2007-05-27(Sun)
参院選候補者への質問を発送しました
いま、うちのFAXがプーとか言いながら、一所懸命送ってくれている。メールは既に送信済みで、エラーもいくつか返ってきた。
民主党も自民党も、2名ずつ連絡先の分からない人がいる。こんなんで選挙できるのか?? とも思いつつ、党本部宛に送ろうかと思案中である。
それにしても、民主党にはもうチョットがんばってもらいたい。ホームページを見ても、書いてあるのは「生活維新」「地域から生活を変えよう」としか書いていない。
憲法を争点にしないのは、それはそれで分かる。だが、であるならば、生活者の痛みがひしひしと伝わってくるような、取り組みはできないのだろうか。
確かに、鳩山さんのような大富豪に庶民の暮らしは想像もできないだろうけれども、もうこの際、ポーズでもいいから、この貧困なる日本を受け止めて語ってほしい。
自民党のホームページは、いかにもカルトらしい表情の安倍晋三が、「地域で活力。成長で活力。」と言っているが、その中身は全く書いていない。まして、憲法を争点にするとか言いながら、実は一言も書いていない。
そう、自民党のホームページのどこを探しても、憲法のケの字も書いていないのだ。
政策らしきことが書いてあるのは、拉致、組合つぶし、集団的自衛権。
普通に考えたら、選挙を戦えるようなテーマは何もない。
にもかかわらず、自民党に切迫感は見られない。なぜか。
そのトリックの一つは、実は「地域で活力」に隠されている。
地方税収、格差是正で一致・諮問会議が議論開始 日経新聞
なんでこれが、参院選のトリックなのか。
コイズミの三位一体「改革」で痛めつけられた地方自治体の惨状をみれば、分かる。
補助金を約4.7兆円、地方交付税を約5.1兆円減らされて、増えたのは税源移譲の約3兆円だけ。夕張市ならずとも、崖っぷちである。そこに、
自治体格差是正 補助金上乗せ案浮上 西日本新聞
奪うだけ奪っておいて、「欲しかったら言うことを聞け!」というわけだ。
そして、これの行き着く先は、
米軍再編推進法 露骨過ぎる「アメとムチ」 山陽新聞
これは、米軍だけの問題では終わらない。補助金というガチガチにひも付きの金で、地方を隷属させるために、あらゆる場面で同じ手法が使われるだろう。
まさに、札びらで頬をはる行為だ。
こうして、選挙戦の実体を担う、地方議員や地方の経済界などを、絶対に政府に楯突けないように、脅迫し、買収しているのである。
しかも、選挙期間を、わざと「検討中」の時期にすることで、安倍晋三は、あのニヤニヤ笑いを浮かべながら、「言うことを聞く子にしか挙げないよ!」と、帳簿をつける鉛筆をなめているのだ。何という卑劣な行為だろう。
以上が、安倍晋三の言う 「地方で活力」の中身だが、もう一つ、やけに選挙戦に余裕をかましている理由は、民主党の腰砕けだ。
ここで、もう一度「改憲は争点か」ということを確認したい。
安倍晋三は、本気で改憲を争点にはしない。これは、ホームページを見ても明らかだし、なにより、本当にやりたいことは、争点や議論にはしない。 ゴマカシと隠蔽をフル活用して、できるだけこっそりやってしまうのが、安倍晋三流である。だから、争点にしないからといって、改憲をしないと言うことではないし、改憲の危機は、切迫しているのだが、だからこそ、あべは改憲を争点にはしない。
そのうえで、では何故「改憲が争点」と、思い出したように言うのか。
その目的は、端的に言えば、平和票を民主から公明に流すこと。民主党は9条を守るとは、絶対に言わないのに対し、公明は加憲とか何とか言って、9条は守ると言う。当然、良く知らない人は民主より公明のほうが平和的なのかと思ってしまう。
こういう状況を作り出すために、安倍と太田はマッチポンプを演じているのだ。
しかも、改憲は民主党内で、もっとも意見の割れる部分だ。民主党のアキレス腱といってもいい。それを、ちょこちょこ突くことで、民主党の追究を鈍らせる、という、安倍にしてみれば一石二鳥の「改憲ちょい出し」なのである。
こうして迎える参議院選挙。
なんとか、民主党にはがんばって欲しいとは思う。党としては無理でも、改憲に反対な人は、はっきりと反対を打ち出してほしい。
また、党としては、苦しい人の苦しさを、しっかりと受け止めて、表現して欲しい。
格差是正というスカッとした言葉だけでなく、もっと深く受け止めてほしい。苦しさを共有できる気持ちが伝わらなければ、政治家のきれい事にしか見えない。
きれい事にしか見えないと、投票に行く人は減り、創価学会票の比率がイヤでも高くなる。
そんな、最悪の状況にしないために、この質問作戦が、チョットでもちからになればいいのだけれど。
6月5日に、一人でも多くの方から回答が寄せられることを期待したい。
民主党も自民党も、2名ずつ連絡先の分からない人がいる。こんなんで選挙できるのか?? とも思いつつ、党本部宛に送ろうかと思案中である。
それにしても、民主党にはもうチョットがんばってもらいたい。ホームページを見ても、書いてあるのは「生活維新」「地域から生活を変えよう」としか書いていない。
憲法を争点にしないのは、それはそれで分かる。だが、であるならば、生活者の痛みがひしひしと伝わってくるような、取り組みはできないのだろうか。
確かに、鳩山さんのような大富豪に庶民の暮らしは想像もできないだろうけれども、もうこの際、ポーズでもいいから、この貧困なる日本を受け止めて語ってほしい。
自民党のホームページは、いかにもカルトらしい表情の安倍晋三が、「地域で活力。成長で活力。」と言っているが、その中身は全く書いていない。まして、憲法を争点にするとか言いながら、実は一言も書いていない。
そう、自民党のホームページのどこを探しても、憲法のケの字も書いていないのだ。
政策らしきことが書いてあるのは、拉致、組合つぶし、集団的自衛権。
普通に考えたら、選挙を戦えるようなテーマは何もない。
にもかかわらず、自民党に切迫感は見られない。なぜか。
そのトリックの一つは、実は「地域で活力」に隠されている。
地方税収、格差是正で一致・諮問会議が議論開始 日経新聞
なんでこれが、参院選のトリックなのか。
コイズミの三位一体「改革」で痛めつけられた地方自治体の惨状をみれば、分かる。
補助金を約4.7兆円、地方交付税を約5.1兆円減らされて、増えたのは税源移譲の約3兆円だけ。夕張市ならずとも、崖っぷちである。そこに、
自治体格差是正 補助金上乗せ案浮上 西日本新聞
奪うだけ奪っておいて、「欲しかったら言うことを聞け!」というわけだ。
そして、これの行き着く先は、
米軍再編推進法 露骨過ぎる「アメとムチ」 山陽新聞
これは、米軍だけの問題では終わらない。補助金というガチガチにひも付きの金で、地方を隷属させるために、あらゆる場面で同じ手法が使われるだろう。
まさに、札びらで頬をはる行為だ。
こうして、選挙戦の実体を担う、地方議員や地方の経済界などを、絶対に政府に楯突けないように、脅迫し、買収しているのである。
しかも、選挙期間を、わざと「検討中」の時期にすることで、安倍晋三は、あのニヤニヤ笑いを浮かべながら、「言うことを聞く子にしか挙げないよ!」と、帳簿をつける鉛筆をなめているのだ。何という卑劣な行為だろう。
以上が、安倍晋三の言う 「地方で活力」の中身だが、もう一つ、やけに選挙戦に余裕をかましている理由は、民主党の腰砕けだ。
ここで、もう一度「改憲は争点か」ということを確認したい。
安倍晋三は、本気で改憲を争点にはしない。これは、ホームページを見ても明らかだし、なにより、本当にやりたいことは、争点や議論にはしない。 ゴマカシと隠蔽をフル活用して、できるだけこっそりやってしまうのが、安倍晋三流である。だから、争点にしないからといって、改憲をしないと言うことではないし、改憲の危機は、切迫しているのだが、だからこそ、あべは改憲を争点にはしない。
そのうえで、では何故「改憲が争点」と、思い出したように言うのか。
その目的は、端的に言えば、平和票を民主から公明に流すこと。民主党は9条を守るとは、絶対に言わないのに対し、公明は加憲とか何とか言って、9条は守ると言う。当然、良く知らない人は民主より公明のほうが平和的なのかと思ってしまう。
こういう状況を作り出すために、安倍と太田はマッチポンプを演じているのだ。
しかも、改憲は民主党内で、もっとも意見の割れる部分だ。民主党のアキレス腱といってもいい。それを、ちょこちょこ突くことで、民主党の追究を鈍らせる、という、安倍にしてみれば一石二鳥の「改憲ちょい出し」なのである。
こうして迎える参議院選挙。
なんとか、民主党にはがんばって欲しいとは思う。党としては無理でも、改憲に反対な人は、はっきりと反対を打ち出してほしい。
また、党としては、苦しい人の苦しさを、しっかりと受け止めて、表現して欲しい。
格差是正というスカッとした言葉だけでなく、もっと深く受け止めてほしい。苦しさを共有できる気持ちが伝わらなければ、政治家のきれい事にしか見えない。
きれい事にしか見えないと、投票に行く人は減り、創価学会票の比率がイヤでも高くなる。
そんな、最悪の状況にしないために、この質問作戦が、チョットでもちからになればいいのだけれど。
6月5日に、一人でも多くの方から回答が寄せられることを期待したい。
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