2007-05-19(Sat)
何のためのアンケートか(明月)
色んな意見が出てくるので、小心な私はオロオロしてしまう。で、何のために何をしようとしているのか、改めてまとめてみたい。
一番の目的は、参議院選で、少なくとも9条の改憲に反対な候補を応援したい、ということだった。また、民主党といえども、改憲派には投票したくない、ということであった。
疑念は色々出されている。
1.アンケートとしての公平性。(全候補者に同一条件で聞け)
2.共産党の民主党つぶしの宣伝に使われるだけ
3.回答がないだろう
4.公明党の言質を取らないのはおかしい。(公明党も一部は護憲)
5.改憲の内容まで問うべき
また、逆に
6.議席逆転のためには自公には聞かない方がいい
という意見もあった。
■まず、時代認識として、
「戦後型の政党政治は終わっている。すでにファシズムに片足つっこんでいる。」ということを言いたい。
なにより、安倍が改憲を争点にするということは、改憲に反対すれば除名だ、ということではないのか。郵政のときのように。
もはや、言質を取っているような、悠長な事態ではない。野田聖子が、大きな顔をしているのは何故だ。もはや、そういう、最低限の良識を前提にした時代は、終わってしまったのだ。
具体的に、ファイズムに反対するもの、改憲に反対する者とそうでない者を識別しなくてはならない。
これは、アンケートの良識についても言える。アンケートで悪ければ、質問状にしよう。(質問ならば、相手ごとに内容が変わっても当然だろう。)
目的は、候補者の識別である。識別の必要もない者に、質問する必要もない。
まして、公明党に9条を聞けば、全員が「変えない」と答えるのだ。それが、とんでもないマヤカシであることはこれまでに書いたとおりだが、回答結果だけみれば、公明党は護憲の党に見える。そんな宣伝してやるほうが、どうかしている。
そう、ファシズムを相手にして、公平である必要など、さらさら無い とういことだ。
■次に、安倍が改憲を争点にしたことの、本気さから逃げてはいけない、ということ。
人気凋落のヤケクソで言い出したわけではない。安倍は、「勝負をかけてきた」のである。
別の言い方をすれば、「国民に、あきらめさせる」ということ。
このまま民主が改憲から逃げ続ければ、国民の目には 「自公 VS 社共」と映る。これでは、ほとんどの人が「絶対に勝ち目はない」と考えても不思議ではない。悲しいかな、庶民の知恵は、勝ち目の無い戦いに、自分から無謀につっこんでいくようにはできていない。諦観の中で、流されて流されて、最後は強制されて無謀な戦いで死んでいく。
だから、「あきらめ」 VS 「可能性」 というのが、今、一番ギリギリの戦いなのだと思う。
「もしかしたら、逆転できる可能性があるかも・・・」と思える状況を、どう作るか。
これから、3~4年に渡る改憲との戦いの全過程は、徒手空拳に近い改憲反対派が、金と権力にあかした改憲派と戦うのである。普通に考えたら、勝ち目はない。
そこを、どうやって可能性の芽を考えていくのか。
私のような一建築家が考えることではない、とも言えるが、実はそうではない。政治家の常識は、もう通用しないのだ。いろんなことをしている「生活者」が、自分の発想で、あれこれ試してみるしかないではないか。
失敗もあるかもしれない。このプロジェクトも、民主だけに不利になるという指摘も、共産党の体質を考えると、あながち否定はしきれない。しかし、公明党の宣伝をしてやるよりはマシ、改憲派に投票するよりはマシ、と考えていくと、こういう方法しかないのだ。
もっといい方法があると思ったら、批判するより前に、それぞれ自分でやってみて欲しい。
つぶし合いをしているような余裕は、どこを探してもない。
安倍は、私たち改憲反対派よりも、はるかに真剣だ。
■そのうえで、選挙戦での活用について。
実際問題としては、自民党からは回答があるとは思えない。また、民主党の改憲派からも、回答はないだろう。民主党の改憲反対派の一部から、回答があるかもしれない。
いずれにしても、回答の活用は、「改憲反対派を周知する。応援する。」ということにしてもらいたい。
「改憲派をたたく」という方法論は、民主党たたきになるのは確かだ。今、民主党を分裂させるべきかどうかは、私には全く判断が付かない。
ただ言えることは、民主党が民主党である限り、党としては憲法からは逃げまくる。分裂のその日まで。
その意味で、設問も「9条の改憲に反対ですか?」とした。反対の人だけを抽出したかったからだ。民主党の場合、答えのない人は、あくまでも答えがないのであって、必ずしも改憲賛成ではない。自民党の場合、党是であるから、反対と言わない限り改憲賛成である。
共産党が、勝ち目のない自公候補との戦いをあきらめて、民主たたきの道具に使うのではないか、という危惧はたしかにある。共産党の場合、改憲反対派も含めて、十把一絡げで民主党を叩く道具にする可能性を否定できないのが辛いところだが、放っておいても彼らはするのだから、少々は仕方がないだろう。
私の思いは、各選挙区で、改憲に反対の候補に投票して欲しい。
この一言に尽きる。
一番の目的は、参議院選で、少なくとも9条の改憲に反対な候補を応援したい、ということだった。また、民主党といえども、改憲派には投票したくない、ということであった。
疑念は色々出されている。
1.アンケートとしての公平性。(全候補者に同一条件で聞け)
2.共産党の民主党つぶしの宣伝に使われるだけ
3.回答がないだろう
4.公明党の言質を取らないのはおかしい。(公明党も一部は護憲)
5.改憲の内容まで問うべき
また、逆に
6.議席逆転のためには自公には聞かない方がいい
という意見もあった。
■まず、時代認識として、
「戦後型の政党政治は終わっている。すでにファシズムに片足つっこんでいる。」ということを言いたい。
なにより、安倍が改憲を争点にするということは、改憲に反対すれば除名だ、ということではないのか。郵政のときのように。
もはや、言質を取っているような、悠長な事態ではない。野田聖子が、大きな顔をしているのは何故だ。もはや、そういう、最低限の良識を前提にした時代は、終わってしまったのだ。
具体的に、ファイズムに反対するもの、改憲に反対する者とそうでない者を識別しなくてはならない。
これは、アンケートの良識についても言える。アンケートで悪ければ、質問状にしよう。(質問ならば、相手ごとに内容が変わっても当然だろう。)
目的は、候補者の識別である。識別の必要もない者に、質問する必要もない。
まして、公明党に9条を聞けば、全員が「変えない」と答えるのだ。それが、とんでもないマヤカシであることはこれまでに書いたとおりだが、回答結果だけみれば、公明党は護憲の党に見える。そんな宣伝してやるほうが、どうかしている。
そう、ファシズムを相手にして、公平である必要など、さらさら無い とういことだ。
■次に、安倍が改憲を争点にしたことの、本気さから逃げてはいけない、ということ。
人気凋落のヤケクソで言い出したわけではない。安倍は、「勝負をかけてきた」のである。
別の言い方をすれば、「国民に、あきらめさせる」ということ。
このまま民主が改憲から逃げ続ければ、国民の目には 「自公 VS 社共」と映る。これでは、ほとんどの人が「絶対に勝ち目はない」と考えても不思議ではない。悲しいかな、庶民の知恵は、勝ち目の無い戦いに、自分から無謀につっこんでいくようにはできていない。諦観の中で、流されて流されて、最後は強制されて無謀な戦いで死んでいく。
だから、「あきらめ」 VS 「可能性」 というのが、今、一番ギリギリの戦いなのだと思う。
「もしかしたら、逆転できる可能性があるかも・・・」と思える状況を、どう作るか。
これから、3~4年に渡る改憲との戦いの全過程は、徒手空拳に近い改憲反対派が、金と権力にあかした改憲派と戦うのである。普通に考えたら、勝ち目はない。
そこを、どうやって可能性の芽を考えていくのか。
私のような一建築家が考えることではない、とも言えるが、実はそうではない。政治家の常識は、もう通用しないのだ。いろんなことをしている「生活者」が、自分の発想で、あれこれ試してみるしかないではないか。
失敗もあるかもしれない。このプロジェクトも、民主だけに不利になるという指摘も、共産党の体質を考えると、あながち否定はしきれない。しかし、公明党の宣伝をしてやるよりはマシ、改憲派に投票するよりはマシ、と考えていくと、こういう方法しかないのだ。
もっといい方法があると思ったら、批判するより前に、それぞれ自分でやってみて欲しい。
つぶし合いをしているような余裕は、どこを探してもない。
安倍は、私たち改憲反対派よりも、はるかに真剣だ。
■そのうえで、選挙戦での活用について。
実際問題としては、自民党からは回答があるとは思えない。また、民主党の改憲派からも、回答はないだろう。民主党の改憲反対派の一部から、回答があるかもしれない。
いずれにしても、回答の活用は、「改憲反対派を周知する。応援する。」ということにしてもらいたい。
「改憲派をたたく」という方法論は、民主党たたきになるのは確かだ。今、民主党を分裂させるべきかどうかは、私には全く判断が付かない。
ただ言えることは、民主党が民主党である限り、党としては憲法からは逃げまくる。分裂のその日まで。
その意味で、設問も「9条の改憲に反対ですか?」とした。反対の人だけを抽出したかったからだ。民主党の場合、答えのない人は、あくまでも答えがないのであって、必ずしも改憲賛成ではない。自民党の場合、党是であるから、反対と言わない限り改憲賛成である。
共産党が、勝ち目のない自公候補との戦いをあきらめて、民主たたきの道具に使うのではないか、という危惧はたしかにある。共産党の場合、改憲反対派も含めて、十把一絡げで民主党を叩く道具にする可能性を否定できないのが辛いところだが、放っておいても彼らはするのだから、少々は仕方がないだろう。
私の思いは、各選挙区で、改憲に反対の候補に投票して欲しい。
この一言に尽きる。
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