反戦な家づくり

反戦な家作りを、エネルギー、心理、経済などなど様々な角度から考えます。平和ボケした頭脳に喝!

硫化水素より怖いのは

4月の硫化水素自殺は50件以上にのぼるとか。5月に入っても、連日のように報道が続いている。

自殺の場合、報道が新たな自殺を誘導することもあるそうで、ネットでの情報のみならず、やたらとニュースになったことも、急増した原因かもしれない。

しかし、かりに1ヶ月で50人、1年で600人が硫化水素で亡くなったとしても、自殺してしまう人の2%に過ぎない。
本当に怖いのは、硫化水素自殺のさらに50倍もの人が自ら死んでしまう、この現実だ。

自殺者数は、平成15年の3万4千人あまりをピークに16年以降は微減しているように見えるが、人口当たりの率では横ばい。
また、平成19年の9月までの統計では8%ほど前年比で増えている。

平成18年中における自殺の概要資料
月別自殺者数の推移【平成19年9月】

自ら死ぬ人もいれば、やけっぱちで人を殺してしまう人もいる。

明るい少年が“女性の天敵”に変わるまで 
2008.5.6 産経

金を奪うための犯行とされているが、ほとんど捕まえてくれと言わんばかりの杜撰なやり口である。

こんなことを書くと、「最近は物騒になって・・・」という決まり文句のようになってしまうが、これはちょっとちがう。
つとに指摘されることだが、刑法犯は減り続けている。

平成19年上半期の犯罪情勢
(125ページから統計)

もっとも、犯罪の統計というのは、非常に恣意的で、多く見せたいときは微罪でも統計数にカウントし、そのために検挙率が下がってしまったら、微罪はカウントしないというような操作が行われているらしい。

それを頭の片隅に入れつつ、統計を見ると、平成14年(2002年)をピークに、総数も凶悪犯も減少している。
平成14年 総数 2,853,739  うち凶悪犯 12,567  うち殺人 1,396
平成18年 総数 2,050,850  うち凶悪犯 10,124  うち殺人 1,309
平成19年は上半期しか発表されていないが、前年の上半期よりもやはり減っている。

凶悪犯の類は、カウントの誤魔化しもできないだろうから、明らかに減少している。
殺人以外も、強盗、放火、強姦ともに減少。
窃盗も詐欺も恐喝も減っているが、唯一増加傾向にあるのが、暴行犯だ。

金を取るとか、なにか必要に迫られる犯罪というよりは、頭に来て殴るというような犯罪だけが、どんどん増えている。
殴られる方もたまらないが、殴る方もたいがい何の得もないだろうに、こうした暴行犯だけが増えるということは、まさに、ヤケッパチの犯罪と言えるだろう。

報道では、なんだか凶悪犯がどんどん増えているように見えるけれども、実際に増えているのは、ヤケッパチの暴行犯と自殺。

1日に8時間少々働いて、週に1日か2日は休んで子どもの顔を見て、家族を養い、死ぬまで生きる。
こんなささやかな望みが、ものすごい贅沢に思えてしまうこの世の中。

こんな世の中に、思いっきり不満をぶつけられないから、暴行や自殺が増える。
是非はともかく「反抗の季節」と言われた1960年代は、比較的自殺は少なかった。

自殺死亡の年次推移

「生きにくいのは社会のせいだ」と、今、胸をはって言おう。
言ってどうなるものではないけど、少なくとも、自分が生きていていいんだという確認にはなる。


コメント

世界一人を殺してる中国共産党のトップ胡錦濤の来日は華麗にスルーですか?

  • 2008/05/07(水) 20:29:33 |
  • URL |
  • #4wbVn7zQ
  • [ 編集 ]

大人しい奴ほど狂うと手に負えなくなる。
もしかすると日本は住めなくなるかも!

  • 2008/05/07(水) 05:18:45 |
  • URL |
  • #-
  • [ 編集 ]

それでも何かにつけ生活や社会そのものは悪化する一方ですがね。
若い世代が希望やら自分のやりたい事が見つからないのも理解できますよ。
革命が起こってもいい状態なのに、日本人はやはりオトナシイと言うかボケてるんでしょうね。

  • 2008/05/07(水) 00:30:58 |
  • URL |
  • 哲人27号 #-
  • [ 編集 ]

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