2008-10-19(Sun)
こんなカネなら俺にもくれ
金融強化法改正案:資本注入、経営責任求めず--政府方針
2008年10月19日 毎日新聞
注入の原資となる公的資金枠(政府保証枠)は旧強化法と同じ2兆円とする方向だが、与党内には「大手行の活用も排除すべきでない」との声もあり、5兆円程度になる可能性もある。
金融機関に中小企業向け融資目標を設定させる一方、収益目標が達成できない場合も即座に経営責任は問わないことを明確にする。
何の義務も責任も負わず、努力目標を掲げれば何兆円というお金を「注入」してもらえる銀行。
超低金利で、預金者の金利をかすめ取って史上最高の収益を上げておきながら、自らの失策は税金をドバドバ、しかも何の責任も問われることなく「注入」してもらえる銀行。
人の命を預かる医者だって、間違えば責任を問われるし、まして経営難になったからといって、税金で助けてはもらえない。
病院の不足している地方や田舎で経営難にあえぐ病院に、税金を注入するならばまだわかるけれど。
まして、建物の命を預かる建築士など、何かする前から半分犯罪者の様な扱いをうけて、建築士免許の提示を忘れただけで停職1ヶ月だとか・・・
「処分重すぎる」、一級建築士の懲戒案に日事連が意見
2008.10.10 ケンプラッツ
しかも、不況の波はまともに押し寄せて、国が助けてくれるワケもない。
「注入」してもらえる可能性があるのは、超大手ゼネコンくらいのものだ。
5兆円と言えば、単純計算で国民一人4万円。5人家族の家ならば、20万円近く負担することになる。
欲しい服も我慢して、おかずを節約して暮らしているウチらのような一般家庭が、20万ものカネを銀行に貢いでやる。
しかも、どう使おうと責任なし でだ。
ワールドビジネスサテライトで、誰だかが言っていたけれども、アメリカではFRB中央銀行が直接金貸し業を始めたけれども、結局カネのあるところに貸して、カネの無いところには貸さないから、なんの解決にもなっていないらしい。
FMcocoloでは、ニューヨーク在住の人の電話レポートがあり、住宅の価格が普通のサラリーマンが買える程度になってきたので住宅ローンを申し込んだら通らなかった、という話もあった。
普通にちゃんと収入のあるサラリーマンが、住宅ローンが通らないとしたら、いったい誰がカネを借りられるのか。
要するに、いくら銀行にカネを「注入」したって、自分ところの損失を補填するばかりで、中小企業や個人にたいして低利で貸すなんてコトにはならない。
それどころか、貸しはがしに走っても、何の責任も問われないのだ。
こんな愚策ばかり並べて「景気対策」だとか言っている麻生や自民党に任せていたら、骨の髄までしゃぶられてしまう。
まして、大阪に住んでいる私らは、橋下愚知事の餌食にもなる。
民主党も頼りないけれども、とにもかくにも早いこと解散して、自民党のケツを蹴飛ばしてやらなくては。
話はそれからだ。
※私が書き忘れていたことについて、ふじふじのフィルターさんが書いているので、ご参照を。
モルガンスタンレーの株を超高値で買ってあげた三菱UFJにも、税金を注入するんかい! という話。
金融危機対策:「資本注入、大手行へも」に思うこと。
2008年10月19日 毎日新聞
注入の原資となる公的資金枠(政府保証枠)は旧強化法と同じ2兆円とする方向だが、与党内には「大手行の活用も排除すべきでない」との声もあり、5兆円程度になる可能性もある。
金融機関に中小企業向け融資目標を設定させる一方、収益目標が達成できない場合も即座に経営責任は問わないことを明確にする。
何の義務も責任も負わず、努力目標を掲げれば何兆円というお金を「注入」してもらえる銀行。
超低金利で、預金者の金利をかすめ取って史上最高の収益を上げておきながら、自らの失策は税金をドバドバ、しかも何の責任も問われることなく「注入」してもらえる銀行。
人の命を預かる医者だって、間違えば責任を問われるし、まして経営難になったからといって、税金で助けてはもらえない。
病院の不足している地方や田舎で経営難にあえぐ病院に、税金を注入するならばまだわかるけれど。
まして、建物の命を預かる建築士など、何かする前から半分犯罪者の様な扱いをうけて、建築士免許の提示を忘れただけで停職1ヶ月だとか・・・
「処分重すぎる」、一級建築士の懲戒案に日事連が意見
2008.10.10 ケンプラッツ
しかも、不況の波はまともに押し寄せて、国が助けてくれるワケもない。
「注入」してもらえる可能性があるのは、超大手ゼネコンくらいのものだ。
5兆円と言えば、単純計算で国民一人4万円。5人家族の家ならば、20万円近く負担することになる。
欲しい服も我慢して、おかずを節約して暮らしているウチらのような一般家庭が、20万ものカネを銀行に貢いでやる。
しかも、どう使おうと責任なし でだ。
ワールドビジネスサテライトで、誰だかが言っていたけれども、アメリカではFRB中央銀行が直接金貸し業を始めたけれども、結局カネのあるところに貸して、カネの無いところには貸さないから、なんの解決にもなっていないらしい。
FMcocoloでは、ニューヨーク在住の人の電話レポートがあり、住宅の価格が普通のサラリーマンが買える程度になってきたので住宅ローンを申し込んだら通らなかった、という話もあった。
普通にちゃんと収入のあるサラリーマンが、住宅ローンが通らないとしたら、いったい誰がカネを借りられるのか。
要するに、いくら銀行にカネを「注入」したって、自分ところの損失を補填するばかりで、中小企業や個人にたいして低利で貸すなんてコトにはならない。
それどころか、貸しはがしに走っても、何の責任も問われないのだ。
こんな愚策ばかり並べて「景気対策」だとか言っている麻生や自民党に任せていたら、骨の髄までしゃぶられてしまう。
まして、大阪に住んでいる私らは、橋下愚知事の餌食にもなる。
民主党も頼りないけれども、とにもかくにも早いこと解散して、自民党のケツを蹴飛ばしてやらなくては。
話はそれからだ。
※私が書き忘れていたことについて、ふじふじのフィルターさんが書いているので、ご参照を。
モルガンスタンレーの株を超高値で買ってあげた三菱UFJにも、税金を注入するんかい! という話。
金融危機対策:「資本注入、大手行へも」に思うこと。
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