2011-01-15(Sat)

郊外楽園プロジェクト その2

■ こんな時代だから

不愉快なニュースばかりで、げんなりする。

黙っていれば、大衆増税、農業壊滅、官僚天国、そして米軍編入 というコースに進んでいくことが決定的になった。

一部の都市生活者、つまり世の中のウワズミ以外は、いよいよ生活に困窮し、その多くが軍隊へと吸収されていくだろう。

アメリカの日本利権グループのシナリオでは、おそらくこの時期に菅直人はお払い箱のはずが、菅はすさまじい権力欲で首相にしがみついている。
その見返りとして、奴隷頭の姿をむきだしにしている。あのコイズミですら、ここまではやらなかった。

「政治とカネ」の問題とは、税金の問題だ。
生活に追われるものから税金をむしり取り、それをアメリカに貢ぎ、おこぼれを高級官僚と奴隷政治家が分け合う。
これが、本当の「政治とカネ」の問題だ。

食糧自給率とは、農業で飯が食えない という問題だ。
農業の大規模化では、本当の自給率は実現できない。
仮に日本国内で作っていても、経営権を外資にとられるからだ。
TPPは、輸入自由化と農地簒奪の二重攻撃で、日本の自営農家を壊滅していく。

選挙結果にかかわらず、つねに日本の政治は官僚が決定し実行する。
政治家は、官僚の要請通り国会を運営する。
いうことを聞かない政治家は、検察庁とマスゴミが抹殺する。

自衛隊は米軍の肩代わりを求められる。
アメリカが辺野古カードをちらつかせながら求めているのは、「共通戦略目標」、つまり米軍の戦略に日本が参加する、ということ。
在日米軍が大幅に撤退した後、自衛隊が「在日米軍」として機能すること。

もちろん、唯々諾々とこんなコースを進ませてはならない。
小沢一郎を筆頭に、政権交代の果実を取り戻そうという勢力とともに、声なき声も今や声ある声を上げている。
その一方で、私たちは日々生きて行かなくてはならない。
どうしたら生き延びていけるのか。それも、楽しく。

死屍累々のなかで自分だけ生き残っても楽しくない。
心に鎖をつながれて、奴隷のように従順に生きても楽しくない。

どうしたら、楽しく、かつ玉砕せずにギリギリ生き延びていけるか。
そのイシューに対する答えが、「郊外楽園プロジェクト」なんじゃないかと。

まだ漠然とした構想だし、何も立証できたわけでもない。
ただ、そこに答えがありそうだ、という心の声がする。

郊外楽園プロジェクト」の肝は何か と考えてみた。
ニュータウンの再生とか、食の安全とか、安価な住宅とか、菜園生活とか、色んな要素はあるけれども、一番の肝は「シェア」ということだと思う。


■ ショユウ から シェア に

といっても、原理的な共産主義を持ち出すつもりはない。
というか、原理的な共産主義なんて、分かるようで分からない。
(共産党員も反共主義者も99.99%は共産主義なんて知らないだろう)

シェアといって思いつくのは、ワークシェアリングとシェアハウス。
どちらも、限られた資源を、必要に迫られて否応なく分け合うというイメージ。

でも、ここで言いたいシェアは ちょと違う。
分割ということよりも、境界の不明瞭さ というところに重点がある。

「個」の周縁部がボヤボヤっとして、そのあたりを色んな人が重なり合って共有している というイメージ。
最近増えてきた、自転車やクルマのシェアは、わりと近いかもしれない。

住宅の分野で一番良くあるのは、オープン外構。
塀や柵や生け垣を作らずに、道路やお隣とのあいだが陸続きのオープンになっている。

日本のばあい、後からチェーンを張ったりして台無しにしているところも多いが、柵や塀を作らないと明らかに広々として見える。
そして、なんとなく心の広い人が住んでいるような気がする。(実際は知らないけれども)

逆に、忍び返しの付いた塀や、背の高い生け垣、そしてあの擁壁に囲まれた住宅地は、敷地は広いのに見た目にせせこましいし、心が寒い。

シェアというのは、物質的にはバブリーじゃなくても、気分的に暖かくなれる。
と同時に、シェアすることによって、物質的にも合理的である。

いわゆる助け合いやボランティアとも違う。
ボランティアは施しであり、高い目線から「してあげる」ものだ。
いくらきれい事をいっても、実際はそうだ。

シェアは、その辺もあいまいで、そもそも目線というものが設定されていない。
各人は各人で勝手に生きている。けれども、その周縁部は占有権がアイマイで、色んな人が重なっている。

電車で席を譲るのも、助け合いというと、ひとつの価値観で「ねばならない」ということになる。
しかし、シェアは自分が勝手にやる。譲れるときは譲るけれども、自分がしんどいときは自分が座る。
そのことに誰も非難はしない。お互いに強制も遠慮もない。

どこまでシェアするのか、有象無象のいるこの世の中でそんなことが成り立つのか、などなど問題は多い。
けれども、多世代シェアハウスとか、自発的なコレクティブハウスとか、先行する事例も少なくない。
こうした事例を検証しつつ、そこに菜園という大地との結びつき(自然と人間のシェア)が核になることで、「郊外楽園」の姿は次第に浮かび上がってくるだろう。


■ 郊外楽園研究会 はじめます!

そうそう、自然と人間というフレーズを書いて思い出した。
共生とシェアも違う。
だいたい、共生なんてゴマカシだ。きれい事だ。

自然はそんなに優しくないし、人間に限らず生きるということは自然の搾取に他ならない。
しかも、人間はその搾取のキャパが他の生き物とは比べものにならないほどデカイ。
だからせいぜいのところ、自然を侵しつつ自然を絶滅させない、人間を苦しめつつ人間に食べものを与える、そういう他人行儀な関係しか存在し得ない。
それが、自然と人間のシェアと言うこと。

「郊外楽園プロジェクト」は、まだまだ考えなくてはならないことがてんこ盛りだ。
同時に、考えてばかりじゃなくて、手を付けられるところから実践していくこともやっていきたい。

前の記事でも書いたように、郊外楽園研究会を始めたい。
新年会をかねてやりたかったのだけれど、日程的に1月は無理なので、2月5日(土)に第1回会合を行います。

日時:2月5日(土)17:00~
場所:明月社(大阪地下鉄御堂筋線江坂駅近く)
連絡:info@mei-getsu.com ←小文字で
(会議終了後、軽く一杯行きましょう)

参加したい方、興味のある方、質問のある方は、どこのどちら様か明記の上、メールにてご連絡ください。

幸いにして前の記事にも数名の方から参加希望の連絡をいただいています。
不動産関係の方、建築関係の方、無関係の方、楽園生活をめざしたい方、どんどんいらしてください。

楽しい研究会(と飲み会)で、史上最悪の政治の低気圧を吹き飛ばしましょう。


参考:郊外楽園プロジェクト(2010.12.20の記事)

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昨日はサッカー・アジア杯で日本が大善戦した。点を取られては取り返し、ついに逆転して逃げ切った。
相手はカタールだったが、開催国のメンツで南米やアフリカ出身の格上選手たちが何人もプレーしていたのである。しかも、日本は完全アウェイの厳しい判定のせいで退場者まで出していた。
だが、一丸となった選手のファイトは本物だった。勝った後のインタビューでも、ハッタリかますこともなく、置かれていた状況の冷静な分析を踏まえて、劣勢を撥ね返すために無我夢中で闘っていたことがひしひしと伝わってきた。誤魔化しが一切通用しない世界の真剣勝負ならではと思う。こんな選手たちなら、仮に負けたとしてもまだまだ応援したいと思う。

> 黙っていれば、大衆増税、農業壊滅、官僚天国、そして米軍編入 というコースに進んでいくことが決定的になった。

上のような日本代表の対極にいるのが空き菅だ。本来なら果敢に闘わなければならない相手-「米・官・業・電」を前にして「アウェイ」状況に怯み、それを誤魔化し、ウソをつきまくって「3-0で勝ちます、みなさん!」などとほざく哀れな男。こんなヤツに勝手に「10-0で惨敗」にされていいはずがない!

党内クーデターの要請

昨年2月には民主党党内クーデターの要請が、岡田外相と菅財務相を窓口にして、米国からあったようです。
ウィキリークスが暴露したとか。
参考に、このブログhttp://blog.goo.ne.jp/aibatatuya

最後に正義は勝つ、お天道様は観ている。

こら明月
前にひとのコメント消しておいて
かわぶた大王とかいうくずコメントは残すのか?

不公平で大局観のないブログ主だな

それより以下の記事ぐらい見とけよ
http://twitter.com/tosa_suigei/status/28019116266749953

いよいよウィキリークスで核心部分が出てきた

郊外楽園研究会

「郊外楽園研究会」楽しそうですね。
私は去年まで江坂で仕事をしていましたが
岡山の郊外楽園に引っ越して、すでに郊外楽園生活をしています。
田舎はいいですよ。
空き家もいっぱいあるし、皆さんで引っ越してくればいいのに。

戦前同様に官僚ファシズムの走狗のマスコミから変えるべきかも

一行政組織にすぎない検察官僚が司法を下請け機関にして、財務官僚は徹底的にこの国の経済や社会の破壊を目指すという官僚ファシズムの両輪ではと思う。ただ彼らに反対すると即抹殺されてしまうので、彼らの走狗のマスコミから変えてゆくしかないのではと・・

それと、自給自足促進のためには、以前ここのブログで提案されてたような・・「すべての日本人別荘を」のために、故童話作家エンデがNHKで提唱していてたような「地域通貨」(徐々に減価していって最後には貨幣価値ゼロとなる通貨)がいいのではと思う。
これこそが景気回復(アメリカと官僚は望まないが)と、消費税等の・・偏った富を再配分するための税金以外の税の無税化(これも同上だが)に最適なのではと思う。

そして、その「地域通貨」が減価する直前の混乱を避けるために宝くじ昨日を持たせて・・その商品にはー①「別荘」(憲法違反の自衛隊の四分の一づつローテンションさせて国有地に作ってもらう。自然エネルギーのうちの大規模で私企業には難しい地熱発電も)や ②地場産品だと、ほとんど費用がかからない上に・・その別荘建築や橋・林道建造や送電や害獣駆除や放置林野再生等は再就職の難しい自衛隊員やこの国の自然環境・災害被害防止にもとても寄与するのではと思う。

「かわぶた大王」なんてHNのとおり、ガキ丸出しの書込みはみっともないですよ。
もっと広い視野を持ちましょうね。

No title

米中のいずれにつくかという選択で、国民がアメリカ側につく
(尖閣や沖縄を奪い取ろうとする中国とは仲良くできない)という判断をしている以上、アメリカ側に与するのは当然で、

普天間移転問題で大ポカをやった民主党の場合、
アメリカのご機嫌をとるためにはTPPに加盟をするという方向に
つっぱしりたくなるのも解る話で、
(自分がそれに賛成しているという意味ではない)

政策立案能力がない民主党が官僚天国を容認する結果になるのも
当然の帰結で、

それが嫌だったら保守回帰をして自前の軍事力で中国を跳ね返して、アメリカに対しては「自分のことは自分でやれます」
というよりほかになくて、

戦争はいや、経済は回復させたい、農業は守りたい、汚職をなくしたい、あれもほしい。これもやってくれ。

なんてのはたんなるガキの我侭なんだけどなぁ。
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