過去最高値を更新し続けている。10月30日は1米ドル=7.8781人民元と、切り上げ後の最高値となり、3日連続の更新となった。
10月31日付信報によると、第3四半期の米国の国内総生産(GDP)伸び率が予想を下回るとの見通しを受けて米ドルが弱含んだことが背景にあるもよう。ただしそうした米ドル安要因を除いても、中国政府は人民元の上昇ペースを速めようとの狙いも透けて見えるとの見方も強い。
JPモルガンチェースの中国主席アナリストによると、最近の人民元相場の上昇は明らかに、米国との貿易格差拡大を懸念する中央政府による思惑が反映したものという。同アナリストは、今年末には米ドルとペッグ制でリンクしている香港ドルの上限レートと同水準である同7.75元水準まで上昇するとみている。さらに来年には、同7.00元まで上がると予想している。<香港>(NNA 06.11.1)


長い引用になったが,中国当局が対米貿易を配慮して人民元を上げているのが分かる。

では,これをアメリカサイドはどう見ているか

人民元は上昇加速しているが、ペースは依然遅すぎ=IMF幹部
2006年11月01日 [ワシントン 31日 ロイター]
 国際通貨基金(IMF)の中国調査団の団長を務めるスティーブ・ダナウェイ氏は31日の記者会見で、人民元相場について、上昇ペースは加速したとはいえ、依然として遅すぎる、との見解を示した。
 中国が行政措置によって上手く景気を抑制できるか疑問視する姿勢を示した。
 同氏によると、IMFは2006年の中国の経済成長率を9月予想の10%から10.5%超に上方修正する公算。
 来年にかけての貿易黒字、経常黒字の予想も引き上げる可能性が大きいという。
 同氏は、人民銀行(中央銀行)の政策決定にもっと自由な裁量度が必要、と指摘した。


要するに,評価するけれども,まだまだ,ということだ。

通貨だけではない

中国人民銀行(中央銀行)はこのほど発表した2006年中国金融安定報告の中で、金融分野の対外開放をさらに進める姿勢を明確に示した。
(中略)
金融サービス分野で外資の出資比率規制を適度に緩めるとしたほか、業務の範囲や投資元の規制も緩和するとしている。10月31日付京華時報によると、人民銀が公式な文書の形で、金融分野に対する外資の出資比率緩和の方針を明言したのは、数年来では初めてという。
(NNA 06.11.1)


こうした中国の対米「配慮」が,六者協議再開の条件であったのではないか。

ここで,面白いのは,大騒ぎをしていた日本は,完全に蚊帳の外だったということだ。

テレビにテロップを流すほどのニュースに対し,安倍晋三はすぐにコメントも出せない

外務省関係者によると31日昼過ぎに、米中朝の3カ国代表が6者協議再開の調整を始めたという連絡を受けたという。
昼過ぎに連絡を受けて,夜9時前にはニュースが流れたのだから,安倍晋三は,な~んにも知らないうちに決まってしまったわけだ。これは格好悪くて出てこれないだろう。記者に囲まれても,一言も発することなく車に逃げ込む姿は,いかにも安倍晋三らしいとは言える。

※このページはすぐに削除されるだろうから,だれかyotube使える人は,投稿しておいて欲しい

米中を巡る北朝鮮の騒動をみて,この機に乗じて改憲だ核武装だと調子に乗っている安倍晋三らは,単なる駒にすぎない,今となってはアメリカからも邪魔者扱いだ。

それ故にますますヒステリックに,改憲を叫ぶ安倍晋三を認めるのかどうか,日本に暮らす私たちに問われている。
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