2006-02-06(Mon)
安晋会 菱和ライフクリエイト 黒川紀章 日本会議

菱和ライフクリエイトという会社は、ワンルーム主力のデベロッパーだそうだが、例のゴールネット(安晋会・代表幹事の杉山氏の会社)に花を贈った会社のひとつだ。
しかも、なかなかエグイ商売をしているようだ。
読売ウィークリー 2004.7.11
(全文は 続きを読む に転載)
また、日経新聞の04年1月10日に広告対談をしているらしい。同社のイメージキャラクターの菊川怜、役員でもある建築家・黒川紀章、評論家の日下公人、といった顔ぶれだ。
この広告対談の広告主は、東京財団、つまり、人類皆兄弟の笹川さんでおなじみ、旧日本船舶振興会=日本財団の下部組織だ。日下公人は、その理事長なのである。ちなみに、顧問はもちろん笹川陽平。
笹川良一についてはこちら
東京財団はもちろん拉致問題でも強硬発言をしているが、救う会の西岡力と、菱和ライフクリエイトの西岡進社長が関係あるのかないのかは知らない。
ちなみに、建築家・黒川紀章は権力べったりで有名であるが、「日本会議」という超大型右翼連合会の代表委員を務めている。共生とかいろいろ格好のいいことを言っているが、私の反戦な家づくりという立場から言うと正反対の、いわば戦争な家づくりを進める人。
日本会議についてはこちら
とか、こちら
てなことで、見ていくウチに、先日のエントリーにつながってきた。安倍晋三-安晋会-ゴールネット-菱和クリエイト-東京財団-笹川人脈
または、安倍晋三-安晋会-ゴールネット-菱和クリエイト-黒川紀章-日本会議-右翼宗教団体&ホニャララ団
というつながりが、またここでも見えている。
もちろん、実態は並ぶ順番が違うはずだが、要するに、そういう同じ穴のナントカということ。
もう一つおまけに、この菱和ライフクリエイトに関連して、タワー投資顧問という投資会社がある。このタワー投資顧問は、昨年末の時点で菱和ライフクリエイトの大株主であった。今は株主に名がないので、6.75%も保有しながら、あっという間に売り抜けたのだろう。
おまけ2。タワー投資顧問は、船井総研の大株主で9%くらいの株を保有しているようだ。
おまけ3。船井総研は、グループ会社の船井財産コンサルタンツが、ゴールネットの主要取引先だ。
おまけ4。タワー投資顧問は、サラリーマン部長が長者番付トップになって有名になった会社。100億の給料とか100%の配当率とか言う言葉が飛び交っている。
なんか、この辺も探れば出そうな感じだが・・・
それにしても、建築家として感じるのは、マンションや不動産業界の闇の深さだ。マンションの仕事に手を出さなくて良かった。
追記:こうしたことを自由にかけるのも、言論の自由がかろうじて確保されているから。情報とココロの自由を奪う共謀罪に反対しよう
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急成長「菱和」の土地ビジネス
ここ2年ほどの投資マンションブームに乗って、東証に上場を果たした急成長企業トップに、他社の名義で土地を売買するなどの疑惑が浮上している。本来なら表面化しなかったスキャンダルはひょんなことから――。
本誌 伊東謙治
発端は、東京・新橋の赤レンガ通りに面した約500平方メートルの空き地をめぐる、奇妙な訴えだった。警視庁愛宕署に不動産会社2社が「話を聞いてくれ」と相次いで飛び込んできたのは、昨年12月26日のこと。
まず、不動産会社A社が、「昨日まであの土地に立っていたプレハブ小屋が、何者かに盗まれた」と訴えた。それとほぼ同時に不動産会社B社は、「何者かが自分の土地に車を置いて居座ろうとして、困っている」。
警察は、双方が言う「何者か」が、それぞれ互いを指すものらしいことは薄々わかったが、不動産会社同士の、よくある民事トラブルとして、事情を聞くだけにとどめた。
後日、A社はその土地に新たなプレハブ小屋を設置。これに対し、B社は今年2月、他人の土地であることを認識していながら、自分のものとするような行為だとして、A社に土地の明け渡しを求める民事訴訟を起こした。
ところが、2月24日になって、A社の言葉通り、静岡県下の山林で、実際に投棄されていたプレハブ小屋を静岡県警が偶然、発見。愛宕署は、A社の訴えを盗難事件として受理することになった。
肝心の土地の所有権自体は、両社が警察に駆け込んだ時点では、確かにB社のもの。だが、同社の売上高からみて、大きな土地取引をする規模の会社には、到底、見えない。
一見、単純な不動産会社のいさかいも、もつれ合った糸をほぐしていくと、ある急成長企業の名前が浮かび上がってきて――。
「12億で地上げを頼まれた」
低金利と地価下落を背景に急拡大した菱和ライフクリエイト(以下、菱和)。昨年12月25日に東証2部上場を果たした、投資用ワンルームマンション業界の最大手だ。俳優の岩城滉一を使ったテレビCMで、「菱和パレス」マンションがヒット、最近は高層マンション開発にも乗り出し、建築家の黒川紀章氏も取締役に名を連ねている。社長は創業者の西岡進氏だ。
現在は、CM女王の菊川怜をイメージガールに起用し、2001年の店頭公開以降、経常黒字を続けるなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いなのだ。
その上場企業が、この小さな不動産トラブルに、どう関係してくるのか。
B社の主張は、ひと言で言えば、「登記簿通りに売買は行われ、我々が所有権を有しているのだからA社は立ち退け」というもの。だが、訴えられているA社の社長が、この土地をめぐる背景を、こう暴露する。
「菱和の西岡氏と会って一昨年5月、問題の土地の地上げ資金の融資をしてもらうことで合意しました。地上げ資金として、西岡氏個人と菱和から計12億円が用意されました。まず西岡氏から2億円を借り、その後で菱和から12億円借りた時点で、西岡氏には2億円を返しています。地上げが完了し、土地が高く転売できれば、その利益の中から、謝礼として、西岡氏個人に2000万円、菱和に1億2000万円を支払うことになっていました。だから、私は地上げを完了させた後、プレハブ小屋を建てて、あの土地を買ってくれる人を探していたのです」
つまり、A社は西岡氏の指示通り、地上げが完了し、買い主を探しているところで突然、立ち退きを迫られた格好なのだ。A社の利益は土地の売り上げから出るため、これではただ働き。しかも、訴えたB会社の仕入れ先は70・80%が菱和という、西岡氏とは非常に親しい関係の会社だったことが判明して、A社の社長は激怒。地上げに際しては、菱和からの12億円の資金だけでは足りず、数億円の持ち出し分があるだけに、西岡氏に説明を求めたのだが、けんもほろろの対応だったという。
取り下げた「報告書」
そもそも、菱和が地上げを行った理由は何か。一連の取引に詳しい菱和の会社関係者が、こう明かす。
「過去の権利関係が複雑な『事件物件』というイメージがあり、なかなか買い手がつかなかった。しかし昨年9月ごろ、あの土地は菱和が所有権を持っていたが、菱和は東証2部上場の申請準備で、決算内容を良くする必要があった。事件物件を所有しているより、現金を持つ必要があったのです。そこで、西岡氏はA社に無断で知り合いの不動産会社に一時的に所有権を移したうえで、自分の言うなりになるB社に買わせ、転売を狙った。資金を出したのは西岡氏ですよ。つまり、地上げを直接行ったA社は、ただ働きをさせられたのです」
問題の土地に関する疑問点は、ほかにもある。
この問題の土地の登記簿を詳しく見ていくと、02年6月にC社という小さな会社が一時期、所有。このC社が同年11月に菱和に売却したことになっている。
このC社の代表者は、西岡氏が以前勤めていた会社の親しい同僚で、菱和にも勤めていたことがあった。大手信用調査会社の企業分析資料には、
「西岡氏のプライベートカンパニー的要素がある」
と記述されている。
A社社長は、トラブルが表面化していた今年1月、この代表者に面会している。その際、この代表者は、菱和の西岡氏が自分の会社の名前を勝手に使っただけで、自分は土地取引について「今、初めて知った」と証言したという。
菱和の内部関係者は、その事情を明かす。
「西岡氏は菱和の取引に自分の言いなりになる会社をかませることで、利益を得ようとしているのでは。特にC社は実印まで、西岡氏に握られている」
もし西岡氏が、名義借りを行っているとすれば、宅建業法違反になる。上場企業の代表者が、そのようなことをしているとは、にわかに信じがたいのだが。
ところで、冒頭のA社とB社の不動産侵奪の裁判だが、奇妙なことが起きていた。原告側の顧問が裁判所に提出していた「A社はB社の土地に不法に居座っている」という報告書を、裁判が始まった直後に取り下げているのだ。
前出の関係者が話す。
「実は、その顧問は、今回のトラブルが起きてから西岡氏がB社に紹介しました。警察関係に人脈を持つので解決できるだろうという思惑だった。しかし、この人物は引き受けたものの、実態を調べたら、被害者はA社のほうだということがわかり、手を引いてしまったのです」
その疑問を菱和にただすと、野崎善久総務部長は、
「土地の取引は正当に行われている。A社が行っているのは犯罪行為」
などと回答。
西岡氏も、
「知り合いの業者を使って、私服を肥やしていると思われるのは心外。事実無根です」
と話している。
本来なら、菱和の名前が表に出るはずのなかった今回の土地取引。図らずも、急成長企業の不透明さを浮き上がらせたプレハブ小屋は、現在も、同じ場所に立っている。
(YomiuriWeekly2004年7月11日号より)
ここ2年ほどの投資マンションブームに乗って、東証に上場を果たした急成長企業トップに、他社の名義で土地を売買するなどの疑惑が浮上している。本来なら表面化しなかったスキャンダルはひょんなことから――。
本誌 伊東謙治
発端は、東京・新橋の赤レンガ通りに面した約500平方メートルの空き地をめぐる、奇妙な訴えだった。警視庁愛宕署に不動産会社2社が「話を聞いてくれ」と相次いで飛び込んできたのは、昨年12月26日のこと。
まず、不動産会社A社が、「昨日まであの土地に立っていたプレハブ小屋が、何者かに盗まれた」と訴えた。それとほぼ同時に不動産会社B社は、「何者かが自分の土地に車を置いて居座ろうとして、困っている」。
警察は、双方が言う「何者か」が、それぞれ互いを指すものらしいことは薄々わかったが、不動産会社同士の、よくある民事トラブルとして、事情を聞くだけにとどめた。
後日、A社はその土地に新たなプレハブ小屋を設置。これに対し、B社は今年2月、他人の土地であることを認識していながら、自分のものとするような行為だとして、A社に土地の明け渡しを求める民事訴訟を起こした。
ところが、2月24日になって、A社の言葉通り、静岡県下の山林で、実際に投棄されていたプレハブ小屋を静岡県警が偶然、発見。愛宕署は、A社の訴えを盗難事件として受理することになった。
肝心の土地の所有権自体は、両社が警察に駆け込んだ時点では、確かにB社のもの。だが、同社の売上高からみて、大きな土地取引をする規模の会社には、到底、見えない。
一見、単純な不動産会社のいさかいも、もつれ合った糸をほぐしていくと、ある急成長企業の名前が浮かび上がってきて――。
「12億で地上げを頼まれた」
低金利と地価下落を背景に急拡大した菱和ライフクリエイト(以下、菱和)。昨年12月25日に東証2部上場を果たした、投資用ワンルームマンション業界の最大手だ。俳優の岩城滉一を使ったテレビCMで、「菱和パレス」マンションがヒット、最近は高層マンション開発にも乗り出し、建築家の黒川紀章氏も取締役に名を連ねている。社長は創業者の西岡進氏だ。
現在は、CM女王の菊川怜をイメージガールに起用し、2001年の店頭公開以降、経常黒字を続けるなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いなのだ。
その上場企業が、この小さな不動産トラブルに、どう関係してくるのか。
B社の主張は、ひと言で言えば、「登記簿通りに売買は行われ、我々が所有権を有しているのだからA社は立ち退け」というもの。だが、訴えられているA社の社長が、この土地をめぐる背景を、こう暴露する。
「菱和の西岡氏と会って一昨年5月、問題の土地の地上げ資金の融資をしてもらうことで合意しました。地上げ資金として、西岡氏個人と菱和から計12億円が用意されました。まず西岡氏から2億円を借り、その後で菱和から12億円借りた時点で、西岡氏には2億円を返しています。地上げが完了し、土地が高く転売できれば、その利益の中から、謝礼として、西岡氏個人に2000万円、菱和に1億2000万円を支払うことになっていました。だから、私は地上げを完了させた後、プレハブ小屋を建てて、あの土地を買ってくれる人を探していたのです」
つまり、A社は西岡氏の指示通り、地上げが完了し、買い主を探しているところで突然、立ち退きを迫られた格好なのだ。A社の利益は土地の売り上げから出るため、これではただ働き。しかも、訴えたB会社の仕入れ先は70・80%が菱和という、西岡氏とは非常に親しい関係の会社だったことが判明して、A社の社長は激怒。地上げに際しては、菱和からの12億円の資金だけでは足りず、数億円の持ち出し分があるだけに、西岡氏に説明を求めたのだが、けんもほろろの対応だったという。
取り下げた「報告書」
そもそも、菱和が地上げを行った理由は何か。一連の取引に詳しい菱和の会社関係者が、こう明かす。
「過去の権利関係が複雑な『事件物件』というイメージがあり、なかなか買い手がつかなかった。しかし昨年9月ごろ、あの土地は菱和が所有権を持っていたが、菱和は東証2部上場の申請準備で、決算内容を良くする必要があった。事件物件を所有しているより、現金を持つ必要があったのです。そこで、西岡氏はA社に無断で知り合いの不動産会社に一時的に所有権を移したうえで、自分の言うなりになるB社に買わせ、転売を狙った。資金を出したのは西岡氏ですよ。つまり、地上げを直接行ったA社は、ただ働きをさせられたのです」
問題の土地に関する疑問点は、ほかにもある。
この問題の土地の登記簿を詳しく見ていくと、02年6月にC社という小さな会社が一時期、所有。このC社が同年11月に菱和に売却したことになっている。
このC社の代表者は、西岡氏が以前勤めていた会社の親しい同僚で、菱和にも勤めていたことがあった。大手信用調査会社の企業分析資料には、
「西岡氏のプライベートカンパニー的要素がある」
と記述されている。
A社社長は、トラブルが表面化していた今年1月、この代表者に面会している。その際、この代表者は、菱和の西岡氏が自分の会社の名前を勝手に使っただけで、自分は土地取引について「今、初めて知った」と証言したという。
菱和の内部関係者は、その事情を明かす。
「西岡氏は菱和の取引に自分の言いなりになる会社をかませることで、利益を得ようとしているのでは。特にC社は実印まで、西岡氏に握られている」
もし西岡氏が、名義借りを行っているとすれば、宅建業法違反になる。上場企業の代表者が、そのようなことをしているとは、にわかに信じがたいのだが。
ところで、冒頭のA社とB社の不動産侵奪の裁判だが、奇妙なことが起きていた。原告側の顧問が裁判所に提出していた「A社はB社の土地に不法に居座っている」という報告書を、裁判が始まった直後に取り下げているのだ。
前出の関係者が話す。
「実は、その顧問は、今回のトラブルが起きてから西岡氏がB社に紹介しました。警察関係に人脈を持つので解決できるだろうという思惑だった。しかし、この人物は引き受けたものの、実態を調べたら、被害者はA社のほうだということがわかり、手を引いてしまったのです」
その疑問を菱和にただすと、野崎善久総務部長は、
「土地の取引は正当に行われている。A社が行っているのは犯罪行為」
などと回答。
西岡氏も、
「知り合いの業者を使って、私服を肥やしていると思われるのは心外。事実無根です」
と話している。
本来なら、菱和の名前が表に出るはずのなかった今回の土地取引。図らずも、急成長企業の不透明さを浮き上がらせたプレハブ小屋は、現在も、同じ場所に立っている。
(YomiuriWeekly2004年7月11日号より)
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