2009-06-07(Sun)

地震・雷・火事・ゲンパツ

昔から怖いものの代名詞は、地震雷火事ゲンパツと言う。
えっ 違う? でも今はそうでしょう。親父は優しくなって、ゲンパツにその座を明け渡してしまった。

後釜に座ったゲンパツは、怖い親父が瞬間湯沸かし器と言われたように、シュッシュシュッシュと湯気を出している。きっこさんの記事で知っている人も多いだろうけれど、つい先日も病み上がりの柏崎刈羽7号機が湯気を噴いた。

地震の起きる確率を色分けした地図はあるので、ここはひとつ、原発の危険を一覧にした地図を作ってみたい。

まず、原発や関連の施設の場所を把握する。
お役所の出しているものは、(社)日本原子力産業協会のホームページに出ている。
もっと詳しいのは、「原子力資料情報室」というNPOのホームページにある。
ここでは、「原子力資料情報室」の地図をベースに使わせていただいた。

お次にご覧いただくのは、日本全国の放射線の量。
そんなものがどこにあるのかというと、文部科学省が管轄する「日本の環境放射能と放射線」という変なホームページに論文が出ている。
第50回環境放射能調査研究成果論文抄録集(平成19年度)

いろんなデータが載っているのだけれども、2007年度の空気中の放射線量の県ごとの平均データを拾ったものを、後で紹介する図にのせたので、こんなメンドウな論文なんて読んでられるか という方はそっちをどうぞ。
先に、図に載せた数字の説明をしておくと、モニタリングポストというのが精密機械、サーベイメータというのがハンディータイプで、各県の左の数字がモニタリングポスト、右がサーベイメータである。単位はナノグレイ/時で、文部科学省いわく、西日本は花崗岩が多いので数値が高いのだそうだ。

さてさて、お次に控えまするは、風。
原発からどっちに向いてどんだけ風が吹いているのか。
これまた、丁寧な仕事をされている方がいるので、資料を見せていただく。
大阪市大・三木信博先生のホームページlに、「日本各地の風配図」というすばらしいデータ
がある。
ここから、原発のある場所の年間平均の風データを拾い出し、以上を重ね合わせたのが以下の図である。

genpatsuritti.jpg

クリックして拡大しながら見てほしい。
できれば、右クリックから「別ウィンドウで開く」にしたほうが見やすいと思う。

原発から風下の県で放射線量が高くなっているようには見えないだろうか。
逆に、原発があっても、風の向きが海のほうへ行っていたりすると、数値は高くない。

もちろん、文科省の言うとおり花崗岩なんかの影響もあるだろうから、全部が全部原発のせいではないかもしれないが、花崗岩の分布と放射線の数字も必ずしも一致しない。
興味のある方は、産業技術総合研究所の「日本地質図データベース」で調べてみてほしい。
(この凡例では花崗岩とは書いていなくて、「深成岩類」の「珪長質」というのがそれにあたるようだ。)

以上、これから住む場所を考えようという人は、地震のハザードマップばかり見るのではなく、この原発立地図も参考にしてもらいたい。

ま、ここで考えたのは年平均の風であって、いざ原発が事故したときにどっち向きの風が吹いているかは、それこそ風まかせだけれど。

狭い日本 どんなに急いでも 逃げ切れない (字余り)


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出た~ぁアホウ太郎、国民に焦土戦の覚悟を迫る⇒最後の奥の手求心力「対北、戦うべき時は覚悟を」

 「僕たちは知りたい真実の情報を、私たちは信じている情報の力を、伝えない報道はただのマスゴミ」。マスゴミが拾わないなら俺たちが拾う、大事なシーンや見逃せない言葉。片言隻句に卑しい心根(こころね)を嗅ぎ取る。 アホウ太郎よ心得よ綸言汗のごとし。アホウ太郎

 柏崎原発7号機で放射能漏れ=ポンプ弁から湯気-新潟

一度でも大震災に有った原発施設は大変危険です。 耐震も法律を守る事のみでしか考えていないと言われています。 本ブログは柏崎刈羽原発の即時廃炉を要求します。 柏崎原発7号機で放射能漏れ=ポンプ弁から湯気-新潟 6月6日配信 時事通信 本ブログはこちらの活動を応

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いただき

明月です。あまりにもアホらしいので、↓いただき。そのまま死刑制度を推進する人たちに捧げたい。死刑制度で殺人事件が無くなると思っている人は、殺されそうになったら「死刑!」って叫んだらいい。こまわり君のように。
ヨタ話はこれくらいにして、↓の類は当ブログの紙面を使うに値しないので、これ以降削除します。あしからず。

No title

>それに憲法九条が国を護るのではなくその精神を正しく理解した国民が国を護るのだ。

九条の正しい理解とは何か?というよりも、正しく理解した人達はどのようにして国を護るのですか?
ミサイルを撃とうとしている国に向かって、飛んでくるミサイル(飛翔体か)に向かって『憲法九条っ!』と叫ぶのですか?

No title

論旨のすり替えには応じないのが普段だがツリを承知で書くと、私も核武装保持を支持する者だが現在の政治、官僚体制ではそれをコントロールする力はないと断言する。
ヤクザに金をせびられても用心棒代だと考える世間知らずのボンボン国家に核はあまりにも危険なおもちゃだ。

それに憲法九条が国を護るのではなくその精神を正しく理解した国民が国を護るのだ。
全ては日本国憲法に恥じない国体が為されて以降である。

小藪の前で阿呆踊りをする小鼠を見て恥辱と感じない者達の前では日本国憲法は憲法たり得ない。

> 憲法九条がなんでもかんでも護ってくれるのではないのですか?

国会のヤジ並み。

No title

>もし本気で原発を襲撃しようとする勢力が来たら我々の装備でそれを阻止出来ない。
>もし日本を侵攻しようとするなら大袈裟な突撃部隊も核兵器も必要ない。

憲法九条がなんでもかんでも護ってくれるのではないのですか?

No title

国道や自動車専用道、または主要地方道の道路遮断ゲート。
設置名目は道路損壊など走行に危険が生じた場合二次災害を防止するためと言われているが不思議と原発設置地域近辺に多く見られる。
真の目的は被爆拡散(二次汚染)阻止だといわれている。

原発の警備はどこがする?
どの様な手立てで警備がされている?
普段は民間警備会社が行っているが状況により警察が出張る。
その警察の装備はデモ鎮圧と同程度。
現場警備の警察官が言っていたよ、もし本気で原発を襲撃しようとする勢力が来たら我々の装備でそれを阻止出来ない。
重火器を用意しなくともダンプカーとブルド-ザーが一台あれば簡単に突破、占拠出来る。
重火器を用意されたら乗用車で十分だ。
もし内部作業員がその勢力の者だったら重火器も要らない。
制御棒を引き上げロック、出力を上げればそれで終わり。

もし日本を侵攻しようとするなら大袈裟な突撃部隊も核兵器も必要ない。
原発を占拠、装置破壊すればチャイナシンドローム。同じ効果が出る。

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