2007-11-19(Mon)
平松さん 赤字なんて気にするな!
大阪市長選挙の投票率は、歴史的にどん底だ。
95年は28%だった。そんな選挙が有効なのか? と思いたくなるような投票率だ。
今回は、わずか43.6%で、20年ぶりに4割を超えた「高」投票率なのだそうだ。
投票に行かない大阪市民も大概だけれども、考えてみれば、投票する人がいなければ行かないのも仕方がない。
なにせ、大阪市は56年間も(共産党以外)オール与党で助役を市長にスライドさせてきた。
もちろん、職員組合もオール与党の内だった。
ところが、2年前の選挙で関市長は、労働組合に財政悪化の全責任を押しつけて、関係を断絶。
それが、今回の関落選、平松市長誕生となったわけだ。
選挙事務所出入り禁止の市労連、水面下でフル回転
2007年11月19日朝日新聞
考えなくても分かるけれども、56年間もオール与党で固めていたら、腐敗しない方が不思議だ。
倒産寸前と言われる市財政も、そのありとあらゆる腐敗から生まれていることは間違いない。
その意味では、組合にも責任の一端はあるだろうが、全責任を押しつけられて、まるでCO2のように悪者に仕立てられる謂われはない。
関市政の内実を、ちゃんと検討してモノを言うのではなく、一部の人間が「組合が」「同和対策が」「地下鉄が」と言うのを鵜呑みにして、何でもそれが悪いと思いこむのは、まさにCO2温暖化脅威論と同じ構図だ。
関市長が財界べったりであったことは、紛れもない事実であり、そちらにはどれだけお金が流れたのかも明らかにされていない。
地下鉄だって、掘るだけ掘って、阪○かどこかにお安く売却しようという魂胆だろう。
「市政改革後退の恐れ」経済界は動揺
2007年11月18日朝日新聞
実際の大阪市の財政は、平成17~8年のものが市のホームページに出ている。
概略は、以下の通り
借金総額 5兆5千億円
税収等1兆1千億
交付税等 5千億
特別会計 2兆5千億 → 収入計 4兆1千億
市債(借金) 1兆 → 歳入計 5兆1千億
つまり、自前の収入が 3兆6千億
国や府などからの交付が 5千億
借金が 1兆
そして、借金の残高が、歳入とほぼ同じ 5兆5千億
という構成だ。
えらいこっちゃと言われている割に、たいしたことはない。
国に比べれば、健全財政と言いたいくらいだ。
ちなみに平成19年の国の予算は、
自前の収入 57兆円
借金 25兆円
借金残高 547兆円
注意するべきは、国にしろ自治体にしろ、赤字は「利用」されているということ。
「収入の範囲内でしかサービスできません」という論理は、特にコイズミ以降当たり前に思われているけれども、全然あたりまえではない。
「生存権の範囲内で全員が生きていくことは必ずできる」
「それができないのは、軍事予算や巨額開発に湯水のように金を使っているから」
というのが あたりまえの話。
こういう、ちょっと調べればすぐに見えるモノを、見ようともせずに詭弁に引っかかるのが、CO2温暖化説に洗脳された現代人の怖いところだ。
平松新市長は、こうした妄言に踊らされず、事実をしっかりと調査して、市政を担っていかれることを望みたい。
95年は28%だった。そんな選挙が有効なのか? と思いたくなるような投票率だ。
今回は、わずか43.6%で、20年ぶりに4割を超えた「高」投票率なのだそうだ。
投票に行かない大阪市民も大概だけれども、考えてみれば、投票する人がいなければ行かないのも仕方がない。
なにせ、大阪市は56年間も(共産党以外)オール与党で助役を市長にスライドさせてきた。
もちろん、職員組合もオール与党の内だった。
ところが、2年前の選挙で関市長は、労働組合に財政悪化の全責任を押しつけて、関係を断絶。
それが、今回の関落選、平松市長誕生となったわけだ。
選挙事務所出入り禁止の市労連、水面下でフル回転
2007年11月19日朝日新聞
考えなくても分かるけれども、56年間もオール与党で固めていたら、腐敗しない方が不思議だ。
倒産寸前と言われる市財政も、そのありとあらゆる腐敗から生まれていることは間違いない。
その意味では、組合にも責任の一端はあるだろうが、全責任を押しつけられて、まるでCO2のように悪者に仕立てられる謂われはない。
関市政の内実を、ちゃんと検討してモノを言うのではなく、一部の人間が「組合が」「同和対策が」「地下鉄が」と言うのを鵜呑みにして、何でもそれが悪いと思いこむのは、まさにCO2温暖化脅威論と同じ構図だ。
関市長が財界べったりであったことは、紛れもない事実であり、そちらにはどれだけお金が流れたのかも明らかにされていない。
地下鉄だって、掘るだけ掘って、阪○かどこかにお安く売却しようという魂胆だろう。
「市政改革後退の恐れ」経済界は動揺
2007年11月18日朝日新聞
実際の大阪市の財政は、平成17~8年のものが市のホームページに出ている。
概略は、以下の通り
借金総額 5兆5千億円
税収等1兆1千億
交付税等 5千億
特別会計 2兆5千億 → 収入計 4兆1千億
市債(借金) 1兆 → 歳入計 5兆1千億
つまり、自前の収入が 3兆6千億
国や府などからの交付が 5千億
借金が 1兆
そして、借金の残高が、歳入とほぼ同じ 5兆5千億
という構成だ。
えらいこっちゃと言われている割に、たいしたことはない。
国に比べれば、健全財政と言いたいくらいだ。
ちなみに平成19年の国の予算は、
自前の収入 57兆円
借金 25兆円
借金残高 547兆円
注意するべきは、国にしろ自治体にしろ、赤字は「利用」されているということ。
「収入の範囲内でしかサービスできません」という論理は、特にコイズミ以降当たり前に思われているけれども、全然あたりまえではない。
「生存権の範囲内で全員が生きていくことは必ずできる」
「それができないのは、軍事予算や巨額開発に湯水のように金を使っているから」
というのが あたりまえの話。
こういう、ちょっと調べればすぐに見えるモノを、見ようともせずに詭弁に引っかかるのが、CO2温暖化説に洗脳された現代人の怖いところだ。
平松新市長は、こうした妄言に踊らされず、事実をしっかりと調査して、市政を担っていかれることを望みたい。
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