2007-09-21(Fri)
1円のお話
1円窃盗で中学生送検
2007年09月20日スポニチ
携帯電話に充電するため、コンビニ店のコンセントを無断で使い、1円相当の電気を盗んだとして、大阪府警松原署が中学校の男子生徒ら2人を窃盗容疑で書類送検していた
前のエントリーにもつながるが、なんでもかんでも警察の権力を振り回そうという意図も感じる。
それにしても、私自身思い起こせば、無断で喫茶店のコンセントにノートパソコンをつないだことなど、数知れない。
それで、ほとんど本一冊分の原稿を書いたような気がする。
もちろん、店員に注意された店ではすぐにやめたけれども。
罪は罪などと偉そうに言っている警察官自身が、どれほどのものか、備考調査してみたい衝動に駆られる。
携帯「1円販売」見直し・総務省研究会が最終報告
2007.9.19 日経
最終報告書の最大のポイントは、代理店が携帯電話会社から渡された販売奨励金を値下げの原資として「1円端末」など大幅に安い価格で電話機を売り、値下げ分は通信料に上乗せする慣行の見直し。
総務省のビジネスモバイル研究会での報告。
座長の斉藤忠夫氏は、今をときめく「年金記録問題検証委員会」において、ただ一人のコンピュータシステムの専門家として招請されている。
総務省の信任がひじょーに厚いお方である。
携帯電話の今の料金体系が良いとは思わないが、しかし、奨励金の廃止と同じ電話機で通信会社を乗り換えられるようにという方向は、いわゆる「自由化」、すなわち「外資参入」の臭いがする。
アイピーモバイル経営難、外資傘下で携帯参入めざす
1円と言えば、この話題ははずせない。
政治とカネ 総裁選の重要テーマだ
2007年9月18日 東京新聞
総裁選に出馬した福田康夫、麻生太郎両氏は「一円以上」案について、政治活動の自由を保障する観点から慎重な考えを示している。
経済活動の自由を保障するために、われわれ自営業者も領収書を5万円以上にしてもらいたいものだ。
1円どころか、5万円までは税金使い放題の皆さんは、1円で逮捕された中学生に、なんと言い訳するのだろうか。
ただし、本来は、という意味で付言すると、国会議員の特権というのはあっても良いものとも言える。
これは、国会が生きているか死んでいるかの分かれ目でもある。
つまり、本来は、国民のために奉仕する国会議員であるならば、時の権力に秘密裏にことを進めなくてはならないこともあるし、何でもかんでも公開するのが良いとは限らない。
電車や飛行機に乗るのも、変動費のかからないものならば、タダにするのは、税金の節約にもなるし、資金の乏しい議員もどんどん活動できることになる。
しかし、今のようにあまりにも腐敗が進んでしまうと、国民に奉仕するための特権を、全部自分の懐にポッケナイナイしてしまうことになるので、残念ながら原則通りにすることは、ただでさえ死にかけの国会がご臨終になってしまうおそれがある。
つまり、国民が国会に心底愛想を尽かしてしまう。
そうなると、なけなしの民主主義の命脈が尽き、コイズミのような俗論の固まりの詐欺師が跋扈する世の中に、ますますなってしまう。
それを防ぐために、原則論は横に置いて、やはり1円からの領収書は必要だと思うのである。
※文中、書類送検を逮捕と表記している。厳密には区別されるので、気になる方は読み替えてください。
2007年09月20日スポニチ
携帯電話に充電するため、コンビニ店のコンセントを無断で使い、1円相当の電気を盗んだとして、大阪府警松原署が中学校の男子生徒ら2人を窃盗容疑で書類送検していた
前のエントリーにもつながるが、なんでもかんでも警察の権力を振り回そうという意図も感じる。
それにしても、私自身思い起こせば、無断で喫茶店のコンセントにノートパソコンをつないだことなど、数知れない。
それで、ほとんど本一冊分の原稿を書いたような気がする。
もちろん、店員に注意された店ではすぐにやめたけれども。
罪は罪などと偉そうに言っている警察官自身が、どれほどのものか、備考調査してみたい衝動に駆られる。
携帯「1円販売」見直し・総務省研究会が最終報告
2007.9.19 日経
最終報告書の最大のポイントは、代理店が携帯電話会社から渡された販売奨励金を値下げの原資として「1円端末」など大幅に安い価格で電話機を売り、値下げ分は通信料に上乗せする慣行の見直し。
総務省のビジネスモバイル研究会での報告。
座長の斉藤忠夫氏は、今をときめく「年金記録問題検証委員会」において、ただ一人のコンピュータシステムの専門家として招請されている。
総務省の信任がひじょーに厚いお方である。
携帯電話の今の料金体系が良いとは思わないが、しかし、奨励金の廃止と同じ電話機で通信会社を乗り換えられるようにという方向は、いわゆる「自由化」、すなわち「外資参入」の臭いがする。
アイピーモバイル経営難、外資傘下で携帯参入めざす
1円と言えば、この話題ははずせない。
政治とカネ 総裁選の重要テーマだ
2007年9月18日 東京新聞
総裁選に出馬した福田康夫、麻生太郎両氏は「一円以上」案について、政治活動の自由を保障する観点から慎重な考えを示している。
経済活動の自由を保障するために、われわれ自営業者も領収書を5万円以上にしてもらいたいものだ。
1円どころか、5万円までは税金使い放題の皆さんは、1円で逮捕された中学生に、なんと言い訳するのだろうか。
ただし、本来は、という意味で付言すると、国会議員の特権というのはあっても良いものとも言える。
これは、国会が生きているか死んでいるかの分かれ目でもある。
つまり、本来は、国民のために奉仕する国会議員であるならば、時の権力に秘密裏にことを進めなくてはならないこともあるし、何でもかんでも公開するのが良いとは限らない。
電車や飛行機に乗るのも、変動費のかからないものならば、タダにするのは、税金の節約にもなるし、資金の乏しい議員もどんどん活動できることになる。
しかし、今のようにあまりにも腐敗が進んでしまうと、国民に奉仕するための特権を、全部自分の懐にポッケナイナイしてしまうことになるので、残念ながら原則通りにすることは、ただでさえ死にかけの国会がご臨終になってしまうおそれがある。
つまり、国民が国会に心底愛想を尽かしてしまう。
そうなると、なけなしの民主主義の命脈が尽き、コイズミのような俗論の固まりの詐欺師が跋扈する世の中に、ますますなってしまう。
それを防ぐために、原則論は横に置いて、やはり1円からの領収書は必要だと思うのである。
※文中、書類送検を逮捕と表記している。厳密には区別されるので、気になる方は読み替えてください。
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