2010-03-30(Tue)

久しぶりにブログを更新してみる

この数日、軽いうつ状態みたいだ。なんだか、自分の無力さが情けなくて、ブログの更新も滞っている。

そんなこんな言っている内に、普天間問題の政府案がしぼられつつある。と、言われている。実際には、本当にしぼるつもりなのかどうかはわからない。

昨年9月から半年間で、何がおきたのか。
はっきりしていることは、沖縄が「反対」でまとまったということ。
辺野古沖を推進していた勢力が、いつの間にか県外移設派になってしまった。

辺野古「推進」看板下ろす シュワブ陸上案に地元反発強まる
2010.3.29 沖縄タイムス

米軍普天間飛行場の移設先を名護市辺野古沿岸部とする現行案を条件付きで容認してきた普天間代替施設推進協議会(名護市辺野古、宮城安秀会長)は28日、現政府が検討しているキャンプ・シュワブ陸上への移設案に反対する姿勢を示し、事務所の看板を外した。

辺野古案を推進していたはずの仲井真知事など、すっかり反対派の先頭にたっているかのようだ。

「基地のない沖縄」明記 県振興推進委、21世紀ビジョン初策定
2010 年3月30日 琉球新報

県3役と部局長でつくる県振興推進委員会(委員長・仲井真弘多知事)は29日、県庁で会合を開き、2030年の将来像を描く県として初の長期構想「沖縄21世紀ビジョン」を策定した。米軍基地の在り方については、県議会の決議を尊重し、答申で「整理・縮小」にとどめていた文言を、「基地のない平和で豊かな沖縄」と修正し、“基地のない沖縄”を県民が望む将来の姿として明記した。

そして、アメリカも態度を変え、落としどころを探る段階に入っている。

普天間移設、米が地元の合意不可欠と指摘

2010.3.30 読売

岡田外相は29日午前(日本時間29日午後)、ワシントン郊外の米国防総省でゲーツ米国防長官と、29日夜(日本時間30日午前)には、カナダ・ガティノーでクリントン米国務長官とそれぞれ会談した。
 外相は沖縄県の米軍普天間飛行場移設に関し、現行計画の実施は難しいとする意向を示し、日本政府の新たな案を説明して「5月末」の決着を目指す方針を正式に伝えた。
 これに対し、ゲーツ長官は、移設には地元の合意が不可欠だとする見解を表明し、現行案が最善だとする米側の姿勢を暗に示した
 岡田外相は一連の会談で、「米国が現行案を最善とすることは承知しているが、現状では実現に移すには様々な困難がある。我々の考え方を検討してもらいたい」と要請した。


注意したいのは、赤字で示した部分は、読売が勝手に解釈しているということ。
他紙を見ても、ゲーツの発言は 「沖縄の海兵隊は日米同盟にとって極めて重要だ」 というもので、それを日本の新聞社が、自分たちの願望を込めて「辺野古沖しかない」「県外移設はだめ」と解釈しているに過ぎない。

だから、ロイターになると少し論調が違っていて

米国防総省は普天間基地めぐる日本の要請を「尊重」、代替案検討は約束せず
2010.3.30 ロイター

米政府当局者らによると、米政府側は合意済みの現行案を進めるというこれまでの方針を変える意向はないもよう。
 ある米政府当局者は会談終了後、「基本的に、今回の会談ではこれまでの協議からの変更はなかった」と語り、日本側がクリントン長官との会談で代替案の詳細を示さなかったことを明らかにした。 
 国防総省の声明によると、ゲーツ長官は岡田外相との会談で「沖縄の海兵隊は日米同盟にとって重要」との見解を強調。米国側は日本政府に対し、「軍事作戦上、かつ政治的にも(海兵隊の)駐留を確実に維持可能にするための支援」を期待するとした。


となっていて、要は具体的な代替案を示していないので、現行案からの変更はない ということ。
また、ゲーツの発言は、沖縄が全島あげて反米軍になってしまったことへの焦りともとれる。

自民党時代は、アメとムチでいやいやながらでも、米軍受け入れ派があったのに、この半年でどこを向いても
「出て行け」の声が充ち満ちている。
こんな環境で、駐留できるもんか! なんとかしろ! という悲鳴である。

なにせ、自民党を母体とするはずの知事までが「基地のない沖縄」を語りはじめてしまったのである。
話は普天間問題をこえて、在沖縄米軍全体にかかわることになってしまった。
僕(しもべ)であるはずの日本の大臣に対して、恫喝したくなる気持ちもわからないでもない。

かように、小沢-鳩山ラインのしかけた「迷走」戦略は功を奏してきたとは言える。
今や、自民党ですら辺野古沖を埋め立てろ とは公言できなくなっている。
むしろ、鳩山首相に、現行案のままになったら退陣しろ と迫っているくらいで、現行案を進めるなと行言っているに等しい。

こんな日本中が米軍出て行けという声ある声や声なき声に包まれているときに、のうのうと「辺野古沖を埋め立てろ」と言っているジイさんがいる。

小沢氏は首相にお仕えせよ
ハトよタカになれ! 渡部恒三・元衆院副議長

2009.12.14 JBPRESS

日米安保にも色々と問題はあるが、米国は自民党と日米安保を結んだのではなく、日本国と約束したわけだ。
 政権が代わったからといって、外交の基軸は動かせない。それは鳩山君もちゃんと承知している。私はこの問題に口出しはしていないが、行くべき所は決まり切っている。
(中略)
 ━━ 自民党政権時代の日米合意通り、年明けには辺野古への移設を軸に決着するということか。
そういうことだ。1~2カ月遅れたからといって、(日米同盟関係が)駄目になるという性格のものではない。


実は小心者とおぼしきこのジイさんは、年明けになっても辺野古を軸に決着する気配もないどころか、名護市長選挙で反対派の稲嶺氏が勝利するに至り、自民党と同じような「解決できなければ鳩山退陣」てなことばかり言っているが、まあ、はっきりしているのは、もともと辺野古移転を決めた自民党以上に辺野古移転に執着していることだ。

米軍は、移転費用をガッポリふんだくれば、最終的には手打ちになるだろうが、その前にこうした辺野古の利権に絡んだ一部の勢力を押さえ込まなくてはならない。
もちろん、移転費用の「ガッポリ」を一ドルでも一円でも少なく済ませる駆け引きもしなければならない。

鳩山政権に課せられた5月までの課題とは、そういうものなのだと思う。


自分が無力なんてことは、脱力の原因じゃないな。
そんなこと、ずっと前からわかっている。
なんていうんだろう。積み上げていくモノの脆さ とでも言うのだろうか・・・


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【最重要!共謀罪を上回るネット言論弾圧法案】

「宇宙のささやきに耳をすます」というブログの

3/8 と 3/30 日付の転載記事がシャレになりません。皆様に読んで頂きたい。転載元は、国際評論家の小野寺光一という人のメルマガ。

(突然に失礼致しました)

↑↑のコメントは間違っていると思う

《海外、県外が事実上不可能になった現在(防衛相、官房長官の発言より)、受け入れ派がいなくなったことにより普天間存続がかなり現実味を帯びてきているのですが、迷走が最悪の事態を招きつつあるのに功を奏してきたとどうして言えるのでしょうか?》
という意見は全面的に間違っているのではと思う。

石破氏等の自民党議員や国民新党の議員は、あらゆる公共事業同様に土地買占めでの利益最優先で、アメリカはいかに移転費用をぶんだくるかではないのかと思う。

もっとも正しい論はー
《そもそも普天間の移転と辺野古の基地建設は別々の話だったのに、マスゴミが関連付けて報道したせいで、アメリカにつけこまれ日本政府は選択肢が極めて減ってしまったというアフォ話。普天間の部隊はどうせグアムに移転するんだから、日本政府が移転先を決めてやる必要はないし、辺野古はアメリカの環境アセスメントで不可となっているので、放置しておけば建設はできない。日本政府はこの問題はほっとけばいいだけ》
このコメントが書かれていた記事「鳩山政権の役割は終わった。次は菅直人政権だろう。(文藝評論家・山崎行太郎の『毒蛇山荘日記』)」はーhttp://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/108.html

ただ僕としては、優柔不断な鳩山総理で参院選挙を戦った方がいいのではと思う。
その理由はー①民主党のあまりにもの大勝を防ぐ ②売国的閣僚たち(平野、岡田、北澤、前原一派、野田、長嶋等)の正体を国民がじっくりと知るのに最適な展開なのではと思う。
鳩山総理は、国民が思っている以上にはるかに頭がいいのかもしれないなと思う。

No title

>かように、小沢-鳩山ラインのしかけた「迷走」戦略は功を奏してきたとは言える

沖縄での数少ない「受け入れ派」がいなくなったことが「功を奏して来た」といえるのでしょうか?

海外、県外が事実上不可能になった現在(防衛相、官房長官の発言より)、受け入れ派がいなくなったことにより普天間存続がかなり現実味を帯びてきているのですが、迷走が最悪の事態を招きつつあるのに功を奏してきたとどうして言えるのでしょうか?

ちなみに自民党は石破政調会長が言っているように「辺野古沖」現行案通りにすすめるように主張しているので県外移設推進派ではありません。彼等が言っているのは衆院選の時に国外、最低でも県外といって現行案を白紙に戻したのだから、実現できなければ退陣しろ、と言っているだけです。分析がズレてますよ。


No title

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