2010-03-24(Wed)

自分で言っていることを振り返るという作法

自分でもできているとは言いがたいが、極力書いたモノは読み返すようにしている。
2~3日してから。

頭がさめてから読むと、ちょっとなあ と思うこともある。
よほどのことがない限り、アップした記事は下げないけれども。

なんでそんなことを思ったかというと、最近わけのわからない論説(くだまき)が多すぎるように思うからだ。
ネットウヨの連中は、そもそもそういう思考構造をしているから仕方ないとして、政権交代まではその方向で発言していた人たちの中でも、どうもクダマキが多いような気がしてならない。

最近さかんに言われるのが、鳩山首相のリーダーシップの欠如。
そして、もう一つは、小沢幹事長の独裁。

言葉は違うけれども、一人の人が組織を引っ張ることを、よく言えばリーダーシップ、悪く言えば独裁だ。

鳩山はリーダーシップがないし、小沢は独裁だから、民主党はダメだ、と言っている人は、自分の言っていることがわかっているのだろうか。
おそらく、自分で吐いた言葉に対するリーディング能力が欠如しており、なおかつ言いたいことは言わなきゃ気が済まないという独善なのだろう。
こういう欠如と独善は、同居できるようだ。

何かと言えば、ドクサイドクサイと騒ぐ人たちは、是非とも海外に目を向けて、アウンサン・スーチーさんとか、ダライラマ14世なんかに、「独裁だ!」なんて言ってみてはどうだろうか。
彼らの配下にあるもので、その意向を「忖度」せずに行動している人はいないはずだ。

そんな意味のないことで、民主党の陰口をたたいて自分の人格を汚しているヒマがあったら、民主党の中でも、原子力の推進とか、官僚の御輿に完全に乗せられちゃったお大臣とか、そういう本当に害のある部分を徹底的に責めていただきたい。


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いつも楽しく拝読しています。

ところで。
独裁とリーダーシップは違うものだし、国民が望んでいるのは「透明で自由な議論を経たうえで、最後は責任者が決め、それに従う」というもの。

それを前提にしたら、今の民主党も内閣も、どっちも不合格ではないでしょうか。決して小沢独裁と鳩山のリーダーシップの欠如を批判するのは矛盾ではないと思います。

脱原発で官僚の言うなりになる大臣への怒りも分かります。しかしそれを容れて閣議決定するのは総理ですよね。「民主党は脱原発路線をいくべき」という前提に立った場合、もっとも批判されるべきは、大臣ではなく総理ではないでしょうか。本当に信念があるなら、大臣を説得して、あるいは更迭してでもことにあたるべきでしょう。官僚に乗せられた大臣は批判するが、大臣に乗せられた?総理を批判しないというのはなかなか通らない。

ですから、ブログの政策的主張には賛同することもおおいのですが、なぜ大臣は批判するのに総理への批判が少ないのかという疑問はぬぐえません。
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