2010-04-15(Thu)
命は止まり、原発は動き続ける
時間がないので、報道記事をメモ
島根原発点検漏れの件数増加か
2010.4.13 山陰中央新報
島根原発1、2号機(松江市鹿島町)で123件の点検漏れが発覚した問題で、点検計画表と点検記録の照合作業を進めている中国電力は13日、点検漏れ件数がさらに増える見通しを明らかにした。
同日の会見で、島根原子力本部長の清水希茂常務が「(疑いがあるものが)いくらかあるとの報告は受けている。ゼロではない」と説明。今月20日をめどに件数や内容などを把握し、その後に事実関係を精査した上で公表したい考えを示した。
約7万件に上る1、2号機の点検項目のうち、今回発覚した123件の点検漏れは、原発の中でも安全上、重要度が高い約1万3千件対象の調査で判明。残る約5万7千件について調べており、この中で新たな点検漏れの可能性が出てきた。
経済産業省から定期事業者検査の実施状況の総点検や再発防止策策定などの指示を受け、中電は「総点検」「再発防止策」など4チームで構成の緊急対策本部を設置。現在、約500人態勢で原因究明や総点検結果の妥当性、再発防止策について作業中。これらは外部の専門家や弁護士の意見を反映させてまとめ、今月30日までに同省に報告することになっている。
この日、同社の山下隆社長が島根原発で進む照合作業を視察。「原子力に対する信頼回復の土台になる。全力でやり抜いてほしい」と訓示した。
と、これが一昨日の13日の話だ。
ところが、驚いたことに、この日の朝に、点検漏れの原因分析の責任者が自殺(?)していた。
つまり、対策チームの中心的な人物が自殺(?)したその日に、何食わぬ顔をして、それには一切触れずに、中国電力の山下社長は訓辞を垂れていたのである。

二日間、おそらくは報道管制を敷いたうえで、今日になって発表したことになっている。
中国電力の部長自殺、島根原発の点検漏れ調査担当
2010年4月15日 読売新聞
中国電力(広島市)で島根原発(松江市)の品質保証を担当している電源事業本部の男性部長が、松江市内で自殺していたことがわかった。
同社の関係者らによると、部長は13日午前7時頃、松江市内の宿泊先のホテル駐車場で倒れており、病院に運ばれたが死亡した。泊まっていた10階の窓から飛び降りたとみられる。室内には遺書があったという。
島根原発1、2号機では、先月に計123件の点検漏れが発覚し、部長は、この問題を調べる緊急対策本部の原因分析チームの責任者だった。
この報道で異様なのは、各新聞社の文章が、ほとんど似通っていること。
記者が自分で書いた文章では無いと思われる。
それと、地元の山陰中央新報が部長の自殺(?)について報じていないことも変だ。
島根日日新聞にも見あたらない。
おとなりの日本海新聞には出ているのに。
ちなみに、報道管制した二日間に何があったかというと、
中電の姿勢に批判相次ぐ/市原子力発電所環境保全対策協議会/島根原発、点検漏れ問題で
2010.4.15 島根日日新聞
松江市原子力発電所環境安全対策協議会が十四日、松江市役所であり、島根原発1、2号機(松江市鹿島町)で過去に実施した定期検査で計百二十三件の点検漏れがあった問題などについて質疑が交わされた。
(中略)
中国電力の清水希茂島根原子力本部長は、「松江市民の皆さんの信頼を失う深刻な問題と受け止めている。改めて深くおわびしたい。徹底的な調査を行って対策を講じたい」と述べ、改めて陳謝した。
質疑では、委員が「把握した時点でなぜ公表しなかったのか」、「自治体にすぐに報告しなかったことを謝罪してほしい」、「すぐに原発を止めなかったのは採算のことがあっての事ではないか」と中電の姿勢を厳しく批判。
(以下略)
何百箇所も点検せずに運転し続けた挙げ句、それがわかっても2ヶ月間止めなかったのだから、責任者の自殺(?)を2日間隠しておくくらいは、何とも思っていないのだろう。
それにしても、このタイミングで原因究明の責任者が自殺)(?)とは・・・・・

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島根原発点検漏れの件数増加か
2010.4.13 山陰中央新報
島根原発1、2号機(松江市鹿島町)で123件の点検漏れが発覚した問題で、点検計画表と点検記録の照合作業を進めている中国電力は13日、点検漏れ件数がさらに増える見通しを明らかにした。
同日の会見で、島根原子力本部長の清水希茂常務が「(疑いがあるものが)いくらかあるとの報告は受けている。ゼロではない」と説明。今月20日をめどに件数や内容などを把握し、その後に事実関係を精査した上で公表したい考えを示した。
約7万件に上る1、2号機の点検項目のうち、今回発覚した123件の点検漏れは、原発の中でも安全上、重要度が高い約1万3千件対象の調査で判明。残る約5万7千件について調べており、この中で新たな点検漏れの可能性が出てきた。
経済産業省から定期事業者検査の実施状況の総点検や再発防止策策定などの指示を受け、中電は「総点検」「再発防止策」など4チームで構成の緊急対策本部を設置。現在、約500人態勢で原因究明や総点検結果の妥当性、再発防止策について作業中。これらは外部の専門家や弁護士の意見を反映させてまとめ、今月30日までに同省に報告することになっている。
この日、同社の山下隆社長が島根原発で進む照合作業を視察。「原子力に対する信頼回復の土台になる。全力でやり抜いてほしい」と訓示した。
と、これが一昨日の13日の話だ。
ところが、驚いたことに、この日の朝に、点検漏れの原因分析の責任者が自殺(?)していた。
つまり、対策チームの中心的な人物が自殺(?)したその日に、何食わぬ顔をして、それには一切触れずに、中国電力の山下社長は訓辞を垂れていたのである。

二日間、おそらくは報道管制を敷いたうえで、今日になって発表したことになっている。
中国電力の部長自殺、島根原発の点検漏れ調査担当
2010年4月15日 読売新聞
中国電力(広島市)で島根原発(松江市)の品質保証を担当している電源事業本部の男性部長が、松江市内で自殺していたことがわかった。
同社の関係者らによると、部長は13日午前7時頃、松江市内の宿泊先のホテル駐車場で倒れており、病院に運ばれたが死亡した。泊まっていた10階の窓から飛び降りたとみられる。室内には遺書があったという。
島根原発1、2号機では、先月に計123件の点検漏れが発覚し、部長は、この問題を調べる緊急対策本部の原因分析チームの責任者だった。
この報道で異様なのは、各新聞社の文章が、ほとんど似通っていること。
記者が自分で書いた文章では無いと思われる。
それと、地元の山陰中央新報が部長の自殺(?)について報じていないことも変だ。
島根日日新聞にも見あたらない。
おとなりの日本海新聞には出ているのに。
ちなみに、報道管制した二日間に何があったかというと、
中電の姿勢に批判相次ぐ/市原子力発電所環境保全対策協議会/島根原発、点検漏れ問題で
2010.4.15 島根日日新聞
松江市原子力発電所環境安全対策協議会が十四日、松江市役所であり、島根原発1、2号機(松江市鹿島町)で過去に実施した定期検査で計百二十三件の点検漏れがあった問題などについて質疑が交わされた。
(中略)
中国電力の清水希茂島根原子力本部長は、「松江市民の皆さんの信頼を失う深刻な問題と受け止めている。改めて深くおわびしたい。徹底的な調査を行って対策を講じたい」と述べ、改めて陳謝した。
質疑では、委員が「把握した時点でなぜ公表しなかったのか」、「自治体にすぐに報告しなかったことを謝罪してほしい」、「すぐに原発を止めなかったのは採算のことがあっての事ではないか」と中電の姿勢を厳しく批判。
(以下略)
何百箇所も点検せずに運転し続けた挙げ句、それがわかっても2ヶ月間止めなかったのだから、責任者の自殺(?)を2日間隠しておくくらいは、何とも思っていないのだろう。
それにしても、このタイミングで原因究明の責任者が自殺)(?)とは・・・・・

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