2008-03-03(Mon)
吉清さんに言い放った福田康夫の「ああそう」
昨夜のニュースでは、福田康夫がイージス艦に撃沈された吉清さん宅に行ったことが盛んに報道されていた。
緊張の面持ちで福田首相-不明父子宅訪問・イージス艦衝突
2008/03/02 時事通信より
面会に同席した治夫さんのいとこ中ノ谷義敬さんによると、首相は家族らに「これからの人生があるのにこのままなしになって申し訳ない」と謝罪。中ノ谷さんが「2度とこういうことのないようにしてほしい」と伝えると、「2度とないよう頑張りますから」と再発防止を誓った。
中ノ谷さんは首相の訪問について「ありがたい」と感謝。石破茂防衛相についても「大変だろうが、自衛隊を一つにまとめてほしい」と話した。
ただ、中ノ谷さん以外の親族は、首相との面会中、何も話さなかったという。
帰り際に、中ノ谷さんから「家族の気持ちを全部書いてあります。目を通して下さい」と白い封筒を渡された首相は「分かりました」と答え、家族らに一礼した後、公用車で走り去った。
福田首相、吉清さん方を訪問…謝罪し涙ぐむ
2008年3月3日 読売新聞より
親族との面会は約30分間に及び、首相は吉清さん親子の写真の前で手を合わせて涙ぐんだ。
面会後の玄関前で、中ノ谷さんは家族の思いをつづった手紙を首相に手渡した。さらに、「防衛相は絶対に負けずに一生懸命やってもらいたい。艦長もこういうことがあったのを胸に畳んで、下の人間に指導してもらいたい」と述べ、防衛相や艦長を辞任させず、原因究明や再発防止に取り組ませるよう強く求めた。首相は「わかりました。しっかり伝えます」とこたえた。
中ノ谷さんはこの後、記者団に、「『一日も早く来たかったが、スケジュールの関係で来られなかった』と言われた。首相の気持ちが伝わり、きれいさっぱり納得した」と語った。
テレビで映っていたのは、玄関前で「家族の気持ちを全部書いてあります。」手紙を渡されたところ。
手渡された福田が言った言葉がはっきりと流れていた。
「ああ そう」
最低限でも 「ああ そうですか」 と言うべきだろう。人間の常識では。
その後も、親族一同が平身低頭し、福田は頭一つ下げることなく去っていった。
まるで、時代劇を見ているのかと思うほどの、逆転現象。
中ノ谷さんといういとこの方がどういう思いでおれるのかは分からない。読売新聞はさすがに、防衛省と福田に都合のいいところだけピックアップしているけれども、「中ノ谷さん以外の親族は、首相との面会中、何も話さなかった」というから、家族のかたが皆同じはないのだろう。
にもかかわらず、公僕たる総理大臣ごときに、被害者家族が平身低頭しなければならないこの光景に、日本の基層を見てしまったようで、本当に悲しい映像だった。
ちなみに、行方不明の人の写真のまで、普通「手を合わせる」か?
しょこたんこと中川翔子は、善意からとは言え「死ななくてすんだはず」と言って、直後に謝罪している。
もし「早く見つかるように祈った」とか言い訳するのならば、横田めぐみさんの写真のまえで手を合わせるかい? 福田さん。
こんな話もある。
福田総理・その夜は酒の席で上機嫌だった
週刊現代3月8日号によると 事故のあった当日の夜、福田は新聞社幹部との会食でご機嫌だったという。
「まあいろいろありましたけどね。日本酒を出してくれ。」
これが、福田が新聞社の幹部に言った言葉。
忘れまい。
緊張の面持ちで福田首相-不明父子宅訪問・イージス艦衝突
2008/03/02 時事通信より
面会に同席した治夫さんのいとこ中ノ谷義敬さんによると、首相は家族らに「これからの人生があるのにこのままなしになって申し訳ない」と謝罪。中ノ谷さんが「2度とこういうことのないようにしてほしい」と伝えると、「2度とないよう頑張りますから」と再発防止を誓った。
中ノ谷さんは首相の訪問について「ありがたい」と感謝。石破茂防衛相についても「大変だろうが、自衛隊を一つにまとめてほしい」と話した。
ただ、中ノ谷さん以外の親族は、首相との面会中、何も話さなかったという。
帰り際に、中ノ谷さんから「家族の気持ちを全部書いてあります。目を通して下さい」と白い封筒を渡された首相は「分かりました」と答え、家族らに一礼した後、公用車で走り去った。
福田首相、吉清さん方を訪問…謝罪し涙ぐむ
2008年3月3日 読売新聞より
親族との面会は約30分間に及び、首相は吉清さん親子の写真の前で手を合わせて涙ぐんだ。
面会後の玄関前で、中ノ谷さんは家族の思いをつづった手紙を首相に手渡した。さらに、「防衛相は絶対に負けずに一生懸命やってもらいたい。艦長もこういうことがあったのを胸に畳んで、下の人間に指導してもらいたい」と述べ、防衛相や艦長を辞任させず、原因究明や再発防止に取り組ませるよう強く求めた。首相は「わかりました。しっかり伝えます」とこたえた。
中ノ谷さんはこの後、記者団に、「『一日も早く来たかったが、スケジュールの関係で来られなかった』と言われた。首相の気持ちが伝わり、きれいさっぱり納得した」と語った。
テレビで映っていたのは、玄関前で「家族の気持ちを全部書いてあります。」手紙を渡されたところ。
手渡された福田が言った言葉がはっきりと流れていた。
「ああ そう」
最低限でも 「ああ そうですか」 と言うべきだろう。人間の常識では。
その後も、親族一同が平身低頭し、福田は頭一つ下げることなく去っていった。
まるで、時代劇を見ているのかと思うほどの、逆転現象。
中ノ谷さんといういとこの方がどういう思いでおれるのかは分からない。読売新聞はさすがに、防衛省と福田に都合のいいところだけピックアップしているけれども、「中ノ谷さん以外の親族は、首相との面会中、何も話さなかった」というから、家族のかたが皆同じはないのだろう。
にもかかわらず、公僕たる総理大臣ごときに、被害者家族が平身低頭しなければならないこの光景に、日本の基層を見てしまったようで、本当に悲しい映像だった。
ちなみに、行方不明の人の写真のまで、普通「手を合わせる」か?
しょこたんこと中川翔子は、善意からとは言え「死ななくてすんだはず」と言って、直後に謝罪している。
もし「早く見つかるように祈った」とか言い訳するのならば、横田めぐみさんの写真のまえで手を合わせるかい? 福田さん。
こんな話もある。
福田総理・その夜は酒の席で上機嫌だった
週刊現代3月8日号によると 事故のあった当日の夜、福田は新聞社幹部との会食でご機嫌だったという。
「まあいろいろありましたけどね。日本酒を出してくれ。」
これが、福田が新聞社の幹部に言った言葉。
忘れまい。
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