2009-11-05(Thu)
インフルエンザ“症候群”
「なんだこれは でたらめな病名を言うな!」とご立腹の医療関係者ならびに厚生労働省の皆様に、ひとことお断りをしておきます。
インフルエンザ症候群 というのは、豚インフルエンザとか鳥インフルエンザとか蟹インフルエンザとか、そういう病気のことを言っているのではありません。
「インフルエンザが来たぞ~」とまるで狼が来たかのように叫んでパニックを引き起こしている方々をさして、私が勝手にインフルエンザ症候群 と呼んでいるにすぎません。悪しからず。
てなわけで、意図的にパニックを演出している人も、それに乗せられてパニックになっちゃった人も、乗ったふりをするのが良識ある市民だと思い込んでパニックのふりをしている人も、誰もかれもがインフルエンザ症候群に感染してしまった。
例によってきっこさんが暴露しているけれども、輸入ワクチンは相当怖いようだ。
私などは、インフルエンザよりもこのワクチンのほうが よっぽど怖い。
今週から、100万人の医療従事者につづき、妊婦などのワクチン接種が始まった。
それにあわせて、NHKでは東大医科学研究所の河岡義裕獣医を取り上げていた。
爆笑問題の例の番組だ。
副作用の調査もろくにやらないワクチン接種には、以前から疑問を持っていたけれども、この番組を見て、「オカシイ」という確信を得た。
それは、ワクチン学者の獣医である河岡氏が「副作用の無いワクチンはない。100万人に1人くらいはあるが、それをマスコミが騒ぐとワクチン対策が成り立たない。」というような発言をしたからだ。
この番組の収録がいつされたのかは知らないが、新型インフルエンザのワクチンは、案の定、非常に多くの副作用を生じている。
国産のワクチンですら、10月19日から29日のわず11日間で重篤な副作用が18人で、1人が入院中だという。
この期間におよそ100万人に接種され、重篤な副作用が18人だから、約5万5千人に1人。
重篤でないケースも含めると255人だというから、約4千人に1人だ。
100万人に1人とは桁が違う。
新型インフルワクチン優先接種、重い副作用は85万人中6人
2009.10.28 日経新聞
新型インフル 患者数100万人超す 道内4週続け全国1位
2009.11.30 北海道新聞
ちなみに、日本のインフルエンザ研究のトップが獣医であるというのも、なんだか不思議な気がする。
獣医がいけないというのではないが、あのプライドの高い医学の世界で、医師ではなく獣医がトップに立つには、なんらかの後ろ盾が必要なのではないか??
それはともかく、新型インフルエンザ自体では 37人の方が亡くなったという。
7月以降の推定感染者数は431万人だというから、11万6千人に1人だ。
重篤な副作用が出る5万5千に1人の半分の確率である。
ところで、季節性インフルエンザは、毎年1000万人くらいが感染し、直接の原因だけでも200人~2000くらいの人が亡くなっている。間接的な原因である場合も含めると、1万人くらいがインフルエンザで亡くなっているという。
間接で1000人にひとり、直接でも5000人にひとりだ。
つまり、新型インフルエンザの20倍の確率で亡くなっている。
季節性インフルエンザのワクチンでは、毎年100例ほど副作用の疑いが報告されている。(が、副作用と認定されるのは、ごくわずかである。)
これと比較すると、わずかに11日で255例の副作用が出た新型のワクチンは、やはり相当アブナイと言えるだろう。
しかも、これ国産ワクチンなのである。
輸入ワクチンが、どのくらい危ないのかというと、厚生労働省はこのように言っている。
(問1)海外産と国内産は何が異なるのですか?
海外で製造されたワクチンについては、
(1)現時点では国内での使用経験・実績(臨床試験を除く)がないこと、
(2)国内では使用経験のないアジュバント(免疫補助剤)が使用されていること、
(3)国内では使用経験のない細胞株を用いた細胞培養による製造法(国内産は鶏卵による培養)が用いられているものがあること、
(4)投与経路が筋肉内(国内産は皮下)であること、
(5)小児に対しては用量が異なること
など、国内で製造されたワクチンとは異なっています。
一番の問題は、このアジュなんとかという代物だ。
免疫補助剤とかいうが、要するに増強剤のようなものらしい。
これも同じ厚労省のページから、
ワクチンと混合して投与することにより、目的とする免疫応答を増強する物質。
これにより、同じワクチン量でもより多くの者への接種が可能となる。
一般的に、副反応の発生する確率が高いことが指摘されている。
なによりも、怪しいと思ったのは、薬剤師会の対応だ。
医療関係者100万人には、国産ワクチンが最優先で割り当てられた。
その中で、薬剤師や検査技師などの医療技術者は除かれた。
もちろん、医療事務や看護助手も。
で、100万人分の割り当てに、200万人以上の医療関係者が、私もうって~ と殺到した。
新型インフルエンザが、ほとんどの場合、季節性よりも軽いということ、死亡例も季節性よりもずっと少ないということを、ちゃんと知っているはずの医療関係者が、このような「われ勝ち」で「自分だけ助かりたい」とも取られかねない行動に出たのは、なぜなんだろう。
医療関係の中でも、薬剤師がもっとも、激烈に反応した。
患者に直接接触するレントゲンやエコーの技師に比べれば、まだしも安全かと思われる薬剤師が、この除外措置にモウレツに怒った。
「薬剤師も最優先に」ワクチン接種で不満の声
2009.11.3 読売
これによると、日本薬剤師会は要望書まで出したようだ。
もちろん、薬剤師もリスクを負っているのはわかるが、その他の技師も、受付のお兄さんお姉さんも、看護助手も、皆同じくらいのリスクがある。
にもかかわらず、薬剤師が過剰なまでの反応をしたのは なぜなのか。
おそらく、きっと、まずまちがいなく、彼らは輸入ワクチンを恐れている。
一般人には分からない、輸入ワクチンのことを、医療関係者は知っている。
薬剤師がもっとも過剰な反応をしたのは、輸入ワクチンの実態を、誰よりもよく知っているからだ。
国産ワクチンの2700万人の枠に入ろうと、彼ら医療関係者は、100万の枠に200万人が殺到したのに違いない。
このように、危なっかしいワクチンは、どのくらいインフルエンザを防いでくれるのか。
(問1)インフルエンザワクチンでどのような効果が期待できますか?
一般的に、インフルエンザワクチンは、重症化防止効果や発症予防効果が期待されていますが、感染防止効果については保証されておらず、新型インフルエンザワクチンについても、同様と考えられます。
そのため、頻繁に手洗いをすることや人混みを可能な限り避ける、などの感染予防策を講じることが必要です。
と、厚労省は、言っている。
「期待されている」なんていう言い回しは、どこかで聞いたと思ったら、そう、通信販売のダイエット食品の広告だ。
痩せます、というと薬事法か何かに引っかかるので、「1週間で3キロ減量も期待できます!」なんて言っている あれだ。
ようするに、期待できる というだけだということ。
まして、予防効果は、「あるかも知れないけど・・・ 知りません!」 とのことだ。
ワクチンを打たなくては、死んじゃうかも って真剣に思っている多くの人たちは、厚生労働省がこんなこと言っているなんて知ったら、どう思うのだろうか。
と、こうして見てくると、、ワクチン学者の河岡獣医が言った、「副作用のことをマスコミが騒ぐと、ワクチン対策が成り立たない」という発言が、いかに暴言かが見えてくる。
というか、いみじくも彼が言った「ワクチン対策」という言葉がすべてを語っているのかも知れない。
「インフルエンザ対策」でも「患者対策」でもなく、「ワクチン対策」。
そう、ワクチンをいかに売るかという対策。
怖いなと思うのは、もうひとつある。
「ワクチンの打たないのは非国民」とでも言い出しかねない、集団ヒステリーのような、ファシズム時代の隣組のような雰囲気だ。
ウチの家族は、例年もインフルエンザのワクチンは接種していない。
まして、1ヶ月しか治験をしていないようなワクチンなんて、体の中に入れたくない。
そう思っているのだけれども、子どもの保育園でも、妻の勤め先でも、ワクチンを打たないと明らかに白い目で見られる。
接種しないのは、ウイルスをばらまくテロリストだ てな具合に思われているらしい。
そうこうしているうちに、下の子がめでたく発症した。
3日前から咳や微熱があり、検査をしたら、うっすらだけれども、Aのところにラインが出ていた。
48時間以上経っているので、タミフルも拒否!
今のところ、微熱はあるけれども、どうということはない。
この調子で上の子にもうつってくれれば、危険なワクチンを打たなくてすむ。
もちろん、念のため急変しないように目は離さないようにしているけれども、人のもっている本来の力で対処せずに、ワクチンとかタミフルとかで なんとかしようという根性が、この世の中をおかしくしているオオモトなんじゃないか。
家づくりにも同じことが言えるし、ありとあらゆることにつながっていくのだけれども、今晩は眠いからそこまでは広げない。
ま、とにかく、インフルエンザに注意するのもいいけれども、インフルエンザ“症候群”には気をつけましょう。

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インフルエンザ症候群 というのは、豚インフルエンザとか鳥インフルエンザとか蟹インフルエンザとか、そういう病気のことを言っているのではありません。
「インフルエンザが来たぞ~」とまるで狼が来たかのように叫んでパニックを引き起こしている方々をさして、私が勝手にインフルエンザ症候群 と呼んでいるにすぎません。悪しからず。
てなわけで、意図的にパニックを演出している人も、それに乗せられてパニックになっちゃった人も、乗ったふりをするのが良識ある市民だと思い込んでパニックのふりをしている人も、誰もかれもがインフルエンザ症候群に感染してしまった。
例によってきっこさんが暴露しているけれども、輸入ワクチンは相当怖いようだ。
私などは、インフルエンザよりもこのワクチンのほうが よっぽど怖い。
今週から、100万人の医療従事者につづき、妊婦などのワクチン接種が始まった。
それにあわせて、NHKでは東大医科学研究所の河岡義裕獣医を取り上げていた。
爆笑問題の例の番組だ。
副作用の調査もろくにやらないワクチン接種には、以前から疑問を持っていたけれども、この番組を見て、「オカシイ」という確信を得た。
それは、ワクチン学者の獣医である河岡氏が「副作用の無いワクチンはない。100万人に1人くらいはあるが、それをマスコミが騒ぐとワクチン対策が成り立たない。」というような発言をしたからだ。
この番組の収録がいつされたのかは知らないが、新型インフルエンザのワクチンは、案の定、非常に多くの副作用を生じている。
国産のワクチンですら、10月19日から29日のわず11日間で重篤な副作用が18人で、1人が入院中だという。
この期間におよそ100万人に接種され、重篤な副作用が18人だから、約5万5千人に1人。
重篤でないケースも含めると255人だというから、約4千人に1人だ。
100万人に1人とは桁が違う。
新型インフルワクチン優先接種、重い副作用は85万人中6人
2009.10.28 日経新聞
新型インフル 患者数100万人超す 道内4週続け全国1位
2009.11.30 北海道新聞
ちなみに、日本のインフルエンザ研究のトップが獣医であるというのも、なんだか不思議な気がする。
獣医がいけないというのではないが、あのプライドの高い医学の世界で、医師ではなく獣医がトップに立つには、なんらかの後ろ盾が必要なのではないか??
それはともかく、新型インフルエンザ自体では 37人の方が亡くなったという。
7月以降の推定感染者数は431万人だというから、11万6千人に1人だ。
重篤な副作用が出る5万5千に1人の半分の確率である。
ところで、季節性インフルエンザは、毎年1000万人くらいが感染し、直接の原因だけでも200人~2000くらいの人が亡くなっている。間接的な原因である場合も含めると、1万人くらいがインフルエンザで亡くなっているという。
間接で1000人にひとり、直接でも5000人にひとりだ。
つまり、新型インフルエンザの20倍の確率で亡くなっている。
季節性インフルエンザのワクチンでは、毎年100例ほど副作用の疑いが報告されている。(が、副作用と認定されるのは、ごくわずかである。)
これと比較すると、わずかに11日で255例の副作用が出た新型のワクチンは、やはり相当アブナイと言えるだろう。
しかも、これ国産ワクチンなのである。
輸入ワクチンが、どのくらい危ないのかというと、厚生労働省はこのように言っている。
(問1)海外産と国内産は何が異なるのですか?
海外で製造されたワクチンについては、
(1)現時点では国内での使用経験・実績(臨床試験を除く)がないこと、
(2)国内では使用経験のないアジュバント(免疫補助剤)が使用されていること、
(3)国内では使用経験のない細胞株を用いた細胞培養による製造法(国内産は鶏卵による培養)が用いられているものがあること、
(4)投与経路が筋肉内(国内産は皮下)であること、
(5)小児に対しては用量が異なること
など、国内で製造されたワクチンとは異なっています。
一番の問題は、このアジュなんとかという代物だ。
免疫補助剤とかいうが、要するに増強剤のようなものらしい。
これも同じ厚労省のページから、
ワクチンと混合して投与することにより、目的とする免疫応答を増強する物質。
これにより、同じワクチン量でもより多くの者への接種が可能となる。
一般的に、副反応の発生する確率が高いことが指摘されている。
なによりも、怪しいと思ったのは、薬剤師会の対応だ。
医療関係者100万人には、国産ワクチンが最優先で割り当てられた。
その中で、薬剤師や検査技師などの医療技術者は除かれた。
もちろん、医療事務や看護助手も。
で、100万人分の割り当てに、200万人以上の医療関係者が、私もうって~ と殺到した。
新型インフルエンザが、ほとんどの場合、季節性よりも軽いということ、死亡例も季節性よりもずっと少ないということを、ちゃんと知っているはずの医療関係者が、このような「われ勝ち」で「自分だけ助かりたい」とも取られかねない行動に出たのは、なぜなんだろう。
医療関係の中でも、薬剤師がもっとも、激烈に反応した。
患者に直接接触するレントゲンやエコーの技師に比べれば、まだしも安全かと思われる薬剤師が、この除外措置にモウレツに怒った。
「薬剤師も最優先に」ワクチン接種で不満の声
2009.11.3 読売
これによると、日本薬剤師会は要望書まで出したようだ。
もちろん、薬剤師もリスクを負っているのはわかるが、その他の技師も、受付のお兄さんお姉さんも、看護助手も、皆同じくらいのリスクがある。
にもかかわらず、薬剤師が過剰なまでの反応をしたのは なぜなのか。
おそらく、きっと、まずまちがいなく、彼らは輸入ワクチンを恐れている。
一般人には分からない、輸入ワクチンのことを、医療関係者は知っている。
薬剤師がもっとも過剰な反応をしたのは、輸入ワクチンの実態を、誰よりもよく知っているからだ。
国産ワクチンの2700万人の枠に入ろうと、彼ら医療関係者は、100万の枠に200万人が殺到したのに違いない。
このように、危なっかしいワクチンは、どのくらいインフルエンザを防いでくれるのか。
(問1)インフルエンザワクチンでどのような効果が期待できますか?
一般的に、インフルエンザワクチンは、重症化防止効果や発症予防効果が期待されていますが、感染防止効果については保証されておらず、新型インフルエンザワクチンについても、同様と考えられます。
そのため、頻繁に手洗いをすることや人混みを可能な限り避ける、などの感染予防策を講じることが必要です。
と、厚労省は、言っている。
「期待されている」なんていう言い回しは、どこかで聞いたと思ったら、そう、通信販売のダイエット食品の広告だ。
痩せます、というと薬事法か何かに引っかかるので、「1週間で3キロ減量も期待できます!」なんて言っている あれだ。
ようするに、期待できる というだけだということ。
まして、予防効果は、「あるかも知れないけど・・・ 知りません!」 とのことだ。
ワクチンを打たなくては、死んじゃうかも って真剣に思っている多くの人たちは、厚生労働省がこんなこと言っているなんて知ったら、どう思うのだろうか。
と、こうして見てくると、、ワクチン学者の河岡獣医が言った、「副作用のことをマスコミが騒ぐと、ワクチン対策が成り立たない」という発言が、いかに暴言かが見えてくる。
というか、いみじくも彼が言った「ワクチン対策」という言葉がすべてを語っているのかも知れない。
「インフルエンザ対策」でも「患者対策」でもなく、「ワクチン対策」。
そう、ワクチンをいかに売るかという対策。
怖いなと思うのは、もうひとつある。
「ワクチンの打たないのは非国民」とでも言い出しかねない、集団ヒステリーのような、ファシズム時代の隣組のような雰囲気だ。
ウチの家族は、例年もインフルエンザのワクチンは接種していない。
まして、1ヶ月しか治験をしていないようなワクチンなんて、体の中に入れたくない。
そう思っているのだけれども、子どもの保育園でも、妻の勤め先でも、ワクチンを打たないと明らかに白い目で見られる。
接種しないのは、ウイルスをばらまくテロリストだ てな具合に思われているらしい。
そうこうしているうちに、下の子がめでたく発症した。
3日前から咳や微熱があり、検査をしたら、うっすらだけれども、Aのところにラインが出ていた。
48時間以上経っているので、タミフルも拒否!
今のところ、微熱はあるけれども、どうということはない。
この調子で上の子にもうつってくれれば、危険なワクチンを打たなくてすむ。
もちろん、念のため急変しないように目は離さないようにしているけれども、人のもっている本来の力で対処せずに、ワクチンとかタミフルとかで なんとかしようという根性が、この世の中をおかしくしているオオモトなんじゃないか。
家づくりにも同じことが言えるし、ありとあらゆることにつながっていくのだけれども、今晩は眠いからそこまでは広げない。
ま、とにかく、インフルエンザに注意するのもいいけれども、インフルエンザ“症候群”には気をつけましょう。

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