2007-12-04(Tue)

温暖化脅威論は原子力利権そのもの

何度も何度も書かなくてはならないだろう。
「CO2による地球温暖化脅威論」に込められた恐るべきねらいを。

どっから見てもはっきりしているのは、原子力利権だ。


原子炉は誰がつくっているか?

東芝(日本)がウェスティン(米)を買収したグループ、日立製作所(日本)とゼネラル・エレクトリック(米)の連合、三菱重工(日本)とアレバ(仏)の連合、の3グループにほぼ独占されている。

エネルギー白書2007 

三菱重工、仏原発大手と提携へ…東芝、日立に対抗 (読売)
 
世界中の原子炉のほとんどは、日・米・仏の会社が作っている。


燃料のウランは誰が売っているのか

世界のウラン鉱山は、Cameco(カナダ)、AREVA NC(フランス)、ERA(オーストラリア)等の主要8社で、世界の天然ウラン生産の約8割 (前出白書より)

uran.gif

さらに、南アフリカの「リオ・チント・チンク」という会社もある。会社と言うよりも、ロスチャイルド財閥系のウラン・シンジケートのようなものらしい。

原子炉にもウランにも名前の出ているアレバ(仏)は、実はドイツの巨大企業ジーメンスが34%の株を保有している。このジーメンス社の大株主もリオ・チント・チンクだという。 (広瀬隆氏より)


しかし、ロスチャイルドは、BPやシェルという石油の7シスターズを担っているはずだ。いくらウランの利権を持っていても、石油を悪者にするような「温暖化脅威論」には与しないだろう。

と思っていたら、

反米諸国に移る石油利権  
田中宇の国際ニュース解説 2007年3月20日

セブン・シスターズ」は、エクソン、シェブロン、モービル、ガルフ石油、テキサコというアメリカの5社と、ブリティッシュ・ペトロ-リアムス(BP)、ロイヤル・ダッチ・シェルというイギリス系の2社を指していた。1980-90年代の国際石油業界の再編によって、セブン・シスターズは4社に減った。この4社が世界の「石油利権」を握り「石油はアングロ・サクソン(米英)が支配する」というのが、これまでの常識である。

新しいセブン・シスターズとは、サウジアラビアのサウジアラムコ、ロシアのガスプロム、中国のCNPC、イランのNIOC、ベネズエラのPDVSA、ブラジルのペトロブラス、マレーシアのペトロナスの7社である。これらは、いずれも所属する国の国営企業である。

7社は合計で、世界の石油・ガスの産出量の3分の1、埋蔵量の3分の1を握っている。これに対して旧シスターズの4社は、保有油田が枯渇傾向にあるため、今では産出量の1割、埋蔵量の3%しか持っていない。


だそうである。
だから、石油利権から原子力利権に乗り移ろうとたくらんでいるわけだ。


実際のところ、原発でCO2は減らないが、無理矢理に原発を沢山つくった場合、こんな問題もある。

ウランは足りないのだ。

単純に埋蔵量と需要を比較すると、50年ほどで枯渇する。(330万÷6.7万)
危険きわまりない再処理やプルサーマルを行っても、需要が増え続ければ、いつまで保つか?
最近の状況だけ見ても、ひどいものだ。

10年後にも需給逼迫が懸念され、世界的なウラン獲得競争は更に激化していきます。
このような状況を受け、近年、ウラン価格が急騰しています。その一方で、需要の拡大や価格の上昇による投資環境の改善を背景に、世界的な天然ウラン増産に向けた動きも見られます。

(前出白書)

20071204015820.gif


なんと、7年間で7倍近くに高騰している。原油よりもひどい。
この濡れ手に泡のボロもうけに、世界最大のウラン埋蔵国が指をくわえているワケにはいかない、ということで、オーストラリアはめでたく京都議定書を批准した。

原発でCO2を減らすことなど、実は当の本人も考えていないだろう。
今後、ウランが足りなくなって原発が稼働できなくなるのを見越しているのである。

おそらくは、今後オーストラリアでは、ラッド首相率いる国産勢力と、多国籍勢力とのウランをめぐる争いが激化するだろう。


現実を見よう。
現におきていることから、順番に見ていこう。

13人の御用学者が、コンピュータを都合よく操作して作り出したシミュレーションよりも、現実に起きていることから、物事を判断しよう。

広く、裏側も見よう。
南極の氷山が豪快に崩れ落ちようが、夏ならば当たり前だ。
ツバルの浸水は、海面上昇ではなく干満の差が大きくなったのだ。

アル・ゴアやバン事務総長は、13人の御用学者(IPCC)の報告にすら反する、メチャクチャなウソ八百を言っている。
その程度のことは、小学生でもちゃんと考えれば分かるレベルの話だ。

とくに、学校の先生にお願いしたい。
「正義」の顔をしたウソを、子どもたちに教えないで欲しい。
教育基本法をぶちこわされた挙げ句、現場の先生までが思考停止してしまったら、子どもたちは救われない。

子どもたちの未来は、CO2によって奪われるのではない。先生をはじめとした、大人たちの思考停止によって奪われるのだ。




関連記事

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

オバマ大統領の原発推進の裏に

これもオバマ大統領が石油戦争屋=ロックフェラー勢力を抑え込むための政策であると考えられます。

石油等エネルギー資源の残存量は? &米国がなんとしてもイラクを侵略したい理由

枯渇?無限?年々増える石油埋蔵量 中国の経済発展、イラク情勢の泥沼化、ハリケーンの米本土直撃……。世界の出来事が原油価格に敏感に跳ね返り、高値基調が続いている。一方で、石油の埋蔵量自体は年々増えているそうだ。どうしてだろうか。 第1次石油ショックが起きた7

comment form

管理者にだけメッセージを送る

comment

政治家や研究者の利権

温暖化問題が正義をふりかざした利権だとしたら、断じて許せない。トランプ大統領の主張を見ていると、地球温暖化問題はそれをお金儲けや生活の糧にしている政治家や研究者の作り話にも思えてきた。

No title

ここ数十年で二酸化炭素濃度が増え、地球の温度が上がっている、海面上昇してツバルが沈んでいるという乃もまぎれもない事実だ。
これが嘘だというのも
ツバルが沈むのは干満の差というのはいかにも暴論だ。
干満の差だったらそもそも比とは住み着かない。
こんなことを言っているあなたこそ石油利権を持ちそれにしがみついているんじゃないか。

つまり風力発電などの機械を動かすのに石油を使い、火力発電と同じくらいの電力を生み出すには結局同じくらい石油を使ってしまう、という事ですね。ありがとうございます。
太陽、風力発電はその副燃料を石油に替わる何かにする必要がある事と、効率をどれだけ上げる事が出来るかが鍵になりそうですね。しかし、どの方法で作られた電気でも、その電気をみんながバンバン使ったら結局同じですものね。その意識を変える事が一番大切ですね。

太陽電池も風力も,コスト高で実用にならない,ということは,火力発電なみに発電しようとすれば,同じくらい(もしくはそれ以上)に石油を消費する,ということだと思います。

原子力にいたっては,使用済み核燃料の処理コストを無視して(どこかの村に埋めてすまそうとして),火力より低コストと宣伝しているデタラメっぷりです。挙句の果ては,「CO2を出さないからクリーン」などとは,インチキもいいところです。

>「過剰消費」こそが悪循環を生み出す元になっていると思っています。

同意です。




太陽電池、風力も石油で作るとは?建設する時に使用するという事でしょうか?その後の維持に石油を使う、という事ですか?火力電力と同じくらい使用するのでしょうか?(勉強不足ですみません)
私は太陽電池や風力発電を原発の替わりにどんどん作るべきだ、などとは思っていません。「過剰消費」こそが悪循環を生み出す元になっていると思っています。
石油の代わりにウランを使うなんておかしい、と言いたかったのです。結局同じだから、対抗カードになんないよ、と。

太陽電池も風力も,石油で作ります。石油製品です。

石油を大量に使って装置を作り,太陽光や風で発電する,という回りくどい方法をとって,果たしてこれが本当にクリーンなのでしょうか。結局石油の無駄使いになってはいないのでしょうか。

まさしくマスコミ,産業界が新しい「エコ」市場を作るためにチヤホヤしているだけのように思います。

太陽電池も風力発電も原料が太陽と風だからタダです。
そこが違うんですよ。分かりますか?
原発を動かすには原料となるウランが必要です。そのウランを取れる国は限られてます。「自分だけが持っている」というのが利権に繋がるのです。
太陽と風はどこにでもあります。

初めて書き込みします。
いつもいつも面白い記事で考えさせられます。

>さざなみさん
アメリカへの対抗カードを持つこと(当然重要課題ではあります)以前に、闇雲に二酸化炭素が悪者で原子力がクリーンだとする前提をきちんと考えましょう、といってるのであって、利権がけしからんはまた別の問題だと思います。
もちろん最終的には誰が何を操っているのか、というところにいきつくのでしょうが。

それに、現在のものつくりは大部分を石油に依存してるので、そこをまず考えないと結局対抗カードにはなり得ません。
その対抗カードの創作は我々大人はもちろん、より柔軟な思考力をもつ子供たちにも当然期待したいところなのに、先の大間違いかもしれない前提を出発地点にされると明るい未来はない、という危機感をいま大人がもたなければいけない、ということを明月さんはいいたいように受け取れます。

新エネルギーも、温暖化脅威論の利権

>温暖化脅威論は原子力利権そのもの
はぁっ!?

それじゃあ太陽電池や風力発電の会社は、どうなの?
クリーンエネルギーとチヤホヤされている、これらも利権だから、ケシカランというの?

 そもそもアメリカが世界で大きな顔を出来るのは、経済と石油を抑えているから。ならば、石油以外のエネルギーを持つことは、アメリカへの対抗カードとなります。
自由党 近畿ブロック
国民の生活が第一!
KINKILOGO.png
自由党
jiyutoulogo.jpg
山本太郎となかまたち
bnr_nakamatachi.png
生活フォーラム関西
なんとしても政権交代を!
20140723-3.jpg
ひとびとの経済政策研究会
松尾匡氏ら気鋭の経済学者による  政策提言と勉強会
ひとびとの
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
リンク1
貴重な情報をいただいています
(順不同)
リンク2
ブログ内検索
twitter
田中龍作ジャーナル
20140723-4.gif
マガジン9条
パレスチナ・オリーブ
パレスチナで作られたオリーブオイルやオリーブ石けん。これはお勧め。
palestineolive.jpg
RSSフィード
blogranKing.net

カウンター
最近の記事
プロフィール

明月 こと 山岸飛鳥

Author:明月 こと 山岸飛鳥
木の家プロデュース 明月社 主宰
一級建築士
趣味 キコリ 畑
取り柄 貧乏
Email : info@mei-getsu.com

明月社のアルバム
明月社の作品や家づくりのアイディアなど ちょくちょく更新しています
アルバムLOGO
木の家プロデュース明月社
ホームページをリニューアルしました
meigetsusha.jpg
明月社へのご連絡

名前:
メール:
件名:
本文:

明月社 facebookページ
六甲菜園ブログ
郊外楽園プロジェクトの六甲菜園
rokkou-sides.jpg
おすすめの本
こんな時代だから、お薦めしたい本。アフィリエイトではありません。

自伝的戦後史(羽仁五郎) jidentekisengosi.jpg

おすすめの本 2
日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか

nihonhanaze.jpg

おすすめの本 3
日本はなぜ「戦争ができる国」になったのか
nihonnhanaze2.jpg
おすすめの本 4
世界超恐慌の正体

sekaichoukyoukou.jpg

おすすめの本 5
そして、日本の富は略奪される

sositenihonnno.jpg

おすすめの本 6
コンクリートが危ない

conclete.jpg

おすすめの本 7
家を建てる。家づくりはたたかいだ

iewotateru.jpg