2009-10-06(Tue)

植草一秀さんの今後の活動に期待したい

10月4日に、勾留されていた植草一秀さんが帰還された。

すでに、ご存じの方も多いとは思うが、マスコミは一切報じないので、拙ブログでも取り上げておく。

植草氏のすごいところは、実に革命を展望しているということ。

このたびの政権交代は、55年体制成立以来60余年、大日本帝国憲法発布以来120年、明治政府樹立以来140年にわたって持続した「この国のかたち」を刷新する意味を伴っていると考えます。さらにさかのぼれば、江戸時代に確立した日本の階層構造=1600年体制の刷新の意味さえ含むものと思います。
植草一秀の『知られざる真実』より 以下の茶色の引用はすべて同じ)

政権交代で、少しは良くなるだろうとか、自民党にお灸を据えてやろう、と思って投票した人は多かったが、ここまで深慮遠謀して、このたびの選挙を考えていた人は、いなかったと思う。

もとより、現実の鳩山政権だけに、この遠大なビジョンを負わせるのは、荷が重いと言うよりも話のレベルが違いすぎる。
おそらく、植草氏のビジョンは、鳩山政権に負わせるものではなく、今回の投票行動をで動き始めた、日本の民衆の判断、行動、意思表示によって、導かれるものなのだろう。
鳩山政権は、その一里塚であるということだ。

そして、その一里塚を墳墓に変えることなく、前に進めていくために、

歴史的な大改革である以上、改革実現に時間と忍耐を必要とすることは言うまでもありません。まずは4年間、大改革の礎石を築くことが優先されなければなりません。その実現のためには、どうしても2010年の参議院選挙で今回の歴史的転換の流れを維持しなければなりません。

と、当面の課題を明らかにし、

勾留期間中に考えてきたことがあり、今後の活動方法を変更いたしたく思います。まずは、今回の政権交代の意味について、文章として整理し、何らかの方法で世に問うことを検討しております。

そして、

今後の活動方針につきましては、改めて本ブログに掲載して参る予定ですので、何卒ご高覧賜りますようお願い申し上げます。

とのことである。

今後の活動方針に期待し、同時に、これ以上第二第三の山宣にならないように、多くの人の目を植草さんに注ぎ続けていただきたい。


その意味では、植草さんが解放されたまさにその日に、中川昭一が不審な死を遂げたことは、多くの人も指摘するように、意味深長である。

中川昭一という人物は、政治的思想的には、いなくなってもらって大変結構な人ではあったが、しかし、植草さんの言う「悪徳ペンタゴン」から見れば、邪魔な存在でもあったようだ。
その中川が不審な死に方をし、しかも最初から事件性はないという前提で、物事が進められた。

報道の第一報から「自殺ではない」と言って病死の可能性をうかがわせ、解剖も司法解剖ではなく、行政解剖である。
事件の可能性を考慮すれば、司法解剖になる。

このように、まるで見せしめのような死を遂げたこと、そして、それが植草さんが解放される日の朝であったことは、記憶しておきたい。


日本という国、というか国民は、アメリカの飼っているニワトリなのかどうか。

ヒナのときからせっせとエサをやって、卵を産んでいる間は、守ってきたけれども、もうアメリカはエサをやる余力がなくなり、日本も卵もあまり産まなくなった。
では、どう「処分」しようか、という曲がり角にさしかかったのが、コイズミ「改革」の時代だ。

強引にひねり潰して食ってしまおうとしたが、さすがに生身の人間は、黙って食われなかった。
それが、今回の政権交代の原動力になった。

オバマのアメリカは、戦術を変えつつ、新たな「処分」策を打ち出してくるだろう。
鳩山首相は、なんとかノラリクラリと受け流しつつ、時間を稼ぐ作戦のように見受けられる。
それは、それで現実的には良いのかもしれない。
その間に、国民の意識がはっきりしてくれば、時間を稼ぐ意味はある。

その流れの中で、小沢一郎や植草一秀といった、食う側ではなく食われる側の大衆に基盤をおこうという政治家や経済学者は、徹底的に迫害を受けた。これからも、受け続けるだろう。

そして、中川のような不器用な反米右翼も排除されてきた。同志とか言いながら、なにかあればすぐに寝返る安倍晋三や麻生太郎に翻弄されつづけ、敵ながら哀れを誘う最後になってしまった。


あらためて、植草さんの解放を祝福するとともに、2009年10月4日という日を、実に象徴的な日として、記憶にとどめたい。


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 午前中は、台風18号で大荒れのお天気だったけど、台風一過で、後半は、いいお天気

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No title

>その意味では、植草さんが解放されたまさにその日に、中川昭一が不審な死を遂げたことは、多くの人も指摘するように、意味深長である。


ようするにアメリカに暗殺されたというふうな主張なのでしょうが、例えばここへ来る「多くの人」は真面目にそんなことを思ってるんでしょうかね。
アポロの月面着陸はアメリカの嘘とかのアメリカ陰謀論が大好きな人のバリエーションがまた一つ増えるんでしょうか。

No title

おはようございます。
この記事を面白く読ませて頂きました。

さっそくわたしのブログで、紹介させて頂きましたので、お知らせします。

http://blog.goo.ne.jp/naha_2006/e/1625eab7f8cdc5b639760ecc2ee6e03f

事後承諾ですいません。

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No title

敵だの味方だの、狭いことを言っている場合かね。
先日の報道でも、人手が足りない、いないなりにやれなどと、
政権内に不慣れの空気有り、という報道をされてしまった。リンク先参照

新入社員なら、不慣れで当然だ。
なのに「与党新人の、味方だけでやる、無関係も敵もくるな」
なんて閉鎖的で、大丈夫か?

右翼オナny政治が小泉以降だったが
どうも鳩山以降は左翼オナny確定だ。

役に立たないな、イデオロジストは。

争いが先に立って、まず最初にkoroしをやってしまって溝を深める。


全国民総力戦なら、国を社会を救えるのに
わざわざ「おれだけができる」「いやおれが」と
どいつもこいつも小粒のくせに、いきがって、いばる。相手をkoroす。

日本滅亡確定フラグだな。その方向で偏西風が吹き始めた。
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