2009-10-29(Thu)
普天間問題に思う「日本はやっぱり植民地なんだなあ」
フィリピンの米軍基地は、すっかり返還された。
スービックとクラークは、今フィリピンの経済特区となっている。
ただし、基地時代の環境汚染のため、いまだに生まれてくる子どもたちに被害が出ているという。
それにしても、いわゆるピープルパワー革命とその後の反米運動がもたらした勝利であることは間違いない。
条約を締結していたのに、議会が批准しなかったのだから。
鳩山政権も、さすがにそこまではできないで、右往左往して見せながら、時間を稼いでいる。
そして、名護市長選を皮切りにした、民意の爆発を待っている、と私は見ている。
そうは思うのだが、しかし、報道を見る限りでは、日本はアメリカの属国であり植民地同然なのだということを、思い知らされる。
きっこさんも書いていたように、普天間基地は、アメリカ海兵隊の基地だ。
海兵隊は、日本守備隊ではない。アジアの守備隊ですらない。
「ベトナム戦争、グレナダ侵攻、湾岸戦争、イラク戦争など米国の行った大規模軍事行動には常に最前線に投入され」とウィキペディアにもあるように、侵略の最先端で殴り込む部隊である。
日本とアメリカの間にあるのは、「安全保障条約」であって、「軍事同盟」ではない。
最近は、なにかというと日米同盟という言葉がつかわれるが、コイズミが跳梁跋扈するまでは「日米安保」と言っていた。
安全保障の条約なのだから、安全保障に関係ないものまでメンドウをみることはない。
というか、そんなものまでメンドウを見たら、条約違反である。
その意味では、海兵隊などは、日米安保の下には、あってはならないもの。
沖縄に海兵隊がいるというだけで、日本とは直接関係ない国から「敵」と見なされるからだ。
小沢一郎がかつて言った、「第7艦隊だけで充分」ということは、つまり、海兵隊など日本から出て行けと言っているようなもので、よく言ったと誉めてあげなくてはならない。
その海兵隊がいるのが、普天間基地なのである。
そして、その侵略作戦の訓練場を、要求されてもいないのに「滑走路を2本も作ります」と媚びへつらったのが、これまでの自民党政権だったわけだ。
侵略の訓練場であり、安全保障に反し、もともと要求されてもいなかった辺野古の飛行場を、いったい、なんでどういうワケで何のために作らなくてはならないのか。
珊瑚とジュゴンの海を破壊して、日本の乏しい税金を使って。
ちなみに、建設費については、いったい幾らかかるのか明らかにされていないらしい。
糸数けいこ議員のブログ(うみないび2)に 「集会では、アセス手続きの中止・中断を求める理由が明らかにされ、『建設費の総枠を県民に明らかにしてほしい』という北沢防衛大臣への要望も出されました。」とある。
費用=かかっただけ、という青天井の予算ということか。
これは、アニメの殿堂どころの話ではない。
仮にも、名目だけでも、日本の防衛ためというものならばいさ知らず、(それでも良くないけど)、どっから見ても日本の防衛とは無関係な、いや、日本を危険にさらす海兵隊の基地を、なんで拒否できないのか。
国会で反対できないのか。
問題は民主党内の弱腰にもあるけれども、それだけではないだろう。
小沢一郎が、「第7艦隊」発言をしたのは、国民の反応を見るためだったと思われる。
あのときに、「そうだそうだ。海兵隊なんて出て行け!」という声が、それなりの規模で上がっていれば、今の政権はもっと強行にアメリカに対することができていただろう。
しかし残念ながら、直後の秘書逮捕とマスゴミ狂乱もあって、小沢の「第7艦隊」発言はトンデモ扱いされてしまった。
というか、今思えば、「第7艦隊」発言をきっかけに、米軍出て行けという世論が盛り上がることを恐怖した媚米勢力が、あの秘書事件をでっち上げたのではないか。
ようするに、属国であることは、アメリカから強制されているだけでなく、日本人がそれを望んでしまっているという絶望的な事実が、その裏付けになっている。
逆に言えば、日本人自身の「侵略部隊の海兵隊は出て行け」という声がどんどん発せられれば、民主党はそのぶんだけ強気に交渉できる。
鳩山首相は、「属国の首相」としてできる限りの踏ん張りをしている。
あとは、国民がそれを後押しするのか、後ろから蹴倒すのか にかかっている。
マスゴミのまさにゴミのような主張に誤魔化されずに、「侵略部隊の海兵隊は出て行け!」という声を上げよう。
日米同盟だろうが、なんだろうが、海兵隊に私の税金を差し出すいわれはない。
海兵隊は即刻出て行け!

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スービックとクラークは、今フィリピンの経済特区となっている。
ただし、基地時代の環境汚染のため、いまだに生まれてくる子どもたちに被害が出ているという。
それにしても、いわゆるピープルパワー革命とその後の反米運動がもたらした勝利であることは間違いない。
条約を締結していたのに、議会が批准しなかったのだから。
鳩山政権も、さすがにそこまではできないで、右往左往して見せながら、時間を稼いでいる。
そして、名護市長選を皮切りにした、民意の爆発を待っている、と私は見ている。
そうは思うのだが、しかし、報道を見る限りでは、日本はアメリカの属国であり植民地同然なのだということを、思い知らされる。
きっこさんも書いていたように、普天間基地は、アメリカ海兵隊の基地だ。
海兵隊は、日本守備隊ではない。アジアの守備隊ですらない。
「ベトナム戦争、グレナダ侵攻、湾岸戦争、イラク戦争など米国の行った大規模軍事行動には常に最前線に投入され」とウィキペディアにもあるように、侵略の最先端で殴り込む部隊である。
日本とアメリカの間にあるのは、「安全保障条約」であって、「軍事同盟」ではない。
最近は、なにかというと日米同盟という言葉がつかわれるが、コイズミが跳梁跋扈するまでは「日米安保」と言っていた。
安全保障の条約なのだから、安全保障に関係ないものまでメンドウをみることはない。
というか、そんなものまでメンドウを見たら、条約違反である。
その意味では、海兵隊などは、日米安保の下には、あってはならないもの。
沖縄に海兵隊がいるというだけで、日本とは直接関係ない国から「敵」と見なされるからだ。
小沢一郎がかつて言った、「第7艦隊だけで充分」ということは、つまり、海兵隊など日本から出て行けと言っているようなもので、よく言ったと誉めてあげなくてはならない。
その海兵隊がいるのが、普天間基地なのである。
そして、その侵略作戦の訓練場を、要求されてもいないのに「滑走路を2本も作ります」と媚びへつらったのが、これまでの自民党政権だったわけだ。
侵略の訓練場であり、安全保障に反し、もともと要求されてもいなかった辺野古の飛行場を、いったい、なんでどういうワケで何のために作らなくてはならないのか。
珊瑚とジュゴンの海を破壊して、日本の乏しい税金を使って。
ちなみに、建設費については、いったい幾らかかるのか明らかにされていないらしい。
糸数けいこ議員のブログ(うみないび2)に 「集会では、アセス手続きの中止・中断を求める理由が明らかにされ、『建設費の総枠を県民に明らかにしてほしい』という北沢防衛大臣への要望も出されました。」とある。
費用=かかっただけ、という青天井の予算ということか。
これは、アニメの殿堂どころの話ではない。
仮にも、名目だけでも、日本の防衛ためというものならばいさ知らず、(それでも良くないけど)、どっから見ても日本の防衛とは無関係な、いや、日本を危険にさらす海兵隊の基地を、なんで拒否できないのか。
国会で反対できないのか。
問題は民主党内の弱腰にもあるけれども、それだけではないだろう。
小沢一郎が、「第7艦隊」発言をしたのは、国民の反応を見るためだったと思われる。
あのときに、「そうだそうだ。海兵隊なんて出て行け!」という声が、それなりの規模で上がっていれば、今の政権はもっと強行にアメリカに対することができていただろう。
しかし残念ながら、直後の秘書逮捕とマスゴミ狂乱もあって、小沢の「第7艦隊」発言はトンデモ扱いされてしまった。
というか、今思えば、「第7艦隊」発言をきっかけに、米軍出て行けという世論が盛り上がることを恐怖した媚米勢力が、あの秘書事件をでっち上げたのではないか。
ようするに、属国であることは、アメリカから強制されているだけでなく、日本人がそれを望んでしまっているという絶望的な事実が、その裏付けになっている。
逆に言えば、日本人自身の「侵略部隊の海兵隊は出て行け」という声がどんどん発せられれば、民主党はそのぶんだけ強気に交渉できる。
鳩山首相は、「属国の首相」としてできる限りの踏ん張りをしている。
あとは、国民がそれを後押しするのか、後ろから蹴倒すのか にかかっている。
マスゴミのまさにゴミのような主張に誤魔化されずに、「侵略部隊の海兵隊は出て行け!」という声を上げよう。
日米同盟だろうが、なんだろうが、海兵隊に私の税金を差し出すいわれはない。
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