2010-07-19(Mon)

恐怖のストーリー「前原ヒーロー化計画」

病み上がりなので 簡単に書いておく。

主敵は 前原誠司 と見た。

菅、枝野は使い捨て要員。
仙谷は、メインを張れる玉じゃない。
その他は、半玉以下。

黒幕はウジャウジャいるけれども、表に立つターゲットは、おそらく前原誠司に絞られてくる。

沖縄のサイフのひもを握っている。
そして、9月の沖縄の自治体選挙にむけて、裏工作に走っているという。

岩上安身さんの報道を、下記に早雲さんがピックアップしている。

「前原大臣は保守派の前名護市長と密会し、稲嶺市長リコールの画策をやっている。沖縄の怒りはすごい。」
(晴耕雨読 2010.7.17 より)

稲嶺市長のリコールを画策しているという可能性もあるが、もっと危ないシナリオは、前原をヒーローに仕立てる というもの。

「俺に任せてくれ」と、沖縄の暗闇をゴキブリのように走り回った挙げ句に、「辺野古での日米合意見直し」という特大の土産をアメリカからもらってくる、というストーリー。
そこに、地元ゼネコンを喜ばせる、何らかの地元振興策を上乗せさせれば、前原は沖縄だけでなく、日本中からヒーロー扱いされるのは間違いない。

アメリカが、辺野古案にこだわった理由は、一つには核貯蔵庫があるのではという疑惑もあるが、なによりも、「属国日本に言われて撤退するのはまかり成らん」ということだ。

逆に言えば、日本が平身低頭恭順の意を表し、その上でアメリカ自身の都合でテニアンかどこかへ移設するのは、構わないはず。
アメリカ国内で、材沖米軍不要論が出ているのは、その兆候ではないかと思われる。

言うまでもなく、もしも辺野古案が撤回されることになったら、それは沖縄の怒りに火がついたことが原動力であり、原因である。
そして、敢えて言えば、最後に裏切ったとはいえ、熾火に油を注いだのは小沢-鳩山ラインであった。

この状況を、ぐるりっとひっくり返して、うまいこと利用してやろう、というのが、前原ヒーロー化計画だ。
常にアメリカの指令に従い、沖縄に不利になることばかりやってきた前原が、アメリカからもらったお土産でヒーローに成り上がる。

党首選はダントツ、支持率も史上最高、そんな第2次前原内閣が誕生してしまったら、どうなるか。
あのファシスト然としたコイズミすら上回る、冷血内閣が暴虐の限りを尽くすだろう。

コイズミや前原に共通していること。それは、恥 という概念が彼らには存在しないことだ。
恥を知らない人間ほど、始末に負えないものはない。

恥を知らず、アメリカの指令に忠実で、国民の生活なんて露ほども気に掛けない、それなのに支持率が最高。
これはまさに、コイズミの再来である。

しかも、政権交代した民主党から出てくること、沖縄の支持を取り付けることにより、より一層草の根の支持を得ているように偽装できる。
すなわち、限りなくファシストにちかい、ということだ。

辺野古案が撤回されることは、望んでやまないが、しかし、こんな最悪のストーリーのために利用される可能性も、考えておかなくてはなるまい。

ああ、想像するだけでも、恐ろしい。
暑苦しい夜が、寒くなってきた。


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前原大臣は保守派の前名護市長と密会し、稲嶺市長リコールの画策をやっている。沖縄の怒りはすごい。

前原大臣は保守派の前名護市長と密会し、稲嶺市長リコールの画策をやっている。沖縄の怒りはすごい。(岩上安身) 投稿者 蔦 日時 2010 年 7 月 17 日 から転載します。 岩上安身氏による、100714上杉隆インタビュー動画(USTREAM)より書き起こしました (この部分

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No title

辻元離党

敗残

春の夕暮れには
鼻をすすりながら
奴隷である自分の足跡のまま

今日もまた生き延びてしまったなと
枝の先から燃え尽きてゆく
二列の街路樹たちの道

どこでどう
お前と生き別れてしまったのかと
ひと擦りのマッチで暗闇へと火を点せば
きらきら
憎しみに輝く野良猫の両眼

じわじわと腐りつつある
都市もそれ以外も
中心を失ってしまった

散花と人身事故だらけでは
いずれ革命や暴動が起こることだろう
火酒を流し込んでは
思わずうめき声に
また最深の熾火が燃えあがる

敗残は まだまだだ
それは誰からも忘れられたおき火
だからいつだって
燃え尽くすことが可能なのだと
俺の最奥のテロリストがつぶやく

辺野古=金の成る木

アメリカの狙いが金だけならば、この最悪のシナリオも確かにありですね。
沖縄の反対で辺野古に基地を作れないならば、グアムやテニアンへの移転の可能性を示して、辺野古での基地建設費を上納させるのがアメリカにとって得策です。
日本政府が先に金を出して、辺野古移転が消えないというお子様交渉をするのではと心配しています。特にマエハライちゃんの場合は。

日本も財政が苦しいという理由で、思いやり予算を徐々に減額していけば、存在意義のない普天間から米軍は自動的に撤退していくと思うのですが・・・。

> コイズミや前原に共通していること。それは、恥 という概念が彼らには存在しないことだ。
恥を知らない人間ほど、始末に負えないものはない。

そして、早晩あの男の時代が来る。チョビヒゲも生やして国政の頂点まで登りつめるだろう。
もちろん公約は「消費税2万%に引き上げ」だ!

権力の座が全て

売国派に共通する権力の座が全ての人生。
前原&石破で米国の代理で戦争のできる日本。
ご主人は米国。
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