2008-10-25(Sat)

ドル帝国の崩壊

という名前の本が8月に出版されている。
(イースト・プレス マイケル・S・コヤマ著)
同じような名前の本がこのところ雨後の竹の子ように出ているので、見分けが付けにくいが、この本は小説だ。
dollteikoku.jpg
2011年以降のドル崩壊の様子を、サスペンス要素もからめて書いたもの。
小説としては、水戸黄門ばりの勧善懲悪でなんてことはないけれども、タイミング的にあまりにリアルなので、思わず一気に読んでしまった。

この本が出版されて1ヶ月でリーマンブラザーズの倒産。
それから半月で、まるで小説どおりかと思うようなドルの暴落。
1ヶ月で実に12%の下落は、小説よりすごい。

あらためて、今私自身がとんでもない歴史のまっただ中に生きていることを確認させられる。

人は誰でも都合の悪いことは認めたくない。
見えていても見ない。見なかったことにする。

昨年、先月、先週から続く日常に追われて、明日もそれが続くだろうと思う。
思い込む。
しかし、現実は・・・・・


株価というのは企業の値段だから、まだしも実際の価値と対応している。
実態がある。

しかし、貨幣というのは、実態は何もない。
発行している国を信じるかどうか、その一点にかかっている。

だから、昨日まで大事な「お金」だった物が、あっというまにだたの「紙」になるということは、現代に至るまで枚挙にいとまがない。
しかも、恐ろしいのは、このお金でお金を買うという外為取引(FX)は、総額においても株式の比ではない上に、圧倒的に投機資金が多いと言うことだ。

世界中でのFXの1日の売買代金は、110兆円〜165兆円という。
本来は輸出入の決済のために必要なお金の交換だったはずなのに、輸出入の40倍もの金額が取引されている。

しかも、その投機資金のほとんどが借金だ。(レバレッジというらしい)
自己資金の10倍の借金をして取引をすると、1割損しただけで自己資金は吹き飛ぶ。
だから、ドルの12%下落なんていうのは、FXの世界では超トンでもない暴落なのだ。

借金してバクチにのめり込むのは、一般人なら愚か者の代表だけれど、世界中の金融機関を先頭に、ありとあらゆる会社が手を出した。
個人のバクチなら、泣くのは女房子どもだけだけれども、大銀行から順番に大愚者だったから、そのトバッチリは全世界の全国民に降りかかる。
テメエらの失敗はテメエらだけでのたうち回れ! と言いたいけれども、現実には全部ツケは関係ない一般庶民に回される。

銀行自体が大損害。
さらに、投機や投資をしていた会社や個人を破産させ、破産してしまうと貸していた銀行もまたまた大変なことになる。
そうなると、次は誰が破産するか と疑心暗鬼になって銀行は金を貸さない。
投資で損失を出した上に銀行が金を貸さないから、なんとか生き残っていた会社もどんどん倒産する。

もちろん、円高は輸出企業を直撃するから、そっちでも景気はドンドン悪くなる。
失業者が増え、企業は今よりも低賃金を強要し、結果買い物をしなくなる。
消費も落ち込んで、どんどん どんどん景気は悪くなって、またしても倒産が増え
・・・・・・・

この連鎖がどこまで続くのか。


これからの少なくとも数年〜10数年は、そんなことを覚悟しなくてはならないんだろう。
これは、何党が政権をとっても、大きくは変わらない。
痛みをやわらげる手段が少しはあるかないかの違いだ。

しかし、頭では分かっていても、心の芯が受け入れていない私がいることも事実。
今のままで良いはずがない。
家族を守るにはどうしたら良いんだろう。
色んなコトを考えれば考えるほど、心が虚ろになっていく。

姑息なことをしてはいけない。
早まってはいけない。
こんな時は、原点に戻ろう。

原点、ミッション、使命。
いや、そんな堅苦しいことより、なにが一番楽しいんだ。
ギリギリ守らなくちゃならないのは何だのだろう。
・・・・・・

頭の中で堂々巡り。
この1ヶ月くらい、ずっとこんな調子だ。
本当に情けない。

けれども、そうこう言っている間にも、事態は進んでいく。

ドルが一人で転げ落ちていくぶんには、まだ何とかなるような気にもなる。
この小説も、そんなプロットになっている。

しかし、現実には落っこちているのはドルだけではない。
ユーロは、ドルに輪をかけて暴落している。
円は、他に無いから買われているだけで、実際にはドル暴落と言うよりは、マネーフリーズと言った方が良いのかもしれない。

私たちの生活レベルで、本当に深刻な事態はこれから来る。
びびってしまう自分を励まして、なんとか前に這いずり進まなくては。




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皆さんに全く同感です

ノーム・チュウイホーさん、なべさん、OIJさんのコメント、全く同感です。特にノーム・チュウイホーさんの「日本人はもう今の行政に頼る必要はない。「アメリカと日本は違う」とはっきり言い切ってしまえば、アメリカが政策を変えざるを得ない。それは世界史が変わるということです。今その現場に立ち会おうとしているのです。」というコメントに、私も付け足させていただきます。

今の状況は、通貨・金融、経済、外交、軍事…あらゆる分野で理不尽な事をやり尽くした詐欺師アメリカとペテン通貨ドルの化けの皮が一気に剥れ、長いものに巻かれていた世界も現実を直視せざるを得ない状況に追い込まれた、と認識しています。

これは危機ではなく、世界が正常な状況に向かうための絶好のチャンスですし、勿論、日本にとってもアメリカの呪縛から逃れ、対等な関係を構築する絶好のチャンスです。

馬鹿丸出しで危機だけ煽り、過去から現在に至る事実を冷静に見ないマスコミ、政治家、経済界重鎮は、勝手に右往左往させといて、我々は個々人が明るく夢を持てる社会に向けて、せっせと準備しましょう!

ところでいま、キャリートレードの巻き戻しなどで、
莫大な金が日本に入ってきている。

で、実は金はだぶつき気味なのだ。
緊急避難だから、また戻っていくんだろうけどね。

で、その金を、まさかアメリカへそのまま横流ししてないか?
という話になるのだ。

たぶん横流ししているだろう。

かたや、投資ごっこをして穴出した銀行に、
また我々国民の税金を
公的資金
というおれおれ詐欺で、
やっちまうわけだ。

税金使わないで、巻き戻し金を使えよ。

この国のさ、
国というのもはばかられるんだが、
この国の上層部、
議員、官僚、公務員、大会社関係者、金持ち
全部 公職追放しろよ。

連中がいなくなっても、痛くも痒くもねえよ。
この国には、天木氏や植草氏のような優秀な人物が、
数十万人単位で、冷や飯食ってるんだから。

彼らが彼らの本来いる場所で働ければ、
全世界が日本を見る眼は変わり、
東証2万など、あっという間に回復するだろう。

株価さげりゃ日本が金出すだろうという安直な発想を持つ詐欺師
そんなクレクレ詐欺に引っかからないように。

現在のクレジットクランチは、世界を新体制に導くため行われていると考えるべきだ。
従って、新体制になるまで落ちつづける。
当たり前の話だ。

ユーロ・元・円・湾岸諸国通貨、
これらが世界の基軸通貨となる、
それが新体制なのだろう。

それがドルにどういう影響をもたらすか、
よほどのバカでない限り自明だろう。

金を買って金融恐慌に備える

マスコミでは全然報道されませんが、ヨーロッパ等の海外では今、ペーパーゴールドではなく金地金などの金の現物を買い求めて人々が殺到し品薄状態のようです。
調べればわかりますが、日本でも金現物を買い求める人が増えています。
ブランド金貨やプラチナコインの在庫がなくなり販売中止状態です。
この10/23には買い求める客で店がごったがえしたそうです。
今、いろいろな要因で金価格が急激に下がっていますが、もし余剰資金があるなら中長期的に考えて、金融恐慌に備え買っておくのも手かもしれません。

ドル暴落を前提とした政策転換を

これから始まる大不況に対しては、小手先の経済対策よりは、先ずはセーフティネットの拡充でしょう。
命を失わなければ明日は来ます。
大事なのは、先ずは国民の生活、暮らし、命を守る政策です。
米国が倒れても、ドルが暴落しても、日本の被害が最小限に済むような準備が必要です。
今こそ全ての盲目的な従米政策から転換する時です。
今の自公政権の思想では日本は米国と共倒れの危険が大です。
三菱UFJ フィナンシャル・グループによるモルガン・スタンレーへの出資の話から1ヶ月も経っていませんが、日本の銀行もあっという間に含み損が発生し、自己資本比率が一気に低下しています。モルガンへの出資が命取りになるかも知れません。
日本政府もドル防衛に協力して多額の米国債を購入するリスクは回避すべきだと思います。
ドル暴落、為替リスクによる巨額の損失は、日本国民への税負担、福祉切捨てとして、ブーメランのように帰ってくる話なのですから。

九条の会イベントで伺ったお話4

AIGは軍需会社。当初は沖縄の米軍家族相手の保険から始めた。戦争によって儲けている会社です。
潰れてしまったら戦争の実態がぜんぶバレてしまう。それでリーマンは見捨てたが、AIGは救ったのです。
かつてAIG会長(グリーンバーグ)邸に招かれたことがありますが、民主/共和、どちらの上層部にも人脈を持つ大した人物でした。だが、話しを聞く中「それは損保ではない、軍需産業だ」と言わざるを得ませんでした。ニューヨークのデモ(公的資金注入に反対)にはAIG社員が多数いたと知って、ひとこと言わなければと思いました。

今、経済界がイニシャティブを取って憲法を変えようなどと言っているが、かつてはそうではなかった。偶然かも知れないが、今の財界トップはアメリカで会社を持っていた者/アメリカ留学経験者で占められています。アメリカでのマーケットを意識し過ぎる結果とも思えます。

中国は政治大国。GNPも日本を抜くでしょう。国連常任理事国でもある。対等にやるには軍需しかないという発想になっているのです...

九条の会イベントで伺ったお話3

基軸通貨国ならば貿易黒字が当たり前のはずです。それが、アメリカはそうではない。金融商品というモノを輸出して貿易赤字を相殺しているから、それでいいと思っていた。しかし、「金融商品?いや、あれはぜんぶ借金だった」となった。これはドルが基軸通貨になり得るのかという問題に行き着きます。

ゼロ金利にしてドルを支えているのが日本。アメリカの金利の方が高ければ、日本の証券など誰も買いません。アメリカの証券買って利益を得ようとするのが当たり前です。
30年勤めて、退職金もらって、それプラス年金と金利−これで生活設計してきた人にとって、ゼロ金利などとは言語道断でしょう。

ゼロ金利で家計から差し引いた金を貸してアメリカを支えているのに、借りているアメリカに従っている...ヨーロッパも中国も、もう世界中が理解に苦しんでいる。日本はどこまでアメリカに尽すのかと。ひとりでそう思っていた方は、自信を持って「おかしい」と言ってよいのです。

九条の会イベントで伺ったお話2

「改革なくして、成長なし」−ぜんぶ大企業のための規制緩和をやった。

絶対に結婚できない、家庭を持てないような賃金しか払われない−こんなDNAは日本の経済活動にはなかったのです。(アメリカとは違う)

小泉元首相−決めたことは絶対やり遂げる信念を持っている。しかし、哲学はゼロです。
じっくり練るべき政策も「そんなめんどくさいこと」と言って片付けてしまう。
郵政改革をやったじゃないかと言う声もあるが、あれは政策ではない。「郵政改革−YesかNoか」という"政治"をやった。

「日本は大きな政府だ」と言う国はないが、一つだけ大きな政府としての存在がある。借金です。誰から借金するのか?国民の家計から借りたのです。
そして1%のGNP上げるために100兆円使おうとした。誰のために? 銀行と大企業のためです。
皆さんはゼロ金利に慣らされている。これは大企業が儲かるだけです。また、アメリカに流れるだけです。それが分かってしまえば、政府の経済政策など馬鹿々々しくて聞いていられない。

日本人はもう今の行政に頼る必要はない。「アメリカと日本は違う」とはっきり言い切ってしまえば、アメリカが政策を変えざるを得ない。それは世界史が変わるということです。今その現場に立ち会おうとしているのです。

九条の会イベントで伺ったお話1

庶民にとっては記憶力こそが力です(笑 だから権力はあの手この手で忘れさせようとするのです。
安倍首相はインド洋の給油ができなくなって辞任した。では福田首相は?思い出してください...

6月・・・ペシャワール会の中村医師は「このような政策を続けると日本人の命が危ない」と話していた。
一方、町村官房長官はアメリカの要請でアフガン派兵のための現地視察を行う。→ アフガン人に「あの日本までもが軍隊を送ってくるのか!」という思いを確実に抱かせた。
アメリカは「空自は要らない、陸自を送れ」と迫っていた。安倍氏のときにNATOへ国際協力すると言っていたのだから、「じゃあ軍隊出すんだな」とブッシュが思ったのも当然です。
8月末・・・アフガニスタンで伊藤氏が殺害された。上記の事情が全て明るみになる恐れが出てきた。
9月1日・・・福田首相が辞任。→ このアフガン派兵の件を知らせないため。忘れさせるため。

アフガニスタンに絶対軍隊を送ってはいけない−これが最大の争点だ!
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