2009-06-29(Mon)
橋下徹がハゲタカの手先である件
先日の橋下徹らについての記事で、大事なことを書き忘れたので、追記しておきたい。
橋下の一番の目的は、「道州制」だということ。
そして、今回の大騒ぎのおおきな目的は、民主党に道州制を認めさせることだ。道州制を認めるなら応援してやる、というそぶりを見せている。
「民主に政権担当能力ない」道州制めぐり橋下知事が酷評
2009.6.22 産経
大阪市内で17日に開かれた民主党府連主催のシンポジウム。橋下知事は党の分権構想を「官僚主導の国の形を変えるものだ」といったん持ち上げた後、続けてこう批判を繰り広げた。「ただし、基礎自治体の次が(道州ではなく)国だというなら、それはとてつもない中央集権の国だ」
こうした前振りがあって、あの鳩山さんのみっともない発言になったわけだが、岡田幹事長も同じようなことをやっている。
民主・岡田幹事長が首長連合を評価
2009.6.28 産経
また橋下知事が国と道州、市町村の「3層制」の分権構想を打ち出し、民主党が提唱した「2層制」を批判していることについては、「まず市町村ありきと主張しているだけで、『2層』にこだわっていない」と説明した。
と、さっそく道州制でもいいかな みたいなことを言い出している。
橋下が道州制にこだわっているのは、コウモリ男にしてはめずらしく首尾一貫しており、ということは、本来の目的はそこにあるということだ。府庁の移転問題も、ある意味で福祉の切り捨ても、大阪府を関西州にしていくためのステップとして進めている。府の赤字を、ソフトランディングで減らしていくのではなく、劇的に解消しようとしているのも、道州制に間に合わせるためだ。
この辺の非常に詳しい解説は、大阪産業大学の本山美彦先生のブログがあるので、ご紹介しておく。
消された伝統の復権
関西州については、大阪資本の関西財界は熱烈に待望しているようで、橋下が「ドウシュウ」と叫ぶたびに彼の懐はグッと温かく感じられるのではあるが、しかし、関西財界程度の話では済まないような気もする。
こちらのブログにあるように、外資ハゲタカに食われやすいようにするための道州制であることも見逃してはいけない
金貸しは、国家を相手に金を貸す
郵貯やりそなや長銀などのデカイえさは竹中などをつかって中央集権でアメリカにささげ、デカイ肉を食い尽くした後は、バラバラにして細かい肉を食いやすくするのである。アメリカに骨までしゃぶられてから、中国に権限移譲される、その道筋に道州制もある ということだ。
橋下徹の一切の行動基準は、実はここにあることを見逃さないようにしたい。
※本山先生のお名前を間違えて表記していましたので、訂正しました。申し訳ありませんでした。

にほんブログ村
橋下の一番の目的は、「道州制」だということ。
そして、今回の大騒ぎのおおきな目的は、民主党に道州制を認めさせることだ。道州制を認めるなら応援してやる、というそぶりを見せている。
「民主に政権担当能力ない」道州制めぐり橋下知事が酷評
2009.6.22 産経
大阪市内で17日に開かれた民主党府連主催のシンポジウム。橋下知事は党の分権構想を「官僚主導の国の形を変えるものだ」といったん持ち上げた後、続けてこう批判を繰り広げた。「ただし、基礎自治体の次が(道州ではなく)国だというなら、それはとてつもない中央集権の国だ」
こうした前振りがあって、あの鳩山さんのみっともない発言になったわけだが、岡田幹事長も同じようなことをやっている。
民主・岡田幹事長が首長連合を評価
2009.6.28 産経
また橋下知事が国と道州、市町村の「3層制」の分権構想を打ち出し、民主党が提唱した「2層制」を批判していることについては、「まず市町村ありきと主張しているだけで、『2層』にこだわっていない」と説明した。
と、さっそく道州制でもいいかな みたいなことを言い出している。
橋下が道州制にこだわっているのは、コウモリ男にしてはめずらしく首尾一貫しており、ということは、本来の目的はそこにあるということだ。府庁の移転問題も、ある意味で福祉の切り捨ても、大阪府を関西州にしていくためのステップとして進めている。府の赤字を、ソフトランディングで減らしていくのではなく、劇的に解消しようとしているのも、道州制に間に合わせるためだ。
この辺の非常に詳しい解説は、大阪産業大学の本山美彦先生のブログがあるので、ご紹介しておく。
消された伝統の復権
関西州については、大阪資本の関西財界は熱烈に待望しているようで、橋下が「ドウシュウ」と叫ぶたびに彼の懐はグッと温かく感じられるのではあるが、しかし、関西財界程度の話では済まないような気もする。
こちらのブログにあるように、外資ハゲタカに食われやすいようにするための道州制であることも見逃してはいけない
金貸しは、国家を相手に金を貸す
郵貯やりそなや長銀などのデカイえさは竹中などをつかって中央集権でアメリカにささげ、デカイ肉を食い尽くした後は、バラバラにして細かい肉を食いやすくするのである。アメリカに骨までしゃぶられてから、中国に権限移譲される、その道筋に道州制もある ということだ。
橋下徹の一切の行動基準は、実はここにあることを見逃さないようにしたい。
※本山先生のお名前を間違えて表記していましたので、訂正しました。申し訳ありませんでした。

にほんブログ村
- 関連記事
-
- 護憲ではない民主党を応援する理由 (2009/07/30)
- 眞鍋かをり と 片山さつき の接点 (2009/07/30)
- あしながおじさん・藤村修さん(大阪7区)の話きいてきました (2009/07/24)
- 兵庫8区(尼崎市)について (2009/07/21)
- 橋下徹は政局の火事場泥棒 (2009/07/14)
- アンドロメダ姫も児童ポルノか (2009/07/01)
- 民主党は横須賀の結果を肝に銘じてほしい (2009/06/29)
- 橋下徹がハゲタカの手先である件 (2009/06/29)
- 植草一秀さんを有罪にした裁判長とは (2009/06/27)
- 民主党は橋下や東国原のスケベ根性を蹴っ飛ばせ (2009/06/26)
- 鳩山-西川の騒動は何かオカシイ (2009/06/17)
- 憲法9条と死刑制度の「抑止力」 (2009/06/10)
- 正体見たり岡田克也 (2009/05/15)
- 小沢代表の会見を見て (2009/05/11)
- 憲法と小沢一郎 (2009/05/06)