2009-04-07(Tue)
北朝鮮に映る日本の姿
北朝鮮の「飛翔体」に夜も寝られぬ日本政府に、各国の風は冷たいようだ。
最大の脅威を感じているはずの韓国までが「軌道はミサイルではなくロケット」と言うくらいだから、「衛星打ち上げに失敗したミサイル」という訳の分からない言葉を発する日本がまともに扱ってもらえないのも仕方ないのかもしれない。
ただし、「弾道ミサイルの技術を使ったロケット」というのはおそらくその通りなのだろう。
しかも、イスラエルなどは敵対国の上空を飛ばせないために、無理して西向きに衛星を打ち上げているのに、わざわざ日本の上空を横断してみせるのは、許し難いことであることもたしかだ。
ただ、それを日本が「お願い」しているのではないか、という深い疑念を私は感じるのだが。
それはともかく、この数年のあいだ、北朝鮮に対して問題にしてきたことは何か。
今、話題沸騰の国連安保理決議1718号から見てみると
1 核実験を非難する
2 核実験又は弾道ミサイルの発射を実施するな
3 核兵器の不拡散に関する条約からの脱退を撤回しろ
4 IAEAに復帰せよ
5 弾道ミサイル計画に関連するすべての活動を停止せよ
6 核兵器及び既存の核計画を放棄しろ
7 大量破壊兵器及び弾道ミサイル計画を放棄しろ
14 無条件で六者会合に復帰せよ
以上が、直接北朝鮮に対して要求していることだ。
要するに、核開発と弾道ミサイルをつくるな ということ。
なるほど、これ自体はもっともな話である。
では、この二つについて、表向き北朝鮮がしていることはなにか。
核開発については、核弾頭に使えるプルトニウムを作ったということ。
どれだけ作ったのかは明らかでないが、 「核情報」というホームページでは
Q.出されたプルトニウムの合計量は?
A.最大 6.9~10.7kg
Q.このプルトニウムで作れる原爆は何発?
A.1ないし2個
Q.燃料棒からプルトニウムを抽出するのに使われた施設は?
A.放射化学実験室(再処理施設)
となっている。
ウィキペディアでも、そんな感じで書いてある。
さて、ここで「再処置施設」という文字をみて、ピント来た人も多いかもしれない。
そう、わが日本にもそんなようなモンがあったような。。。
同じ「核情報」のホームページから
六ヶ所再処理工場でできるプルトニウムの量
年間約8トン。国際原子力機関(IAEA)の計算方式に従えば、核兵器1000発分。
いま大騒ぎしている弾道ミサイルロケット(?)。
どうやら切り離しすらできずに海に落ちがようだが、衛星打ち上げが弾道ミサイルと同様の技術だと言うことは、私は今回の騒ぎで初めて知った。

これは、テポドン2号 ではなくて、わが国が誇るH-ⅡAロケットが今年の1月に衛星を打ち上げた写真だ。
北朝鮮の騒ぎを通して、私が知ったことは、日本は核弾頭を何千発も作れるプルトニウムを持っているし、これからも増産しようとしている、ということ。
そして、弾道ミサイルを飛ばす技術を、北朝鮮なんて足下にも及ばないくらいバッチリ持っている、ということ。
これを、日本の用語で言うと、原子力産業と航空宇宙産業 という。
理系の学者さんならば、誰でもご存じだろうけれども、この二つへの税金の使い方は半端じゃない。
以前から指摘しているように、「地球温暖化」の空騒ぎも、原子力(核)開発のためのペテンである。
だから、原発推進の予算配分と世論ができてしまったら、とたんに下火になって、今ではテレビでもほとんど「オンダンカ」という言葉を聞かなくなってしまった。
原発と人工衛星は、核爆弾と弾道ミサイルに等しい。
北朝鮮を非難すればするほど、実は日本自身の危険な姿も浮き彫りになる。
最大の脅威を感じているはずの韓国までが「軌道はミサイルではなくロケット」と言うくらいだから、「衛星打ち上げに失敗したミサイル」という訳の分からない言葉を発する日本がまともに扱ってもらえないのも仕方ないのかもしれない。
ただし、「弾道ミサイルの技術を使ったロケット」というのはおそらくその通りなのだろう。
しかも、イスラエルなどは敵対国の上空を飛ばせないために、無理して西向きに衛星を打ち上げているのに、わざわざ日本の上空を横断してみせるのは、許し難いことであることもたしかだ。
ただ、それを日本が「お願い」しているのではないか、という深い疑念を私は感じるのだが。
それはともかく、この数年のあいだ、北朝鮮に対して問題にしてきたことは何か。
今、話題沸騰の国連安保理決議1718号から見てみると
1 核実験を非難する
2 核実験又は弾道ミサイルの発射を実施するな
3 核兵器の不拡散に関する条約からの脱退を撤回しろ
4 IAEAに復帰せよ
5 弾道ミサイル計画に関連するすべての活動を停止せよ
6 核兵器及び既存の核計画を放棄しろ
7 大量破壊兵器及び弾道ミサイル計画を放棄しろ
14 無条件で六者会合に復帰せよ
以上が、直接北朝鮮に対して要求していることだ。
要するに、核開発と弾道ミサイルをつくるな ということ。
なるほど、これ自体はもっともな話である。
では、この二つについて、表向き北朝鮮がしていることはなにか。
核開発については、核弾頭に使えるプルトニウムを作ったということ。
どれだけ作ったのかは明らかでないが、 「核情報」というホームページでは
Q.出されたプルトニウムの合計量は?
A.最大 6.9~10.7kg
Q.このプルトニウムで作れる原爆は何発?
A.1ないし2個
Q.燃料棒からプルトニウムを抽出するのに使われた施設は?
A.放射化学実験室(再処理施設)
となっている。
ウィキペディアでも、そんな感じで書いてある。
さて、ここで「再処置施設」という文字をみて、ピント来た人も多いかもしれない。
そう、わが日本にもそんなようなモンがあったような。。。
同じ「核情報」のホームページから
六ヶ所再処理工場でできるプルトニウムの量
年間約8トン。国際原子力機関(IAEA)の計算方式に従えば、核兵器1000発分。
いま大騒ぎしている弾道ミサイルロケット(?)。
どうやら切り離しすらできずに海に落ちがようだが、衛星打ち上げが弾道ミサイルと同様の技術だと言うことは、私は今回の騒ぎで初めて知った。

これは、テポドン2号 ではなくて、わが国が誇るH-ⅡAロケットが今年の1月に衛星を打ち上げた写真だ。
北朝鮮の騒ぎを通して、私が知ったことは、日本は核弾頭を何千発も作れるプルトニウムを持っているし、これからも増産しようとしている、ということ。
そして、弾道ミサイルを飛ばす技術を、北朝鮮なんて足下にも及ばないくらいバッチリ持っている、ということ。
これを、日本の用語で言うと、原子力産業と航空宇宙産業 という。
理系の学者さんならば、誰でもご存じだろうけれども、この二つへの税金の使い方は半端じゃない。
以前から指摘しているように、「地球温暖化」の空騒ぎも、原子力(核)開発のためのペテンである。
だから、原発推進の予算配分と世論ができてしまったら、とたんに下火になって、今ではテレビでもほとんど「オンダンカ」という言葉を聞かなくなってしまった。
原発と人工衛星は、核爆弾と弾道ミサイルに等しい。
北朝鮮を非難すればするほど、実は日本自身の危険な姿も浮き彫りになる。
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