2009-03-08(Sun)

西松献金事件の真相を考えてみる

「いったいどーなってるの」という時に、必ず目を通すようにしているのは、田中宇さんと副島隆彦さんの記事だ。

田中宇の国際ニュース解説

副島隆彦の学問道場 重たい気持ちで書く掲示
(今回の件は投稿1201)

それにプラスして、天木直人さんと植草一秀さんのブログも拝見する。

天木直人のブログ

植草一秀の『知られざる真実』

それから、毎度 きっこさんのブログと。

田中さんと副島さんは分析は、希望的観測で事実を曲げることをしないので、非常に役に立つ。
天木さんと植草さんは、いわば存在自体が内部告発であり、貴重な情報をもらえる。
きっこさんの情報は、いつもながらタイムリーだ。

今回の西松建設事件でも、新聞各社の垂れ流し記事がどのように変化していくかという点とともに、5氏の記事を参考にさせてもらいながら、自分なりにいろいろ考えていた。

まず、最初に気になったのは、新聞各社、特に産経と読売の論調の変化だ。
小沢秘書逮捕の当日は、産経がかさにかかって責め立て、読売はやや引き気味だった。
ところが、翌日の小沢の記者会見から、反転する。読売の感情的なボルテージが上がり、産経はヒステリックな叫び声をちょっとトーンダウンさせた。

毎日新聞の冷静なようでいて執拗な小沢攻撃も気になった。
朝日は、いつもながら、ちょっと良心的なスタンスを取りながら小沢辞任へと誘導している。

それと、AFPやロイターでは結構大きく取り上げていたのに、CNNではまったく記事になっていない。

私は当初、これはクリントン系のアメリカさんからの指令によるものかと思っていたが、どうも、ちょっと違うような気がしてきた。

日本にかまっていられないアメリカの事情と、対米従属をやめたい小沢一郎とは決定的な衝突とはなっていない、という田中宇さんの分析はもっともだと思う。

むしろ、今、小沢の存在を一番疎ましく思い、アメリカが離れていくことを心底恐れているのは、二つの勢力に絞られる。代表的な名前で言うならば、小泉純一郎(小池百合子)と前原誠司だ。

党こそ違えども、新自由主義という名前で、日本の富をアメリカに捧げることを生き甲斐にしているという点では、同じグループとも言える。

この連中からすると、小沢が権力を握り、しかも意外や意外クリントンと小沢が意気投合しているなどという状況は、耐え難いものに違いない。
ブッシュのかけたハシゴで屋根に登って、クリントンに外されたようなものだ。
さっさと引退するコイズミはまだ良いとして、小池や前原はおさき真っ暗だ。

さてここ数日、高橋嘉信という人がクローズアップされてきた。
20年間小沢一郎の秘書を務め、第2次小泉内閣となり自衛隊がイラク侵略に手を染めたころ、小沢に反旗を翻し自民党に寝返った。

こりゃもう、小沢を沈めたいと思う連中には引っ張りダコになること間違いなしだ。
案の定、次期衆院選では、岩手4区の自民党候補だとか。
(あわれなやつ)
なにせ、西松献金システムを作った当時の当事者だというのだから、このへんが、情報源になっていることは、ほぼ間違いないだろう。


話を、元に戻して、今回の騒動を主導したのは誰か、ということだ。
政府筋とアメリカが一致して始めた国策捜査ならば、大手新聞はあんなブレ方をしないはずだ。
しかも、自民党へのブーメラン効果がでかすぎる。

だから、私はアメリカ主導の動きではないかと踏んだのだが、それにしては、詰めが甘すぎる。
ロッキード事件のあの徹底的なやり口と比較しても、まるで茶番。学芸会レベルだ。
どうも、アメリカさんにしてはお粗末すぎる。

そうしてみると、どうやらあり得るのは、前原グループと小泉グループが、民主党小沢派と自民党旧利権派を一挙に追い落として、小池内閣を目指すというケチなクーデターであった可能性が高い。
そこに、公明党がのっていたかもしれないし、共産党が噛んでいた可能性も100%は否定できない。

以下の記事は、焙り出し記録として保存しておきたい。

小泉氏ら勉強会 「国家戦略を考える会」 立ち上げへ会合、顧問に
2009年3月3日 東京新聞

 自民党の小泉純一郎元首相や深谷隆司元通産相、伊藤公介元国土庁長官らが二日夜、都内で会談し、新たな政策勉強会として「国家戦略を考える会」(仮称)を設けることで一致した。
 座長は深谷氏、事務局長は伊藤氏がそれぞれ務め、小泉氏は顧問に就く。
 会合には塩崎恭久元官房長官や下村博文、平沢勝栄両氏ら衆院議員計十一人が出席。

小泉純一郎 深谷隆司元 伊藤公介(おお、耐震偽装事件で有名になったハム介さん) 塩崎恭久 下村博文 平沢勝栄。
ちなみに、この国家戦略を考える会にかんしては、この記事以外は完全に消え失せている。

小沢氏問題「説明違えば大ごと」、民主若手から不満
2009年3月7日 読売新聞

民主党の浅尾慶一郎・防衛担当は7日朝のTBS番組でこう指摘した。「一番のポイントは(西松建設からの献金と)知っていたかどうかだ。知っていたとすればアウトだ」とも述べた。
渡辺周副幹事長も読売テレビの番組で、「私たちは多額の献金をもらったら『どういう人か』と注意している。ちょっと我々と違うのかなという思いだ」と述べ、献金元は関知しないとする小沢氏を暗に批判した。

前原の他にも、浅尾慶一郎、渡辺周など。

この名前を覚えておこう。


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comment

深い読みですね~・・

なんか、読んで胸をなでおろしました。

というか、スカッといたしました。

リンクさせてください。

実は、以前より勝手にリンク貼ってますが(^^)

http://blog.goo.ne.jp/root41_1942/

No title

 あぁぁ。副島氏は、アメリカの憲法も知らないらしく、半年後にオバマ大統領が暗殺されて次はクリントンが大統領になるなどと言っているバカですが。
 副大統領の自然昇格という憲法の規定をしらないのですね。そんな奴ジャーナリストを名乗る恐ろしさ。

国策捜査の目的は代表辞任

とむ丸の夢様ご紹介の記事参考になります。

プーチンの真似も出来ない

是非、これを読んでみてください。
本当に、国策捜査の目的は小沢代表の辞任であることがよく分かります。

日本にとって、小沢代表が大切な政治家だと、今回の国策捜査が教えてくれたと思います。

↓人はいいとこだけ見て付き合っていけばいいんだよ。何か得ようというときは。

No title

>田中さんと副島さんは分析は、希望的観測で事実を曲げることをしないので、非常に役に立つ。


田中宇さんは自身が陰謀論者であることを自覚した上で発言しているので矢追純一的な一種の芸風ともいえますが、副島隆彦さんはアポロ計画が月へ行ってなかったとか有名ネタを真面目にぶち上げた挙句に批判者も陰謀のせいにして傷口を広げたようなシャレにならない性格をしていると思います。

ネットがある現在では、“アメリカのインボー”だけでは真面目な高校生相手の娯楽としても通用しないという実例ですね。
しかし昔ながらのアメリカ陰謀論で解決したい人にとっては強力なエネルギー源となっているようです。

ブログからメルマガに軸足シフトした天木氏ですが、昨日の配信分では-結末はまだわからないが、たとえ小沢氏の政治生命と引き換えになっても政権交代への流れは変わらないだろう。小沢民主党の勝ちだ-との希望的観測を示しています。

No title

明月様、こんにちは。
私は東京地検特捜部長の佐久間達哉さんが、以前、法務省人権擁護局調査救済課長で、人権擁護法案にかかわっていること(同姓同名かもしれませんが)をネットで見て、検察も注視したいと思いました。陰謀論好きの私ですので、かんぽ疑惑を隠すための小沢さんと検察の芝居まで思いつきましたが、検察が、かんぽに手をつけることにして、その均衡から西松のほうからやったのでは?なんて説もありました。想像、妄想はほどほどにして、ネットと報道を見守りたいと思います。
らくちんランプに保坂さん、長谷川さん、植草さんのかんぽの宿についてのトークライブ映像があるのではっておきます。
http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/8160966.html?reload=2009-03-07T17:08:03

他の注目ブログ・HP

明月さん、西松献金事件に関しては、飯山一郎氏と山崎行太郎氏のブログもご注目ください。


山崎行太郎のブログ「毒蛇山荘日記」
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20090308
東京地検特捜部の「ルサンチマンの政治学」


飯山一郎のLittleHP
http://www.geocities.jp/o1180/
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