2008-09-28(Sun)

金融危機はどうにも止まらない

アメリカ発の金融恐慌は容赦なく進行中

日本では、ノンキに選挙一色だが、世界の病魔は容赦なく進行中。

金融不安第2幕 買い取り 限界も 米貯蓄貸付組合破たん
 
2008.9.27 東京新聞

米貯蓄貸付組合(S&L)最大手ワシントン・ミューチュアルが預金流出で破たんし、米国の金融危機が深刻化している。金融不安が一般人の銀行への取り付け騒ぎにまで発展した日本の一九九〇年代をたどる展開。

今回のワシントン・ミューチュアルの破たんでは、JPモルガン・チェースの買収により、預金は全額保護される。だが、株主や一部の債権者の損失は免れない。ある日本の金融当局者は「米国当局が政策を早急に打ち出さねば、連鎖破たんは免れない」とみている。


米ワコビア:「身売り」打診 シティなど3社と交渉
2008.9.27 読売 

米金融大手ワコビアが複数の金融機関との間で合併に向けた予備交渉に入ったことが26日、明らかになった。米紙ウォールストリート・ジャーナルなどが関係者の話として伝えた。事実上の「身売り」の打診と見られ、25日に破綻(はたん)した米貯蓄貸付組合(S&L)最大手ワシントン・ミューチュアルに続き、米大手銀行の経営危機が表面化した。

金融危機 暗雲が家計にも迫る
2008年9月27日 中日新聞

破たんした貯蓄貸付組合(S&L)ワシントン・ミューチュアルはサブプライムと呼ばれる信用力の低い人向け住宅ローンを扱っていただけでなく、家計から預金も集めていた。預金量は全米第六位の規模を誇る。
今回は幸い、銀行大手JPモルガン・チェースが銀行業務を引き受けたため、預金は保護されるものの、ほかにも経営難が指摘されている地方銀行や貯蓄貸付組合などは百を超える。
この先も破たんが相次ぐようだと、買収に名乗りを上げる銀行が現れるとは限らない。預金を保護する米連邦預金保険公社(FDIC)の資金が底をつく懸念も指摘されている。

金融危機はプロの世界である投資銀行にとどまらず、一般家計に直結する銀行に及んだ点で新たな段階に突入したといえそうだ。

こうした中、日本の金融機関が存在感を高めている。三菱UFJフィナンシャル・グループは米証券大手モルガン・スタンレーに最大九千億円の出資を決めた。野村ホールディングスは破たんしたリーマン・ブラザーズのアジアと欧州・中東部門を買収した。
三井住友フィナンシャルグループも英銀大手バークレイズに出資し、みずほコーポレート銀行は米銀バンク・オブ・アメリカが買収する米証券大手メリルリンチへの出資を決めている。
麻生太郎首相は国連演説で「日本の持てる経験と知識の貢献を心がける」と演説したが、日本の金融機関がリスクを取って、世界的な競争の舞台に打って出る心意気は前向きに評価したい。危機の進行を和らげる効果もある。

ただ、出資や買収が一挙に日本勢の実力向上につながるかといえば、それほど甘くはない。
三菱UFJの出資は短時日の間に決定され、肝心の資産査定は後回しになった。モルガンの痛みが予想以上だと、経営の足を引っ張りかねない。「低金利で預金者に恩恵がないのに、外資支援とは」という声もある。
野村のリーマン買収も日本流の経営が、外資流に慣れた人材相手にどこまで通用するか、大きな試練でもある。ジャパンマネーが飛躍できるかどうか、未知の不安も残っている。


以上、覚え書きとして。

合併や出資で、危機が去るわけではない。
損失が薄く広くなるだけだ。

損失が底なしに大きい場合は、合併したり出資したりした方まで、連鎖的に被害を被ることは、あたりまえの話。

まして、「肝心の資産査定は後回し」にして出資を決めるような、奴隷的な出資、というかボッタクリが、どのような結果をもたらすかは、私のような素人でも容易に想像がつく。

家を建てようと思って、一生懸命に頭金を貯めている人は、あまり銀行を信用しすぎないように。
銀行に「預けている」と思っている、あなたのオカネは、いつの間にかハイリスクなつぶれかけのアメリカ証券会社に投資されているかもしれない。

大金持ちじゃなくても、オカネの扱いを慎重に考えなくては、泣きを見るのは自分自身だ。


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金融恐慌など隠れ蓑。
その裏を知らなくては。

大金融資本家(銀行)たちのパワーバランスを崩し、
合併に継ぐ合併で、
アメリカでは1行
イギリスでは1行
というように、超巨大銀行を作り
資金の流れを中央集権的に全て捉える
おぞましい全体主義的管理社会を作るのが
ロスチャイルドなどの-超-金融資本家たちと、その子飼いの部下たちである各国官僚の目的だろう。

金と女を調べろ
これは諜報機関で働くものには、
一番最初にレクチャーされることだろう。
金の流れを統一的・統合的につかまれたら、
庶民はなすすべなどなかろう。

さらに、資金を集中すれば過剰流動性の素地ができる。
夢よもう一度で、また金融工学とか言う詐欺で
各国庶民から金を巻き上げるのだろう。

そうして各国庶民を飢えさせなければ、
金融資本家やその取り巻きたちは、
庶民を手足に使ってやりたいことができなくなる。
庶民は終生ゴイムであり、
支配層の手足としてしか生きることを許されない、
と言うわけだ。

そこまで読めないようでは、おわっている。
要するに、この金融恐慌も、大資本家たちのマネーゲームに過ぎない、と言うことだ。
ただ、そこからいきなりユダヤ極悪論へ脱線するのが、
日本の左派のイタイところだ。
-超-金融資本家と言われてロスチャイルドしか思いつかないようでは、おわっている。
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