2009-06-16(Tue)
このさい週休5日制はいかが
麻生政権も風前のともしび。いよいよ政権交代は指呼の間かと誰もが思い始めているだろう。
こういうときに便利なことがある。小沢氏の秘書が逮捕されたときに散々小沢たたきをやっていたのに、麻生政権の支持率がティーンエイジになった今ごろになって民主党にすり寄ってくるものは、全部ニセモノ、おこぼれちょうだいの最低最悪の代物だ。
ま、それはともかく、たとえ民主党が政権を取ったとしても、そう簡単に変えられない路線がある。アメリカから中国への宗主国の交代だ。
ギブミーチョコレートを知っている人は切実に感じるだろうが、国の支配のおおもとは食い物。小麦と脱脂粉乳で生き返った日本は、それを生産しているアメリカの呪縛から逃れることはできなかった。横文字にすれば格好いいという洗脳は、日本全国津々浦々に染み渡っている。
農林水産省のホーム-ページでも、どこから食い物がやってくるのか見ることができる。
これを見ると、穀物はアメリカ、野菜は中国 である。
野菜の46%が中国から、14%がアメリカから輸入されている。
こんな時代に、精神の自由を少しでも確保するためには、食い物を確保しておかなくてはならないだろう。水も欲しいところだが、まずは食い物。
理想的には田舎暮らしで、畑では野菜を作り、山羊とニワトリを飼ってタンパク質確保し、味噌なんかの調味料も自家製 なんていうのが美しい。
ところが、田舎暮らしの本などを見ていると、自己資金は1500万用意しろ なんて書いてある。それどころか、貧乏人は田舎暮らしなんてするな とまで書いてある。
普通のサラリーマンが「正社員」とかいって、なにか特別の存在かのように言われる昨今、1500万どころか100万だって簡単には使えない。貯蓄無しの世帯が四分の一をしめる日本では、当然だ。だからこそ、せめて最低限の食い物を確保しておきたい。ただの都市生活者は、収入が途絶えた瞬間に路上生活へのカウントダウンが始まってしまう。
そこまで追い詰められなくても、精神的な自立のためにも、食い物を自分で確保するということをやってみたい。
そんなことを考えていたときに、ふと見かけた本がある。
「菜園家族レボリューション」小貫雅男著

週休5日 というか週勤2日を提唱している。
2日だけ現金収入のために働く。別の意味では、最低限の社会生産のために働く。残りの5日は、自分たちの食い物と、家族と、文化のために費やす。
単純に言うと、GDPは三分の一になる。でも、それで食えるならば何か問題ある? という話。
ローハスとかスローライフとか言うならば、ここまで言わなくちゃウソだよな と感心した。
問題は、どうやってそこに向かって進んでいくのか ということ。
何党が政権をとろうが、こういう発想は毛ほども無いだろうから、ゲリラ的に始めていくしかないのだろうか。その意味では、塩見直紀さんが提唱している「半農半X」のようなイメージだろうか。
しかし、本当の田舎に行ってしまうと、週に2日の仕事だって簡単には見つからない。
最初は、やはり今の仕事を続けながら、菜園のある暮らし、半自給自足の生活を手に入れることではないだろうか。そんな都合の良い場所があるのかというと、ある。
ずばり、不便なニュータウンである。
バス便だったり、都心まで1時間以上かかるようなニュータウンの家は、ほとんど田舎と変わらないような値段で売りに出されている。それでも、ちょっと不便と言うだけで見向きもされず、どんどん過疎化が進んでいる。
しかし、不便とか便利とかの価値観をひっくり返して、本格的な田舎よりははるかに便利でちょっと広くて安い土地と考えれば、これはお得。
50坪の敷地に30坪の家と10坪の畑とちょっとした作業小屋。贅沢を言わなければ、全部合わせて二千万円でおつりが来る。もちろん、耐震改修とか、農作業のしやすい間取りにするとか、少し手を入れる費用を含んでの話。
都市部で住むことと比べたら住居費は格段に押さえることができる。
このへんから始めるのが、小貫先生の言う菜園家族のとっかかりになるのではないだろうか。
この大不況を逆手にとって、政治家や米国や中国に頼らない生き方を手に入れてみたい。
そんなことを考えていたら、なんだか楽しい気分なってきた。
こういうときに便利なことがある。小沢氏の秘書が逮捕されたときに散々小沢たたきをやっていたのに、麻生政権の支持率がティーンエイジになった今ごろになって民主党にすり寄ってくるものは、全部ニセモノ、おこぼれちょうだいの最低最悪の代物だ。
ま、それはともかく、たとえ民主党が政権を取ったとしても、そう簡単に変えられない路線がある。アメリカから中国への宗主国の交代だ。
ギブミーチョコレートを知っている人は切実に感じるだろうが、国の支配のおおもとは食い物。小麦と脱脂粉乳で生き返った日本は、それを生産しているアメリカの呪縛から逃れることはできなかった。横文字にすれば格好いいという洗脳は、日本全国津々浦々に染み渡っている。
農林水産省のホーム-ページでも、どこから食い物がやってくるのか見ることができる。
これを見ると、穀物はアメリカ、野菜は中国 である。
野菜の46%が中国から、14%がアメリカから輸入されている。
こんな時代に、精神の自由を少しでも確保するためには、食い物を確保しておかなくてはならないだろう。水も欲しいところだが、まずは食い物。
理想的には田舎暮らしで、畑では野菜を作り、山羊とニワトリを飼ってタンパク質確保し、味噌なんかの調味料も自家製 なんていうのが美しい。
ところが、田舎暮らしの本などを見ていると、自己資金は1500万用意しろ なんて書いてある。それどころか、貧乏人は田舎暮らしなんてするな とまで書いてある。
普通のサラリーマンが「正社員」とかいって、なにか特別の存在かのように言われる昨今、1500万どころか100万だって簡単には使えない。貯蓄無しの世帯が四分の一をしめる日本では、当然だ。だからこそ、せめて最低限の食い物を確保しておきたい。ただの都市生活者は、収入が途絶えた瞬間に路上生活へのカウントダウンが始まってしまう。
そこまで追い詰められなくても、精神的な自立のためにも、食い物を自分で確保するということをやってみたい。
そんなことを考えていたときに、ふと見かけた本がある。
「菜園家族レボリューション」小貫雅男著

週休5日 というか週勤2日を提唱している。
2日だけ現金収入のために働く。別の意味では、最低限の社会生産のために働く。残りの5日は、自分たちの食い物と、家族と、文化のために費やす。
単純に言うと、GDPは三分の一になる。でも、それで食えるならば何か問題ある? という話。
ローハスとかスローライフとか言うならば、ここまで言わなくちゃウソだよな と感心した。
問題は、どうやってそこに向かって進んでいくのか ということ。
何党が政権をとろうが、こういう発想は毛ほども無いだろうから、ゲリラ的に始めていくしかないのだろうか。その意味では、塩見直紀さんが提唱している「半農半X」のようなイメージだろうか。
しかし、本当の田舎に行ってしまうと、週に2日の仕事だって簡単には見つからない。
最初は、やはり今の仕事を続けながら、菜園のある暮らし、半自給自足の生活を手に入れることではないだろうか。そんな都合の良い場所があるのかというと、ある。
ずばり、不便なニュータウンである。
バス便だったり、都心まで1時間以上かかるようなニュータウンの家は、ほとんど田舎と変わらないような値段で売りに出されている。それでも、ちょっと不便と言うだけで見向きもされず、どんどん過疎化が進んでいる。
しかし、不便とか便利とかの価値観をひっくり返して、本格的な田舎よりははるかに便利でちょっと広くて安い土地と考えれば、これはお得。
50坪の敷地に30坪の家と10坪の畑とちょっとした作業小屋。贅沢を言わなければ、全部合わせて二千万円でおつりが来る。もちろん、耐震改修とか、農作業のしやすい間取りにするとか、少し手を入れる費用を含んでの話。
都市部で住むことと比べたら住居費は格段に押さえることができる。
このへんから始めるのが、小貫先生の言う菜園家族のとっかかりになるのではないだろうか。
この大不況を逆手にとって、政治家や米国や中国に頼らない生き方を手に入れてみたい。
そんなことを考えていたら、なんだか楽しい気分なってきた。
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