2010-03-01(Mon)
敵は獅子身中の虫
東京地検特捜部を突撃隊とした、現政権へのクーデター。
この裏にいるのが何なのか。
漠然とCIA-自民党 というような従来の構図を想像していたけれども、どうやら勘違いしていたようだ。
自民党はすでに終わっていると見て良い。
しばらくはゾンビかキョンシーとして生き(?)ながらえるとしても、ことを構えるだけの力はもうないだろう。
それは、自民党の力の源泉であった財界や諸団体が、雪崩を打って逃げ出していることからもうかがえる。
また、長年にわたって自民党を支えてきた裏社会の面々も、金の切れ目が縁の切れ目になるのは明らか。
表と裏の支えを失った自民党なんて、新陳代謝の終わった老廃物質=垢のようなもんだ。
そんなものに、超エリート意識の塊のような検察が操られているというのは、どうもおかしい。
裏の裏にはアメリカの一定の勢力がいるのは間違いないとしても、それを日本で代行しているのは、もはや自民党ではない。
そんな気がする。
そう思うと、ずっと気になっているのが、副島隆彦さんが明かしていた「米国側で攻撃を行っているもの達の素顔」だ。
( http://www.snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi" target="_blank" title="今日のぼやき">今日のぼやき)
CSIS (戦略国際問題研究所)のマイケル・グリーンを筆頭に、100人ほどが日本で暗躍しているという。その日本側の子分が、暴政政務官である長島昭久と、渡部恒三の息子の渡部恒雄であるという。
どちらも、政権内部側の人間であることは言うまでもない。
渡部恒雄氏は、2005年までCSISの上級研究員として、日本の政党政治と外交政策、アジアの安全保障、日米関係全般についての分析・研究をしていた。現在も非常勤研究員。
現職は、笹川良一氏の流れをくむ東京財団の政策研究部ディレクターである。

「米軍再編後の米国の戦略」なんていうものも書いており、親父の恒三が、普天間飛行場の問題について、
「政権交代をしても安全保障や外交の問題など変わってはならないことがある。日本は(米国との)約束をきちっと守ると鳩山由紀夫首相にいずれかの時期に決断してもらう」(時事通信 2009.12.20)
なんて言っていることと、ぴったり符合する。
ここがクーデターの火元だとすると、恒三が長老然とした顔で「小沢君も云々」などとのたまっているのは、自作自演ということになる。
自分で仕掛けておいて、まるで他人事のように文句を言うのだから、悪質である。

マイケル-渡部-長島ラインがクーデターを起こしたのを見て、日和見していた仙谷やら前原なんかが乗っかったというところか。
現在の状況というのはおそらく、民主党内で、どちらに付くのかという内乱的な二者択一が迫られているのではないか。
特に閣僚に対しては、官僚が束になってそれを行っているのだろう。
脅したりすかしたり、たいへんな圧力がかかっているはずだ。
その「成果」が、次々と現れている。
以前の記事でも書いたし、きっこさんも「活断層の上の鳩山政権」で取り上げている、小沢環境相の原発積極推進もそうだ。
北沢防衛相と平野官房長官が進める、辺野古内陸案ももちろんだ。
全く期待はずれの千葉法相については詳細なレポートが、おなじみラターシュに魅せられてさんに書かれている。
なるほと、こうやって屈服させられて行くのか、ということがよく分かる。
それ以外でも、「国民の生活が第一」なのか、「官僚の栄達が第一」なのか、ようわからんことがボロボロと出始めている。
これは、クーデターに乗っかることで、官僚に妥協して楽をできる、という政権内の裏切り行為である。
マイケル-渡部-長島のクーデター勢力は、参院選で民主党に過半数を取らせないことを目標にして、選挙後に民主党の分裂、政界再編という形でクーデターを成就させようとしているのだろう。
そして、このまま行くと、それは現実になるかもしれない。
なぜか。
小沢一郎氏のカネの問題なんかじゃない。
そんなことで、民主党が負けるのならば、昨年の総選挙であそこまでボロ勝ちできるわけがない。
政治とカネのことなんかよりも、「生活が第一」という切実な思いで、政権交代に一票を託したのである。
その「生活が第一」という思いを裏切るようなことが、次々に出てくるから、国民は裏切られたと思い始めているのだ。
まさに、きっこさんが書いているとおりに。
民主党の支持率を下げ、参院選に黄色信号を点している主原因は、小沢氏ではなく、それどころかマスゴミの垂れ流し報道ですらなく、政権内の国民への裏切り行為なのである。
主犯は、渡部恒三(恒雄)、長島昭久。
共犯は、仙谷、前原、北沢、平野、小沢鋭仁、千葉。政権にとって、つまり国民にとってマイナスであることを自覚して動いている。
犯意はないかもしれないが、結果的に同調しているのが、岡田と枝野というところか。
敵は、いまや自民党などではない。
渡部恒三(恒雄)、長島昭久、それに、仙谷、前原、北沢、平野、小沢鋭仁、千葉。
これらの動きを、しっかりとチェックすべし。
彼らの失政は、間違いや力不足ではない。
政権沈没を狙った、意図的な国民への攻撃であると心得るべきだ。
ここで、短気をおこして、本当に民主党を過半数割れにしてしまうと、敵の思うつぼだ。
参院選は、選挙という方法で国民が生活を守る最初で最後の機会になるかもしれない。
ここで民意の力を主張できなければ、最低限の受け皿である民主党は崩壊する。
全面賛成ではなくても、小沢-鳩山ラインに票を下駄を預けることしか、当面の方法はない。
もしも、それで過半数をとっても、さらに裏切られたら、もう選挙というものが何の役にも立たないということを意味する。
そこから先は、圧政と暴発の歴史へ足を踏み入れることになるだろう。
そうならないことを祈りつつ、もう一度だけ、小沢一郎の「国民の生活が第一」に賭けてみよう。
そしてそのためにも、主敵は獅子身中の虫であることを、しっかりと見抜いて、鳩山政権とか民主党という十把一絡げの評価ではなく、身中の虫の裏切りについては、徹底的に断罪しよう。
そう思っている。

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この裏にいるのが何なのか。
漠然とCIA-自民党 というような従来の構図を想像していたけれども、どうやら勘違いしていたようだ。
自民党はすでに終わっていると見て良い。
しばらくはゾンビかキョンシーとして生き(?)ながらえるとしても、ことを構えるだけの力はもうないだろう。
それは、自民党の力の源泉であった財界や諸団体が、雪崩を打って逃げ出していることからもうかがえる。
また、長年にわたって自民党を支えてきた裏社会の面々も、金の切れ目が縁の切れ目になるのは明らか。
表と裏の支えを失った自民党なんて、新陳代謝の終わった老廃物質=垢のようなもんだ。
そんなものに、超エリート意識の塊のような検察が操られているというのは、どうもおかしい。
裏の裏にはアメリカの一定の勢力がいるのは間違いないとしても、それを日本で代行しているのは、もはや自民党ではない。
そんな気がする。
そう思うと、ずっと気になっているのが、副島隆彦さんが明かしていた「米国側で攻撃を行っているもの達の素顔」だ。
( http://www.snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi" target="_blank" title="今日のぼやき">今日のぼやき)
CSIS (戦略国際問題研究所)のマイケル・グリーンを筆頭に、100人ほどが日本で暗躍しているという。その日本側の子分が、暴政政務官である長島昭久と、渡部恒三の息子の渡部恒雄であるという。
どちらも、政権内部側の人間であることは言うまでもない。
渡部恒雄氏は、2005年までCSISの上級研究員として、日本の政党政治と外交政策、アジアの安全保障、日米関係全般についての分析・研究をしていた。現在も非常勤研究員。
現職は、笹川良一氏の流れをくむ東京財団の政策研究部ディレクターである。

「米軍再編後の米国の戦略」なんていうものも書いており、親父の恒三が、普天間飛行場の問題について、
「政権交代をしても安全保障や外交の問題など変わってはならないことがある。日本は(米国との)約束をきちっと守ると鳩山由紀夫首相にいずれかの時期に決断してもらう」(時事通信 2009.12.20)
なんて言っていることと、ぴったり符合する。
ここがクーデターの火元だとすると、恒三が長老然とした顔で「小沢君も云々」などとのたまっているのは、自作自演ということになる。
自分で仕掛けておいて、まるで他人事のように文句を言うのだから、悪質である。

マイケル-渡部-長島ラインがクーデターを起こしたのを見て、日和見していた仙谷やら前原なんかが乗っかったというところか。
現在の状況というのはおそらく、民主党内で、どちらに付くのかという内乱的な二者択一が迫られているのではないか。
特に閣僚に対しては、官僚が束になってそれを行っているのだろう。
脅したりすかしたり、たいへんな圧力がかかっているはずだ。
その「成果」が、次々と現れている。
以前の記事でも書いたし、きっこさんも「活断層の上の鳩山政権」で取り上げている、小沢環境相の原発積極推進もそうだ。
北沢防衛相と平野官房長官が進める、辺野古内陸案ももちろんだ。
全く期待はずれの千葉法相については詳細なレポートが、おなじみラターシュに魅せられてさんに書かれている。
なるほと、こうやって屈服させられて行くのか、ということがよく分かる。
それ以外でも、「国民の生活が第一」なのか、「官僚の栄達が第一」なのか、ようわからんことがボロボロと出始めている。
これは、クーデターに乗っかることで、官僚に妥協して楽をできる、という政権内の裏切り行為である。
マイケル-渡部-長島のクーデター勢力は、参院選で民主党に過半数を取らせないことを目標にして、選挙後に民主党の分裂、政界再編という形でクーデターを成就させようとしているのだろう。
そして、このまま行くと、それは現実になるかもしれない。
なぜか。
小沢一郎氏のカネの問題なんかじゃない。
そんなことで、民主党が負けるのならば、昨年の総選挙であそこまでボロ勝ちできるわけがない。
政治とカネのことなんかよりも、「生活が第一」という切実な思いで、政権交代に一票を託したのである。
その「生活が第一」という思いを裏切るようなことが、次々に出てくるから、国民は裏切られたと思い始めているのだ。
まさに、きっこさんが書いているとおりに。
民主党の支持率を下げ、参院選に黄色信号を点している主原因は、小沢氏ではなく、それどころかマスゴミの垂れ流し報道ですらなく、政権内の国民への裏切り行為なのである。
主犯は、渡部恒三(恒雄)、長島昭久。
共犯は、仙谷、前原、北沢、平野、小沢鋭仁、千葉。政権にとって、つまり国民にとってマイナスであることを自覚して動いている。
犯意はないかもしれないが、結果的に同調しているのが、岡田と枝野というところか。
敵は、いまや自民党などではない。
渡部恒三(恒雄)、長島昭久、それに、仙谷、前原、北沢、平野、小沢鋭仁、千葉。
これらの動きを、しっかりとチェックすべし。
彼らの失政は、間違いや力不足ではない。
政権沈没を狙った、意図的な国民への攻撃であると心得るべきだ。
ここで、短気をおこして、本当に民主党を過半数割れにしてしまうと、敵の思うつぼだ。
参院選は、選挙という方法で国民が生活を守る最初で最後の機会になるかもしれない。
ここで民意の力を主張できなければ、最低限の受け皿である民主党は崩壊する。
全面賛成ではなくても、小沢-鳩山ラインに票を下駄を預けることしか、当面の方法はない。
もしも、それで過半数をとっても、さらに裏切られたら、もう選挙というものが何の役にも立たないということを意味する。
そこから先は、圧政と暴発の歴史へ足を踏み入れることになるだろう。
そうならないことを祈りつつ、もう一度だけ、小沢一郎の「国民の生活が第一」に賭けてみよう。
そしてそのためにも、主敵は獅子身中の虫であることを、しっかりと見抜いて、鳩山政権とか民主党という十把一絡げの評価ではなく、身中の虫の裏切りについては、徹底的に断罪しよう。
そう思っている。

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